ビッグコミック

ビッグコミックのタイトル 182 件

  • 江戸の検屍官

    高瀬理恵 川田弥一郎

    現代の捜査では常識ともいえる『検屍』 しかし江戸時代すでにこの考え方は実施されていた。当時、検屍のバイブルといわれた「無冤録述」という書物がある。これを片手にどんな死体であっても詳細に調べ、殺人の真相を語らせるという北町奉行所の天才同心 北沢彦太郎。検屍の技術では及ぶ者なく、好んで現場に出かけ、淡々と死骸を調べる北沢を変わりものとそしるものも少なくはなかった。そんな北沢を助けるのは検屍と女が大好きな医者・玄海、そして女絵師お月。三人は玄海の見立てと、大きく損傷した死体から生前の顔姿を見通して似顔を描くお月の技量によって難事件を解決する腕利きチームだ。

  • 狩撫麻礼 拳闘短編集 feat.園田光慶

    狩撫麻礼 園田光慶

    追悼、狩撫麻礼−−−−
    80年から81年「ビッグコミック」誌上で、
    魂の原作者、狩撫麻礼とさいとう・たかおが自分よりうまいと絶賛した
    早逝の天才・園田光慶が繰り広げた珠玉のボクシング連作8編!

  • 水木しげるの遠野物語

    水木しげる 柳田國男

    妖怪コミックの聖典誕生。遠野物語を水木氏が漫画化!

    ザシキワラシ、河童、鬼……岩手県遠野市の厳しい自然の中で、人々の想像力が生み出した妖怪たちが、今動き始める! 柳田國男氏の名著『遠野物語』は、100年前のベストセラーにして日本民俗学の原点ともなった名著です。これを水木しげる氏がコミック化。格調高い文語体で書かれた原書の魅力を、水木氏ならではの想像力・描写力で完全にビジュアル化し、新たな魅力を作りあげています。ザワザワと心騒ぐ、日本の風土から生まれた怪異の世界。さらに『遠野物語』と『水木しげるの遠野物語』、百年を隔てたこのふたつの本を生み出す母胎・揺籃となった遠野地方の、現在まで残る豊穣な風土をレポートするコラム「2010年遠野の風景」も併録。

  • ゴルゴ13

    さいとう・たかを

    すべてが謎に包まれている男・ゴルゴ13。フィクションの背後に光る恐るべき事実……ゴルゴ13が放つ銃弾の軌跡が、世界の濁流の行方を左右する。

  • HOTEL

    石ノ森章太郎

    大型ホテルを舞台に繰り広げられる人間模様を描いた人気作!

    ▼第1話/オープニングストーリー▼第2話/ネバーチェックアウト▼第3話/大安吉日▼第4話/須田の婆さん▼第5話/女優▼第6話/オーバーブッキング▼第7話/モンスターズ・クリスマス▼第8話/109(テンク)の鐘▼第9話/雪螢 ●登場人物/東堂克生(プラトン・マネージャー)、松田利春(プラトン・フロントマン)、山崎(プラトン・ベテラン・スタッフ) ●あらすじ/田舎から出てきた老夫婦、人気アイドルの斎東かおる、政界に打って出ようと意欲満々の横山たかし……、大型ホテル・プラトンには、今日も様々な人が訪れる。しかし、なかには怪しげな人もいて…(第1話)。▼プラトンには、何年も前から封印されたままの部屋・908号室がある。若いスタッフはその空き部屋をチェックしようとするのだが、先輩・水野は例外だからそのままにしておけという。実はその部屋には以前、老人が8年も暮らしていたいたのだが…(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/プラトン契約医師・神保(第3、6話)

  • マゲとリボルバー

    盛田賢司 高橋遠州

    江戸時代の公儀隠密 神保兵衛 一方 警視庁公安
    桜田咲人 江戸の町がそっくりそのまま時間を超えて
    やってきてしまった東京の治安をまもるため
    二人はバディを組まされた…

    過去の人々と共存する異常な都市が生む犯罪、陰謀に
    桁外れの捜査官コンビが挑む。
    誰もみたことない時空ドラマがここに!

  • BLUE GIANT SUPREME

    石塚真一

    止まるわけにはいかない宮本大は、
    単身ヨーロッパに渡る。
    降り立ったのはドイツ・ミュンヘン。
    伝手も知人もなく、ドイツ語も知らず、
    テナーサックスと強い志があるだけだ。
    「世界一のジャズプレーヤーになる・・・!!」
    練習できる場を探すところから始まる挑戦。
    大の音は、欧州でも響くのかーーー

  • 正直不動産

    大谷アキラ 水野光博 夏原武

    不動産業界の闇を曝け出す皮肉喜劇!!

    営業に必要なこと以外、客に見せも教えもしないーー
    そんな不動産業界に前代未聞の爆弾が、いま炸裂する!!
    登坂不動産のエース営業マン・永瀬財地は
    嘘を厭わぬ口八丁で売り上げNO.1を叩き出す凄腕だった。
    だが、とある地鎮祭で石碑を壊して以来、
    嘘が上手くつけなくなってしまった…!!
    千三つと言われる海千山千の不動産業界で
    かつての成績が一気に低下する中、
    永瀬は、嘘が上手くつけない正直営業で苦戦するが…!?
    不動産屋の裏側を全部ぶっちゃけちゃうニュー・ヒーロー、誕生。

  • そのたくさんが愛のなか。

    吉田聡

    夢と浪漫あふれる1970’s――――
    バイクを飛ばし、徹夜で遊び明かした。
    大喧嘩をして、大失恋をした。
    輝かしくも痛ましい青春時代から歳月は流れ、
    オヤジとなったかつての少年たちが、今!!

    笑いあり、悩みあり、喧嘩あり、恋愛あり。
    美しい海と空に囲まれた逗子の町で
    オヤジたちの青春劇、開幕!!!!

  • バディドッグ

    細野不二彦

    1匹のAIと地球の命が、相沢家に託された!

    AI(ヤツ)の名はバド!!

    2019年、米国国防省から逃亡中の人工”超”知能が、かつて量産されたペットロボットのバディドッグ、通称「バド」に乗り移り、日本に現れた!!

    バドはなぜか平凡な男・相沢に管理されるコトを望む。最強のAIを搭載するバドを預った相沢一家は、その”変犬”ぶりに右往左往させられるが・・・

    人工知能は人類の相棒(バディ)か? 医療や金融、将棋など様々のジャンルをAIキャラクターの視点で斬る、細野不二彦流「少し不思議」な日常系SF始動!!

    単行本巻末には連載誌で好評を博した、庵野秀明x細野不二彦「空想科学対談」も収録!!!

  • 報復刑

    トータス杉村

    もし報復が可能になったら? しかも合法的に。

    死刑制度が廃止され、そのかわりに『報復刑』という
    新法案が成立した日本。
    中学生の息子をバットで撲殺された父、夫の局部を
    包丁で切り取られ惨殺された妻、長年連れ添った
    糟糠の妻をおもしろ半分に殺された老人。

    彼らの叫び、怒り、悲しみ、が『報復刑』によって
    犯人につきつけられる時、どんな衝撃が生まれるのか?

    コミック配信サイトで100万ダウンロードを記録した超問題作。

  • フォーシーム

    さだやす圭

    かつての豪速球投手・逢坂猛史36歳!!王様気質で暴れん坊でバツイチで、峠を過ぎたと揶揄される先発投手!!日本中が注目する大一番のマウンドで、交代を告げられた逢坂は、なんと自軍の監督をネックハンギング!!至極当然どこからも見放される逢坂が、次なる戦場と定めたのは、なんとメジャーリーグだったから球界騒然ッ!!

  • ましろ日

    香川まさひと 若狭星

    「加瀬ひかり(27)。安芸信用金庫・広島支店、営業。」
    「田所順平(16)。高校2年。部活、合唱部。」
    「若山正太郎(16)。中卒。職業、病院清掃。」
    同じ町に住む3人は、いまだお互いを知らない。

    だが、彼らには共通点がある。
    そして、やがて彼らは出合うだろう。
    ひとつの言葉の下に、
    ひとつのつながりの下に、
    そして、ひとつの覚悟の下に――。

    現代の広島を舞台に、苦難を抱える人々の絶望と奮闘、希望を描く
    骨太ヒューマンドラマが、いま始まる。

  • US-2 救難飛行艇開発物語

    月島冬二

    本邦初公開。超高性能航空機開発コミック!

    「US-2」。海上自衛隊が運用する最新鋭救難飛行艇である。

    世界で唯一、波高3mの外洋に着水可能なUS-2は、日本の四面を囲む大海原で遭難者の捜索や救助、離島住民の輸送など、過酷な状況下で確実に任務を遂行する。

    しかし、多くの人命を救い日本が世界に誇る超ハイスペック航空機も、その完成までは苦難の連続だった……

    飛行艇開発に全てを賭けた男たちの物語、開幕!!

  • 空母いぶき

    かわぐちかいじ 惠谷治

    『沈黙の艦隊』『ジパング』に続く、
    かわぐちかいじの
    新軍事エンターテインメント第1集!!

    20XX年、尖閣諸島沖で
    海上自衛隊と中国海軍が衝突!!
    戦闘は回避したものの、
    危機感を募らせた日本政府は、
    最新鋭戦闘機を搭載した
    事実上の空母「いぶき」を就役させ、
    新艦隊を編成ーーーー!!!
    艦長は、空自出身の男・秋津―――。

  • 憂国のラスプーチン

    佐藤優 伊藤潤二 長崎尚志

    外務省と検察の謀略を揺るがす男あり! 言論界の雄・佐藤優が、天才ホラー漫画家・伊藤潤二と手を組んだ!!おまけに脚本をサポートするのは、浦沢直樹作品の共同制作者・長崎尚志。この異色の組み合わせが、外務省と検察の秘められた謀略をあぶり出します。"外務省のラスプーチン"と呼ばれた辣腕外交官が、北方領土返還に尽力しながらも"国策捜査"の名の下に逮捕されるところから物語が始まります。ソ連、ロシア政権上層部に最も食い込んだ西側の"スパイ"としての活躍と、取調室で繰り広げられる東京地検特捜部エリート検事との壮絶な闘いを描きます。連載当初から賛否両論の嵐だったのですが、厚労省・村木局長の無罪判決、大阪地検特捜部の前田検事逮捕など、世間の情勢も追い風となり、本作品への関心・支持が高まっています。社会問題に関心の強い読者から、もっと外務省や検察の本質に迫ってくれとの激励も多く、これまでの小学館コミックの中でも異彩を放つ作品となっています。

  • 黄金のラフ2〜草太の恋〜

    なかいま強

    運動能力は抜群だが、頭の中身がやや残念なため、勝てないプロゴルファー藤本草太は、仲間たちと組んでアメリカで1勝を上げた後、ケンカ別れ、日本に戻る。その後国内でも一向に予選通過できず腐っていた。
     一方千葉県のゴルフ場で、働きながら女子プロを目指す張場美波里は、プロライセンスへの狭き門の手前で内に秘めたイケイケ気質を抑えかね悶えていた。
     そんな時、草太のバイト先・モンキーローンが倒産危機に陥った! その渦中で、運命の偶然により草太と美波里は出逢ってしまった。さてさてどんな化学反応が生まれるか……?

  • 機械仕掛けの愛

    業田良家

    持ち主に飽きられたペットロボの女の子は、愛された記憶を頼りに"お母さん"を捜すが…?人間の遺言で自由を手に入れた、介護ロボの苦悩とは?思い出を託された執事が、約束を果たすために選んだ道は?ロボット神父は、搾取に苦しむ農民たちを導けるのか?

  • はっぴーえんど

    魚戸おさむ 大津秀一

    天道陽は、北海道・函館の「あさひ在宅診療所」の医師。臨終の場に自宅を選んだ患者と向き合う“看取りの医師”だ。散る直前の線香花火がまばゆく輝くように、人生の締めを前に、人はそれぞれの煌めきを放つ。そんな彼らとどう向き合うべきか。天道の目を通して、在宅医療の今を問う――。

  • レインマン

    星野之宣

    主人公・雨宮瀑は母の死を契機に、超心理学研究所に勤める。そんな時、瀑に瓜二つの男が瀑の目の前で自殺。そして精密検査で瀑には脳のないことが判明した。連続する怪事件の意味は? 宇宙を、そして歴史を経巡り物語を紡いできた巨匠挑む、「人間に秘められた力」の世界!?

  • サバンナ

    白土三平

    ▼第1話/サバンナ(第1部・前編)(第1部・後編)(第2部)(第3部・前編)(第3部・中編)(第3部・後編)▼第2話/naaTa(ナータ)▼第3話/ドラ―ある病め る少女の夢―
    ●あらすじ/まだ人間が言葉すら持たなかった原始。密林と砂漠のサバンナを、一人の女がさまよっていた。全ての感情を全身で表し、弱肉強食の世界を生きる女は、2体の泥人形を作りあげる。しかし、女は狩人に槍で刺され殺されてしまい、その血を浴びた泥人形は、二人の嬰児に姿を変える…(第1話・第1部・前編)。
    ●本巻の特徴/太古の昔から果てしなく続く人間の命の営みを、一言のセリフも無しに壮大なスケールで描く表題作「サバンナ」の他、インディオの穀物神話に依拠した「ナータ」、フロイトが1905年に発表した論文『あるヒステリー患者の分析の断片』に想を得た「ドラ」の3編を収録した「神話伝説シリーズ」。その名にふさわしい異色の力作。初出は「サバンナ」1974年12月~1975年7月、「ナータ」1974年10月、「ドラ」1976年7月~8月。
    ●その他のデータ/巻末に四方田犬彦氏のエッセイ「歴史から神話へ」を収録。

  • 白土三平異色作品集 泣き原

    白土三平

    ▼第1話/雨女(あまめ)の島 (神話伝説シリーズ今昔物語より)▼第2話/泣き原(なきがはら) (女星シリーズ)▼第3話/犬狩り (女星シリーズ)
    ●主な登場人物/▼雨女の島/八州一(やしまはじめ。復員後、山中で倒れていた雨女を助けた事をきっかけに、波瀾に満ちた人生を歩み、後に日本を代表する実業家になる)、鏡雨女(かがみあまめ。山の中に隠れるように建つ名家の美女。自分を救ってくれた一に夢中になる)▼泣き原/磯村香(神奈川県平塚の宿・虫窪で、一人小さな峠の茶屋を営みながら、戦争から戻ってこない夫を待ち続ける)、磯村五郎(春の夫。南方に出兵したまま、20年間行方知れず)▼犬狩り/山田(都心から2時間ほどの地方都市で、市役所の苦情係を担当する平凡な中年公務員)、ゴロ(猟犬の血を引く、山田家の飼い犬。最初はおとなしかったが、後に手がつけられないほど凶暴に)
    ●あらすじ/磯村春は終戦から20年間毎日、「泣き原」と呼ばれる、海に向かった丘に立って夫・五郎を待っていた。五郎は南方へ出兵したまま、戦争が終わっても復員してこなかったのだ。女手一つで一人娘・道子を育ててきた春は、道子の結婚を機に気持ちの整理をつけるため、夫の戦死地である南方への墓参団に参加。ソロモン諸島のある島で、春は聞き覚えのある懐かしい草笛の音色を聞くが…(第2話)。
    ●本巻の特徴/戦争のため海の向こうで死んでいった人々の慟哭が聞こえ、残された者の悲しみが痛切に伝わってくる表題作の他、復員兵・八州一、名家の美女・雨女と、裏で糸を引く謎の老人を巡る、戦後の混沌の時代から現代までの物語「雨女の島」、野性を呼び覚まされた動物の恐ろしさと、動物を飼う事に対しての人間の身勝手さを描いた「犬狩り」の全3編を収録した、異色作品集。いずれも初出は81年。
    ●その他のデータ/巻末に美術館学芸員・美術評論家の正木基氏によるエッセイ「白土三平一一絵が物語ること」を収録。

  • 白土三平異色作品集 七ツ桶の岩

    白土三平

    世界各地の伝承話をモチーフに翻案した異色作「神話伝説シリーズ」。神話伝説の持つ原始的なエネルギーを大胆な舞台設定で全開! 日常の隙間に潜む妖しくも美しい光りと影を力強いタッチで描き出している。

    ▼第1話/七ツ桶の岩▼第2話/人身沼▼第3話/戦争▼第4話/野犬▼第5話/孤島の出来事▼第6話/釣▼第7話/人獣の宿
    ●登場人物/草加竜之進(父母一族の仇を打つため放浪を続ける武士)。弥七(神様といわれるほどの技術を持つ漁師)。サキ(弥七の孫娘)
    ●あらすじ/藩主・日置弾正を父母一族の仇とねらう草加竜之進。彼はその放浪の旅の途中で老漁師・弥七とその孫娘・サキと知り合う。弥七と幻の 漁場へ漁に出た竜之進は、海に生きる男の生き様を目にして、自分の武士としての生き方をもう一度考え直す。しかし、夜中再び幻の漁場を目指して海に出た弥七は嵐に巻き込まれて……(七ツ桶の岩)。▼「天下泰平万民の幸せのため」として近隣諸国に魔の手を伸ばす戦国大名・魔壁道三。道三の言葉を信じる忍者・夜鷹は敵城主の暗殺に際して片手を失い、敵として忍び込んできた姉の首もはねた。そんな中、城のすぐそばで起こった山津波のときに夜鷹がとった手段とは……(人身沼)。
    ●本巻の特徴/60年代の作品を中心としたこの短編集は、その後の白土三平とはひと味違ったスタイルの作品も収録。彼の作品世界の広がりを理解するためにも見逃せない。

  • バッコス

    白土三平

    ▼第1部/誕生編▼第2部/放浪編
    ●登場人物/バッコス(数奇な運命をたどる少年)、ゼウス(偶然手に入れた多くの牛をもとに権力を得た男。バッコスを奴隷のように扱っていたが、やがて…)、マーゴ(バッコスと恋仲になる少女)、キロン(雨乞いをする祈祷師。バッコスにいたぶられることを至上の喜びとする倒錯者)
    ●あらすじ/1800年代、アフリカ東部。旱魃(かんばつ)で全滅したある村の中に、奇跡的に生き長らえた一人の嬰児がいた。その子は、突然のスコールによってできた激流に飲み込まれ、泥の中に埋まってしまうが、通りがかった牛飼いの男によって助けられる。心優しい男は、その子を「バッコス(芽生えるものという意味)」と名付けた。だが男は、落石に遭い、死んでしまう。そこへやって来たのが、他人の妻に手を出した罰として、ある村を追放されたゼウスという男だった。彼は偶然手にした多くの牛とバッコスを連れて、元いた村に帰る。そこから事態は思いがけない方向へ…。
    ●本巻の特徴/ゼウスの財産に惹かれた村の者たちは、再び彼を村に迎え入れた。ゼウスがその財力を武器に権力者になっていく一方、バッコスは誰からも人として扱われず、家畜の糞尿の中だけを安息の地として、孤独に、非人間的に成長していった。ゼウスとの愛憎、自分に優しくしてくれた動物や、少女・マーゴ、祈祷師・キロンとの出会いなどを通して、バッコスは激動の生涯を送っていく…。アフリカの大地を舞台に、権力や性に対する人間の原始的な欲望や、自然界の摂理を描く。神話伝説シリーズの中でも最長の作品で、衝撃的なシーンも数多く登場する問題作(物語は2巻へと続く)。初出は「第1部/誕生編」1976年8月〜1977年1月、「第2部/放浪編」1977年1月〜4月。
    ●その他のデータ/巻末に、四方田犬彦氏によるエッセイ「孤児のカリスマ」を収録。詳しい作品の解説がなされている。

  • ペンテウス

    白土三平

    ▼「ペンテウス」▼第1話/エウロペの誘拐▼第2話/アクタエオン▼第3話/セメレ▼第4話/スパルトイの後裔▼第5話/バッコス▼第6話/キタイロンの惨劇 ▼「カイネウス」<ギリシア編>
    ●あらすじ/神々の国・オリンポス。下界の様子を眺めていた、世界の支配者である神・ゼウスは、ポエニケの王・アゲノルの治める土地で大蛇ピュトンが暴れていることに気付いた。ゼウスは息子・ヘルメスを蜂に変身させ、下界へと送る。ヘルメスは、一匹の牛に入り込み、アゲノルの娘・エウロペを連れ去る。アゲノルは息子であり、エウロペの兄であるカドモスに探索を命じ、「見つけ出せなかったら、二度と帰ってくるな」と告げた。しかし、その旅は苦難の連続。何年か後、仲間の兵士たちをピュトンに全滅させられたカドモスは、一人でその強大な敵に立ち向かう…(第1話)。
    ●本巻の特徴/カドモスはその後、テーバイという都を築き、子や孫に恵まれるが、末裔・ペンテウスの代に至るまで、オリンポスの神々の卑劣な策略に翻弄される…。ギリシア悲劇(エウリピデスの『バッコスの信女たち』)を下敷きにした、巨匠が描く異色のギリシア神話。また、この他に中編「カイネウス」を収録。初出は「ペンテウス」1975年、「カイネウス」1978年。
    ●その他のデータ/巻末に、川崎市市民ミュージアム漫画担当学芸員・細萱敦氏のエッセイ「白土三平の雌伏時代 -人間を、自然を、そして神を描く試み-」を収録。

  • 未来の想い出

    藤子・F・不二雄

    昔の記憶を持ったまま同じ時代に生れ変わった主人公が、その記憶を生かして新たな人生を歩んでいく。ファンタジックで心温まるハートフルな物語で、森田芳光監督によって映画化された作品。

    かつては一世を風靡したコミック作家・納戸理人は、意気込んで開始した連載が、3話終わったところで打ち切りの連絡を受けていた。今ではヒット作にも恵まれず、ヒマを持て余す毎日。そんなある日、出版社主催のゴルフコンペが行われ、仲間たちと共にプレーを楽しんでいたが、あるホールで彼はホール・イン・ワンを達成。喜びと興奮のあまり、心臓麻痺でこの世を去ってしまうのだった。気が付くと、20年前に自分が住んでいた4畳半のアパート。彼は昔の記憶がありながら、自分が20代だった時代に生まれ変わっていたのだ。やがて漫画家として大ヒット作を放ち、生活も安定するが、その後はまたしても生まれ変わる前のヒマを持て余す生活になっていた。納戸は再び生まれ変わるため、日記を読み返し“過去”を必死に覚え込む。そして再びゴルフコンペの日がやってきた…。

  • 劉邦

    高橋のぼる

    類いまれな英雄・劉邦を描くエンタメ史劇!

    武勇、才気なくして農民から皇帝まで
    一気に駆け上がった英雄・劉邦。

    その類いまれな漢(オトコ)の魅力を、
    『土竜の唄』の著者が渾身の力で描く
    とびっきりのエンタメ史劇です!!

    ー・S・T・O・R・Y・-
    時は紀元前、中国全土を統一した秦の
    始皇帝統治下の都で一人の男が
    労役で働いていた。

    男の名前は劉季(後の劉邦)

    ある日、男は秦兵に捕まり、
    中華の極刑、炮烙(ほうらく)の刑に
    処せられる事になる。

    男の運命、そして中華の歴史は
    その時を境に大きく変わり始めた!!

  • 昭和トラベラー

    北見けんいち

    フルカラー厳選77画&濃密エッセイ。

    満州で生まれ、日本に引き揚げ
    東京で親戚の家を転々とし、
    ついに母と弟と暮らし始めた北見少年は、
    日本経済とともに成長し、
    激動の時代をのんびりと生きていきます。
    あの頃の昭和の風景と出来事を
    12か月順にフルカラーで77画収録しています。

    漫画誌ビッグコミックで10年以上にわたり連載している
    好評作品、待望の単行本化です。
    昭和の出来事と暮らしとココロを
    美麗イラストとエッセイで綴る、笑えて泣ける新感覚単行本です。

  • ひねもすのたり日記

    ちばてつや

    ジョーも松太郎もてつやから。名作の裏に…

    いつしか老作家となったマンガ家・
    ちばてつやは、様々な社会的
    役割を務め多忙だった。だが…
    ある日、コミック雑誌から執筆依頼が来た。
    最初断ろうと思ったちばだが、その脳裏には
    幼い頃の満州の物凄い夕焼け、
    人生の節目で出会った素晴らしい人々、
    そしてどんなときも不器用に苦しみながら
    マンガを描いてきた自分の姿が去来する。
    オールカラーショートコミックで描く
    半生の記。ちばてつや18年振りの最新作、今ここに結実!

  • 粘菌人間ヒトモジ

    間瀬元朗

    ストレスを溜め込み、粘菌人間へと変質した発症者。はたして発症者は「生還」するか「死亡」するか。粘菌人間になり、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされた人間の“生きざま”を鋭く描く人間ドラマが今始まる!!