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ギャラリーフェイク 20巻
- 作者
- 雑誌
- 価格
- 500pt/550円(税込)
▼第1話/同行三人▼第2話/イヤー オブ ザ ドラゴン▼第3話/注文の多い家庭教師▼第4話/パサージュをぬけて▼第5話/聖女の鎧▼第6話/オークションの罠▼第7話/KYOTO POP ▼第8話/from the North Hotel
●主な登場人物/フジタレイジ(ニューヨーク・メトロポリタン美術館元学芸員で、贋作を扱う画廊「ギャラリーフェイク」のオーナー。美術界の表と裏に精通している)、サラ(フジタのアシスタント。フジタに好意を持っている。実家はアラブの大富豪)
●あらすじ/1999年の大晦日。フジタはいつもの年と同じように、四国にある安閑寺というさびれた寺で新年を迎えようとしていた。その寺でフジタは、毎年元旦から遍路を始める難波という老人に加え、今年は青島という青年とも一緒になる。この青島は、コンピュータやパソコンという言葉を聞いただけで、途端に気分が悪くなる妙な男。実は彼は、東京の医療機器メーカーの営業マンで、2000年問題を前に心身ともクタクタになり、会社から逃げてきたのだった。そんな青島に難波は「すぐに東京へ帰れ」と諭す。その理由は…?(第1話)。
●本巻の特徴/上記「同行三人」の他、一冊の本と17世紀のオランダの肖像画家ハルスが結んだ、フジタと少年の交流を描いた「注文の多い家庭教師」、パリのパサージュ(19世紀に造られた、街路と街路をつなぐガラス屋根の商店街)を舞台にした15年越しの恋物語「パサージュをぬけて」、天敵である国宝Gメン・知念とフジタが協力し合い、伝統ある京都の景観を守ろうとする「KYOTO POP」など、時にスリリングな、時にハートウォーミングな、そして美術に関しての色々な知識も得られる8作品を収録。特に本巻のタイトルにもなっている「KYOTO POP」は、現在実際に起きている京都の景観問題に対しての鋭い批評にもなっており、必読。