▼第54話／さざ波▼第55話／猛練習開始▼第56話／進化▼第57話／運命の日▼第58話／雨▼第59話／結果▼第60話／断念▼第61話／バカ師匠▼第62話／再発走▼第63話／第96期生▼第64話／集合●主な登場人物／辻堂麟太郎（高校3年生。交通事故で母妹が他界、父は植物状態に。その父を大好きな自転車で養うべく競輪選手を目指す）、寒川進矢（麟太郎の同級生。競輪選手の伯父に憧れ、自分も同じ道を目指す）●あらすじ／烏帽子岩とともに小田原競輪場に行った麟太郎は、そこで烏帽子岩の大師匠にしてS級最年長選手・尻手徳太郎の、52歳とは思えぬ走りを目の当たりにして感動する。そのころ秋谷もまた、自分の居ぬ間に麟太郎が「もがけない」という欠点を克服していたことを六郷から聞き、弟子の成長を喜んでいた。そして、競輪学校入試に向けて麟太郎の本格的な猛練習が始まる…（第54話）。●本巻の特徴／ついに迎えた競輪学校の受験で、降りしきる雨の中、大失敗をしてしまった麟太郎。一発で受からなければ、父親を養うために働かざるをえない麟太郎の運命は…!?●その他の登場人物／秋谷淳（東京の競輪選手。“死に神”と悪評が立つ、最強の護り屋。麟太郎の師匠）、烏帽子岩権造（競輪選手を目指す高校3年生。昨年のインターハイ1000mタイムトライアル優勝者で、身長2m超のデカ男）、六郷誠（川崎所属のS1選手。秋谷・八郎潟の同期で、烏帽子岩の師匠）、八郎潟恵（本来S級の実力を持つ、北日本地区A級の徹底先行屋。通称・秋田の狼）