▼第19話／居心地の悪い職場▼第20話／各々の恥と外聞▼第21話／燻る若さの行手▼第22話／見据えた視線の先▼第23話／球団の顔の今昔▼第24話／始末に負えない愚行▼第25話／広がる波紋の中心▼第26話／未来へ抜ける退路▼第27話／変わる波紋の形▼第28話／重く不可解な条件●主な登場人物／門前弘之（ドラフト1位でプロ野球『東京グレイツ』入団。一軍未勝利のまま解雇されたが、3年後、『ファルコンズ』職員として球界復帰することに…）、矢畑晴美（門前と同期で『東京グレイツ』に投手として入団したが、一年で退団。その後、大リーグ入りし、首位打者獲得など大成功を収めた）●あらすじ／ペナント前半戦終了間際、トレードでファルコンズにやってきた内野手・大田黒。彼をレギュラーに入れ、チームの精神的支柱でもある遊撃手・望月を控えに回したことで、チーム内に軋轢が生まれていた。このことで門前は石根監督に意見を述べるが、監督はそれでも大田黒をスタメンで使い続けるという。それぞれの気持ちがすれ違うなかで、門前はかつて見た本場のボールパークの空気を思い出し…!?（第19話）●本巻の特徴／予想だにしなかった望月への二軍落ち宣告！　ついに本性を顕した望月は、ファルコンズOBで今なお根強い人気を持つ武智と結託して、石根監督に圧力をかけようとする。そんなとき、望月が傷害事件を引き起こして…!?●その他の登場人物／鳥塚敏江（日の出ビール会長。弱小球団『仙台ファルコンズ』買収を画策）、角谷丸吉（球界の盟主『東京グレイツ』のオーナー。球界随一の発言力を持つ）、石根秀平（『ファルコンズ』新監督。15年ぶりに球界復帰した、かつての名指導者）、大和田馨（『ファルコンズ』外野手。新四番打者に抜擢された）、大田黒久雄（『ファルコンズ』に移籍してきた内野手。門前の高校時代の後輩でもある）、望月昌彦（『ファルコンズ』生え抜きの遊撃手。チームのまとめ役的存在）