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味いちもんめ 4巻
- 作者
- 雑誌
- 価格
- 690pt/759円(税込)
▼第1話/虎魚(おこぜ)▼第2話/鰯の味▼第3話/メデ鯛!▼第4話/雷干し▼第5話/イモ試合▼第6話/栗強飯▼第7話/若狭焼▼第8話/新米▼第9話/大名おろし ●登場人物/伊橋悟(料亭「藤村」の追い回し。お調子者だが根性はある)、熊野(「熊野」の調理責任者の花板。通称・親父さん)、坂巻(「藤村」立板[にばん]。ニヒルだが、腕の立つ板前)、ボンさん(坊さんから料理人に転職した遊び人。油場を任される)、谷沢誠(伊橋と同い年だが、「藤村」では3年先輩の料理人。しっかりしているが無口)、栗原(「藤村」の料理人) ●あらすじ/岩田は、「藤村」でもベテランの仲居。盛り付けの間違いや料理の味の善し悪しなど、すぐに見抜いてしまうので、花板の熊野からも一目置かれていた。だが、口の悪い伊橋は、その個性的な風貌を“オコゼ”にそっくりなどと陰でからかっていた。ある日、ボクシングの日本チャンピオン・辻本が「藤村」を訪れる。辻本は、試合当日の昼食は、岩田の細やかな気配りで落ち着ける「藤村」ですると決めているのだ。しかし、今回は減量に失敗して体調を崩していた。これを見て取った岩田は、特別に「おぼろ梅」を用意させる。この一品が辻本の食欲を呼び起こし、減量の失敗で危ぶまれた防衛戦に勝つことができた。確かに岩田の風貌は、虎魚(おこぜ)同様いかついが、その中身も虎魚(おこぜ)同様、逸品の「藤村」の名物仲居であったのだ(第1話)。 ●本巻の特徴/テングになりかけた幼なじみの落語界の大御所を、焼けこげたさんまで諭す熊野の話(第2話「鰯の話」)。坂巻の第一子誕生を祝おうと鯛を釣りに行き、危うく遭難しかける伊橋の話(第4話「メデ鯛!」)や、永く「藤村」で修業した栗原に料理人としての自信を付けさせ、温かく新天地に送り出す話(第6話「栗強飯」)などを収録。 ●その他の登場キャラクター/岩田(「藤村」の仲居。通称オコゼさん)(第1話)、三遊亭沿革(熊野と幼なじみの「藤村」の常連。落語界の大御所)(2第話)、吉田サト(伊橋に雷干しを教えた老人ホームのお婆さん)(第4話)、長友泰典(「藤村」の新入りの追い回し)(第8話) ●その他のデータ/おぼろ梅(第1話)、イワシの辛煮(第2話)、奉書焼き(第5話)、スズキ(第5話)、大谷(栗原を引き抜きにきた、渋谷の料理屋「白井」の花板)(第6話)、甘鯛・ぐじ(第7話)、若狭焼(第7話)