●本巻の特徴／大差をつけられて も、中船は決して諦めない。光を中心に驚異の粘りを見せ、土壇場で大逆転。辛くも 二十世紀が丘を倒し、３回戦進出を決める。次の相手は龍角寺高。オカマの三つ子・ 藤井三兄弟を中心に、１・２回戦を失点０で勝ち進んで来たチームだ。この試合を前 に、片桐のもとへ、彼が以前在籍していた陸上クラブ監督の追出がやって来る。追出 は片桐のクラブ復帰を願うが、片桐は拒否。だが、なおも追出が「おまえはチームの ために結果を出しているのか？」と尋ねると、片桐は次の試合でトライが出来なかっ たら、ラグビーを辞めると宣言する…！●その他の登場人物／稲垣徹（中船高３年。 ラグビー部キャプテン）、直江（中船高２年。攻撃の中心で、ルックスもいい花形選手）、片桐裕樹（中船高１年。俊足が自慢。かつては校外の陸上クラブにいたが、記録には興味がなく、誰かのために走るのも嫌いで退部。現在はラグビー部員）、葛西都子（中船高３年生。ラグビー部マネージャー）、小山内・高杉（二十世紀が丘高の中心選手）、藤井松雄・竹仁・梅久（龍角寺高の中核をなす三つ子選手）、追出（陸上クラブの監督。片桐に陸)