味いちもんめ 33巻

味いちもんめ 33巻
全33巻完結 ポイント還元
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690pt/759円(税込)

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▼第1話/和洋中▼第2話/出汁(ダシ)▼第3話/イカ包み▼第4話/小言寿司▼第5話/かき揚げ▼第6話/磯の香●登場人物/伊橋 悟(新宿の料亭「藤村」の 板前。ヘラヘラしているが根性はある。板前の真打ちである“煮方”として、頑張っている)、ボンさん(「藤村」の“油場”。坊さんから転職した遊び人)、熊野(「藤村」の調理責任者“花板”。通称・親父さん)、谷沢(伊橋の先輩。「藤村」のNo.2の“立板”で、気の優しい朴訥とした青年)、渡辺(通称・ナベ。激安ショップの店員から板前になろうと転身。「藤村」の板前見習い“追い回し”に)、東達也(フレンチや中華など、さまざまな店を渡り歩き、「藤村」にやってきた料理人)●あらすじ/“藤村”に、ある田舎ホテルから助っ人の依頼が舞いこみ、伊橋と東がでかけることになった。そのホテルに着いた伊橋は、料理の献立を見てビックリ! 刺身、ステーキ、酢豚など、和洋中ごちゃまぜだったのだ。「バラエティーに富んでいるほうが客受けがいいから」というのがその理由なのだが、伊橋はどうも気にくわない。結局、洋食と中華を東が、和食は伊橋が担当することになる。気が進まないながらも手を抜かず料理する伊橋だったが、お客さんの反応はイマイチで……(第1話)。●本巻の特徴/原作者あべ善太氏の遺作となる『カントク日記』(全4話)を巻末に収録。

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  • 味いちもんめ 1巻

    価格:690pt/759円(税込)

    ▼第1話/アヒルの初登板▼第2話/ボンさん▼第3話/ねじ梅▼第4話/修業(アヒル)仲間▼第5話/名残茄子▼第6話/スダチと松茸▼第7話/寒鰤▼第8話/与の重▼第9話/河豚鍋●登場人物/伊橋悟(料亭「藤村」の追い回し。料理学校を首席で卒業したのが自慢)、熊野(「熊野」の調理責任者の花板。通称・親父さん)、横川(「藤村」の立板[にばん])、谷沢誠(伊橋と同い年だが、「藤村」では3年先輩の料理人。しっかりしているが無口)、栗原(「藤村」の料理人)●あらすじ/伊橋は、新宿の料亭「藤村」に入ったばかりの新米料理人。料理学校を首席で卒業した自信から、洗い物やゴミ捨てなど雑用ばかりやらされる“追い回し(アヒル)”に飽き飽きしていた。伊橋の不満を聞いた立板の横川は、その腕前がどの程度のものなのか、追い回し歴3年の谷沢と「桂剥き」をやらせてみるが……(第1話)。●本巻の特徴/主人公の伊橋はもとより、料亭「藤村」で働く個性的な脇役達が次々に登場する。その初登場場面も見物。●その他の登場キャラクター/ボンさん(坊さんから料理人に転職した遊び人)(第2話)、田辺(熊野の兄弟子で、現在銀座の有名料亭「柳亭」の花板)(第4話)、塩崎先生(料理評論家)(第4話)、ゆき(「藤村」」の美人仲居)(第6話)、坂巻(横川の代わりに「藤村」に入った立板)(第6話)●その他のデータ/料理包丁、スダチ、カボス(表紙写真)、土瓶蒸し(扉写真)、アヒル(第1話)、桂剥き(第1話)、河豚(第2話)、むきもの(第3話)、葉唐辛子の辛煮(第5話)、名残茄子(第5話)、松茸(第6話)、スダチ(第6話)、鰤・出世魚(第7話)、黒豆・お節料理(第8話)、河豚刺し・河豚鍋(第9話)
  • 味いちもんめ 2巻

    価格:690pt/759円(税込)

    ▼第1話/茶わんむし▼第2話/花菜漬(はななづけ)▼第3話/朴葉(ほうば)ミソ▼第4話/辛子(からし)と小茄子(こなす)▼第5話/若竹煮▼第6話/いもぼう▼第7話/祝い膳▼第8話/ちぢみ蛸(だこ)▼第9話/柳刃包丁▼第10話/芋明月(いもめいげつ)●登場人物/伊橋悟(料亭「藤村」の追い回し。料理学校を首席で卒業したのが自慢)、熊野(「熊野」の調理責任者の花板。通称・親父さん)、坂巻(「藤村」立板[にばん]。ニヒルだが、腕の立つ板前)、ボンさん(坊さんから料理人に転職した遊び人。油場を任される)、谷沢誠(伊橋と同い年だが、「藤村」では3年先輩の料理人。しっかりしているが無口)、栗原(「藤村」の料理人)●あらすじ/熊野は、腫瘍ができて入院した妻・静子が心配でならない。熊野には、もう一つの心配事があった。それは、現在一浪して受験勉強に励んでいる娘・恵美のことだった。妻の入院準備をしていたある夜、恵美の頼みで熊野が久し振りに茶わんむしを作る。父が作る茶わんむしは、恵美にとって風邪で寝込んだ小学生の時以来、十数年振りに味わう温かな“父の味”であった。ある日、谷沢から茶わんむしの作り方のコツを聞かれた熊野は「蒸す者の気持ちが乱れると きめ細かには固まらん」と自分に言い聞かせるように語り、自ら作るのだった……(第1話)●本巻の特徴/料亭「藤村」が改築することになる。その間、伊橋と谷沢は料理修業も兼ね、熊野の弟分・富田が営む料亭「花家」の助人として京都に行く。その京都には、「昔遊んだ懐かしい街」だと、なぜかボンさんが待っていた……京都編(3話)も収録。●その他の登場キャラクター/熊野静子(熊野の妻)(第1話)、熊野恵美(熊野の娘)(第1話)、川島(「藤村」の料理人)(第2話)、富田(京都で料亭「花家」を営む、熊野の弟分の料理人)(第3話)、奥出(京都の料亭「花家」の立板)(第4話)、寒川(京都の料亭「花家」の煮方)(第4話)、竹村清(京都の料亭「花家」の追い回し)(第4話)、井田ゆう(京都の筍堀の名人)(第5話)、ひな子(ボンさんの京都放蕩時代に贔屓にしていた舞妓)(第6話)、吉武(熊野の師匠。京都の名料亭「吉川」主人)(第6話)、沢井(沢井電機社長。「藤村」の常連)(第10話)●その他のデータ/里芋、小茄子(表紙写真)、鰹節、鰹節削り(扉写真)、茶わんむし(第1話)、菜の花(第2話
  • 味いちもんめ 3巻

    価格:690pt/759円(税込)

    ▼第1話/田楽▼第2話/秋の香り▼第3話/落ち鮎▼第4話/深川丼▼第5話/子持ちカレイ▼第6話/茶懐石▼第7話/土佐作り▼第8話/朝粥 ●登場人物/伊橋悟(料亭「藤村」の追い回し。料理学校を首席で卒業したのが自慢)、熊野(「熊野」の調理責任者の花板。通称・親父さん)、坂巻(「藤村」立板[にばん]。ニヒルだが、腕の立つ板前)、ボンさん(坊さんから料理人に転職した遊び人。油場を任される)、谷沢誠(伊橋と同い年だが、「藤村」では3年先輩の料理人。しっかりしているが無口)、栗原(「藤村」の料理人) ●あらすじ/ある日、「藤村」の休憩室でテレビを見ていると、伊橋の父親が映し出された。自分の家庭について、多くを語らない伊橋だが、その父親は大学教授で高名な経済学博士であった。今から6年前、大学進学を強要する父親と衝突した伊橋は家を飛び出し、以来一度も帰っていないのだ。ある日、ホテルのパーティで出す屋台の助人を頼まれた伊橋は、来賓客の中に父親の姿を発見する……(第1話) ●本巻の特徴/若き日の坂巻に料理人としての心構えを教えてくれた“うるさい客”とのエピソード(第2話「秋の香り」)や、「藤村」を辞めさせられた横川との再会(第3話「落ち鮎」)など、心温まる話が収められている。 ●その他の登場キャラクター/伊橋栄蔵(伊橋の父。東南大教授の経済学博士)(第1話)、伊橋学(伊橋の兄。商社に勤める秀才)(第1話)、椎名(坂巻が駆け出しの頃に出会った食通)(第2話)、城東大学グルメ研究会(第2話)、横川(第3話)、外崎(外務省に勤めている「藤村」の客)(第4話)、ハワード・ジョーンズ(貿易交渉で来日したアメリカの官僚)(第4話)、竹村清(京都の料亭「花家」の追い回し)(第6話)、亀本先生(伊橋の高校時代の恩師)(第7話)、山崎先生(川島の中学時代の恩師)(第7話)、福田(伊橋の高校時代の友達で、現在お粥のチェーン店の店長)(第8話) ●その他のデータ/鮎(表紙写真)、蒟蒻田楽(第1話)、松茸(第2話)、鮎(第3話)、鮎の煮浸し(第3話)、カレイ(第5話)、ヒラメ(第5話)、粥(第8話)、梅干し(第8話)
  • 味いちもんめ 4巻

    価格:690pt/759円(税込)

    ▼第1話/虎魚(おこぜ)▼第2話/鰯の味▼第3話/メデ鯛!▼第4話/雷干し▼第5話/イモ試合▼第6話/栗強飯▼第7話/若狭焼▼第8話/新米▼第9話/大名おろし ●登場人物/伊橋悟(料亭「藤村」の追い回し。お調子者だが根性はある)、熊野(「熊野」の調理責任者の花板。通称・親父さん)、坂巻(「藤村」立板[にばん]。ニヒルだが、腕の立つ板前)、ボンさん(坊さんから料理人に転職した遊び人。油場を任される)、谷沢誠(伊橋と同い年だが、「藤村」では3年先輩の料理人。しっかりしているが無口)、栗原(「藤村」の料理人) ●あらすじ/岩田は、「藤村」でもベテランの仲居。盛り付けの間違いや料理の味の善し悪しなど、すぐに見抜いてしまうので、花板の熊野からも一目置かれていた。だが、口の悪い伊橋は、その個性的な風貌を“オコゼ”にそっくりなどと陰でからかっていた。ある日、ボクシングの日本チャンピオン・辻本が「藤村」を訪れる。辻本は、試合当日の昼食は、岩田の細やかな気配りで落ち着ける「藤村」ですると決めているのだ。しかし、今回は減量に失敗して体調を崩していた。これを見て取った岩田は、特別に「おぼろ梅」を用意させる。この一品が辻本の食欲を呼び起こし、減量の失敗で危ぶまれた防衛戦に勝つことができた。確かに岩田の風貌は、虎魚(おこぜ)同様いかついが、その中身も虎魚(おこぜ)同様、逸品の「藤村」の名物仲居であったのだ(第1話)。 ●本巻の特徴/テングになりかけた幼なじみの落語界の大御所を、焼けこげたさんまで諭す熊野の話(第2話「鰯の話」)。坂巻の第一子誕生を祝おうと鯛を釣りに行き、危うく遭難しかける伊橋の話(第4話「メデ鯛!」)や、永く「藤村」で修業した栗原に料理人としての自信を付けさせ、温かく新天地に送り出す話(第6話「栗強飯」)などを収録。 ●その他の登場キャラクター/岩田(「藤村」の仲居。通称オコゼさん)(第1話)、三遊亭沿革(熊野と幼なじみの「藤村」の常連。落語界の大御所)(2第話)、吉田サト(伊橋に雷干しを教えた老人ホームのお婆さん)(第4話)、長友泰典(「藤村」の新入りの追い回し)(第8話) ●その他のデータ/おぼろ梅(第1話)、イワシの辛煮(第2話)、奉書焼き(第5話)、スズキ(第5話)、大谷(栗原を引き抜きにきた、渋谷の料理屋「白井」の花板)(第6話)、甘鯛・ぐじ(第7話)、若狭焼(第7話)
  • 味いちもんめ 5巻

    価格:690pt/759円(税込)

    ▼第1話/キンピラ▼第2話/大根尽くし▼第3話/小鍋だて▼第4話/厄日!?▼第5話/冬の雷▼第6話/草餅▼第7話/雛の宴▼第8話/春の海▼第9話/兄弟子(にいさん) ●登場人物/伊橋悟(料亭「藤村」の追い回し。お調子者だが根性はある)、熊野(「熊野」の調理責任者の花板。通称・親父さん)、坂巻(「藤村」立板[にばん]。ニヒルだが、腕の立つ板前)、ボンさん(坊さんから料理人に転職した遊び人。油場を任される)、谷沢誠(「藤村」の脇板。しっかりしているが無口)、川島(「藤村」の煮方) ●あらすじ/ある日、伊橋は板場の食事用としてキンピラを大量に作った。その日、見るからにヤクザと分かる2人組の客が来る。“アイツらにはこれで充分”と考えた伊橋は、昼に作ったキンピラを先付けとして出すが、弟分のヤクザは大喜びだった。その夜、伊橋は暴走族に因縁をつけられるが、さっきのチンピラに救われる。数日後、あのチンピラが伊橋を訪ね、近々、鉄砲玉として対立する組長を殺すことになったと話す。そして、「死ぬ前にもう一度あのキンピラが食べたい」と頼まれた伊橋は、今度は心を込めてキンピラを作る。結局、チンピラは組長を殺すことができず、足を洗って故郷に帰る決意をする。すべては、「藤村」で食べた伊橋のキンピラの味が、母親の味に似ていたのがきっかけだった(第1話)。 ●本巻の特徴/身寄りがないため、一人で寂しく年を越さなければならないボンさんを心配する「藤村」のメンバーが、大晦日にそのアパートを訪れる話(第3話「小鍋だて」)。女子大を卒業する熊野の一人娘の卒業コンパを「藤村」で開く話(第7話「雛の宴」)他を収録。 ●その他の登場キャラクター/上原みどり(伊橋の兄・学が交際している女性)(第6話) ●その他のデータ/キンピラ(表紙写真、扉写真、扉見返写真)、ブリ大根(第2話)、大根の印籠蒸し(第2話)
  • 味いちもんめ 6巻

    価格:690pt/759円(税込)

    ▼第1話/おとうと▼第2話/客種▼第3話/夏びらめ▼第4話/ヤキトリ▼第5話/弁当▼第6話/野菜▼第7話/ビッグエッグ▼第8話/まな板▼第9話/カウンター●登場人物/伊橋悟(料亭「藤村」の追い回し焼き方。お調子者だが根性はある)、熊野(「熊野」の調理責任者の花板。通称・親父さん)、坂巻(「藤村」立板[にばん]。ニヒルだが、腕の立つ板前)、ボンさん(坊さんから料理人に転職した遊び人。油場担当)、谷沢誠(「藤村」の向板。しっかりしているが無口)、川島(「藤村」煮方)●あらすじ/伊橋の兄の学が、前々から付き合っていた女性の上原みどりと結婚することになった。その披露宴の料理を兄から頼まれた伊橋は、ふたつ返事で引き受ける。素材の魚は、新婦の弟・太一が届けるとのこと。披露宴当日、太一の運転するトラックによって三陸から立派な鯛が運ばれて来る。無事、大役を終えた太一だったが、披露宴に出席する様子がない。昔、グレていた時に姉に迷惑をかけたことを気にしていたのだ。披露宴への出席をためらう太一の姿に、自分と家族の関係を重ね見た伊橋は、静かに教え諭して披露宴会場に送り出す。しかし、当の伊橋は、父親と絶縁関係にあるため披露宴に出席できず、会場の外で兄夫婦の門出を祝うしかなかった……(第1話)。●本巻の特徴/ある日、仕事場で失敗したウサをヤキトリの屋台で晴らす伊橋。気楽そうな屋台での仕事を見て、伊橋は「[藤村]をクビになったら、オレ……このオヤジさんのように気楽に屋台店でもやるもん……!」と言うのだったが……(第4話「ヤキトリ」)。母校・山辺料理学園から講演を依頼された伊橋は、かつて首席で卒業したこともあって、後輩にいい所を見せようと張り切っていた。しかし、もう一人の講演者“料理人の神様”神田留吉の話を聞き、自分を恥じ、それまでの考えを改める(第8話「まな板」)他を収録。●その他の登場キャラクター/上原太一(伊橋の兄・学の嫁の弟)(第1話)、社長(第2話)、酒井田唐衛門(食通でもある高名な陶芸家)(第2話)、杉崎(谷沢と同郷の西北大学の学生)(第5話)、米本(谷沢と同郷の詐欺師)(第5話)、神田留吉(料理人歴60年の板前の神様)(第8話)●その他のデータ/鯛(第1話)、鰆の黄身焼き(第2話)、ヒラメ(第3話)、姫竹・ネマガリタケ(第5話)、きゅうり(第6話)、まな板(第8話)
  • 味いちもんめ 7巻

    価格:690pt/759円(税込)

    ▼第1話/夏の夜の夢▼第2話/土の匂い▼第3話/幽庵地(ゆうあんじ)▼第4話/爪ブラシ▼第5話/人参▼第6話/傷痕▼第7話/ニジマス▼第8話/丸吸い▼第9話/二代目▼第10話/醤油●登場人物/伊橋悟(料亭「藤村」の焼方。お調子者だが根性はある)、熊野(「熊野」の調理責任者の花板。通称・親父さん)、坂巻(「藤村」立板[にばん]。ニヒルだが、腕の立つ板前)、ボンさん(坊さんから料理人に転職した遊び人。油場を任される)、谷沢誠(「藤村」の脇板。しっかりしているが無口)、川島(「藤村」煮方)●あらすじ/鮎の塩焼きを任されている焼方の伊橋だが、どうも出来上がりに納得がいかない。このことを相談した熊野から、日尾喜三郎という鮎料理の名人が書いた料理書を渡される。以来、鮎のことが頭から離れない伊橋は、ふと立ち寄った不思議な屋台の主人に、鮎の塩焼きの作り方の手ほどきを受けるのだが……(第1話)。●本巻の特徴/幽庵地焼きの仕込みをしていた伊橋が、そのタレのの調合の難しさに「ウナギやヤキトリの方がよっぽど簡単だ」と愚痴をこぼし坂巻に「向こうの方がずっと難しいんだ」と叱られる。後日、蒲焼きや焼き鳥のタレが料理人にとって命の次に大切なものだと知った伊橋は、これまでの自分の考えを改める(第3話「幽庵地」)。伊橋は、あるデパートの物産展で見事な和家具を見る。その職人の技が後々まで残るそのような仕事に対して、客に食べられればなくなってしまう料理人の仕事に対してふと疑問を感じるのだが……(第8話「丸吸い」)他を収録。●その他の登場キャラクター/日尾喜三郎(鮎料理の名人)(第1話)、坂巻新太郎(坂巻の長男)(第2話)、菊地慶次郎(伊橋が色々と世話になっているヤキトリの屋台の主)(第3話)、宮内(脱サラして山梨でペンションを経営する男)(第7話)、飯田弥市(熊野の師匠の師匠にあたる京料理の神様(第8話)、山岸(「藤村」に修業に来た、新潟の有名な料亭“千代”の2代目)(第9話)●その他のデータ/幽庵地焼き(表紙カバー、表紙)、鮎の塩焼き(第1話)、万寿焼き(第1話)、幽庵焼き(第3話)、食品衛生法(第4話)、冷蔵庫(第4話)
  • 味いちもんめ 8巻

    価格:690pt/759円(税込)

    ▼第1話/お子様ランチ▼第2話/餞別▼第3話/接待入門▼第4話/しめサバ▼第5話/煮方▼第6話/流れ板▼第7話/板場と教室▼第8話/卯(う)の花▼第9話/一炊の夢▼第10話/じゅん菜●登場人物/伊橋悟(料亭「藤村」の焼方。お調子者だが根性はある)、熊野(「熊野」の調理責任者の花板。通称・親父さん)、坂巻(「藤村」立板[にばん]。ニヒルだが、腕の立つ板前)、ボンさん(坊さんから料理人に転職した遊び人。油場を任される)、谷沢誠(「藤村」の脇板。しっかりしているが無口)、川島(「藤村」の煮方)、長友(「藤村」の追い回し)●あらすじ/休日に親子三人で遊びに行き、楽しく過ごした坂巻。坂巻は、楽しかったものの子供を持つと行き先は限られるとも感じていた。そして、その休日明けの「藤村」に、小さな子供を連れた予約客がやって来た。しかし、その小さな子供が、走り回るは大声は出すはで、熊野も困ってしまう。他の客に迷惑になるので仕方なく店を出ていこうとしたその客に、坂巻が声をかけた。すると、今日が「結婚記念日」なので、親子でせめて年に1回くらい本当に美味しいものを食べようと思って「藤村」を予約したのだという。これを聞いた坂巻は、その小さな子供のために特製の「お子様ランチ」を作るのだ(第1話)。●本巻の特徴/「藤村」の煮方をしている川島の父親が脳溢血で倒れた。これを機会に故郷の土佐に帰ることを決意した川島に、熊野が素晴らしい餞別を贈る(第2話「餞別」)。川島がいなくなり人手が欲しい「藤村」に助人の板前がやってきた。腕は悪くないのだが、料理人としての自覚が足りないのか、休憩時間には白衣を着たままパチンコに行ってしまい、冷蔵庫からは品物を失敬してしまうというこまった板前だった。あまりのいい加減さに、坂巻が遂に爆発する……(第6話「ながれ板」)他を収録。●その他の登場キャラクター/大村(調理師会から「藤村」に派遣されて来た板前)(第6話)、香里(伊橋のガールフレンド)(第7話)、孝一(現在、商社に勤務している「藤村」の跡取り息子)(第8話)●その他のデータ/お子様ランチ(表紙カバー、表紙)、醤油・味醂(目次)、煮物(第5話)
  • 味いちもんめ 9巻

    価格:690pt/759円(税込)

    ▼第1話/再起▼第2話/我が街▼第3話/カボチャ▼第4話/栄螺(さざえ)▼第5話/ヌカみそ▼第6話/鰹節(かつおぶし)▼第7話/アケビ▼第8話/田舎煮▼第9話/みぞれ汁▼第10話/風呂炊●登場人物/伊橋悟(料亭「藤村」の焼方。お調子者だが根性はある)、熊野(「熊野」の調理責任者の花板。通称・親父さん)、坂巻(「藤村」立板[にばん]。ニヒルだが、腕の立つ板前)、ボンさん(坊さんから料理人に転職した遊び人。油場を任される)、谷沢誠(「藤村」の煮方。しっかりしているが無口)、長友(「藤村」の追い回し)●あらすじ/伊橋がよく行くヤキトリの屋台が、ここしばらく店を出していないようだ。屋台のオヤジさんが30年かけて作り上げたタレが入ったカメを、酔っ払いが割ってしまったからだ。心配になった伊橋は、谷沢と共にそのオヤジさんの住むアパートを訪ねる。しかし、もうタレを作る気力はないと言う(第1話)。●本巻の特徴/「藤村」の古くからの客である演歌界の大物歌手・若山ひろみの重病説が週刊誌で報じられた。「藤村」の面々も心配していたある日、「藤村」を貸し切っての若山ひろみの記者会見が行なわれる。いつものように元気だった若山ひろみを、熊野だけは心配そうに見ていた……(第7話「アケビ」)。▼「藤村」が休日のある日、ボンさんはいつものように場外馬券売り場にいた。その窓口の係員の聞き違いで買った馬券が大当たり。大儲けをしたボンさんは、お礼がしたいとその窓口の中年女性を食事に誘ったことで親しくなるが……(第10話「風呂吹」)他を収録。●その他の登場キャラクター/太田うた子(「藤村」の仲居)(第3話)、若山みひろ(演歌界の大物歌手)(第7話)●その他のデータ/田舎煮(表紙、カバー、総扉)
  • 味いちもんめ 10巻

    価格:690pt/759円(税込)

    ▼第1話/猫と蟹▼第2話/牡蠣(かき)雑炊▼第3話/年の瀬▼第4話/初荷▼第5話/山は白銀▼第6話/塩▼第7話/学校給食▼第8話/女将▼第9話/たらの芽▼第10話/花見酒▼第11話/初鰹●登場人物/伊橋悟(料亭「藤村」の焼方。お調子者だが根性はある)、熊野(「熊野」の調理責任者の花板。通称・親父さん)、坂巻(「藤村」立板[にばん]。ニヒルだが、腕の立つ板前)、ボンさん(坊さんから料理人に転職した遊び人。油場を任される)、谷沢誠(「藤村」の煮方。しっかりしているが無口)、長友(「藤村」の追い回し)●あらすじ/今年も蟹の美味しい季節となり、「藤村」の板場にも日本各地で獲れた立派な蟹が届けられた。伊橋達が下拵えで忙しく働くなか、その中の蟹が一匹がなくなった。板場を見渡してみると、いつの間にかに入ってきた野良猫がくわえているではないか! すぐに猫を追い払ったが、その後も「藤村」の被害は続いた。そこで、伊橋はその“独眼龍”と呼ばれるタチの悪い猫を退治しようとするのだが……(第1話)●本巻の特徴/「藤村」の休憩室で、ある写真週刊誌に掲載されていたスクープ写真を見て、伊橋はなぜか満足した表情を浮かべていた。その写真を撮ったカメラマンの柳沢というのは、伊橋の高校時代の友人だった。クラスで大学に進まなかったのは伊橋とこの柳沢だけだったので、その活躍が伊橋には励みにもなっていたのだが……(第4話「初荷」)。▼「藤村」の常連がカウンターで、若者の味覚オンチを嘆いていた。それを聞いた、伊橋が「画一的な味の給食が最大の原因」と自説を力説し出し、果ては“給食撤廃”を唱える。すると、突然一人の女性客が泣き出した。彼女は、栄養士として小学校で給食を作っているのだった……(第7話「学校給食」)他を収録。●その他の登場キャラクター/柳沢真(いあ橋の高校時代の友達で、現在フリーのカメラマン)(第4話)、孝夫(コック志望の青年)(第5話)、相田安子(小学校の栄養士)(第7話)●その他のデータ/土佐作り(表紙カバー、表紙)、筍の木の芽焼き(第8話)

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