▼第17話／完璧なる勝利▼第18話／メダルの報酬▼第19話／交渉▼第20話／優勝へのスローイング▼第21話／秘密兵器▼第22話／海部 VS.八木▼第23話／約束▼第24話／王者の四番▼第25話／激突!!●主な登場人物／海部一樹（国分寺南高校から小倉メッツに入団した豪腕投手。自分の投げる試合では１点も与えないと大胆な宣言をし、それを実行中。オリンピック日本代表チームのエースでもある）、武藤洋介（高校時代の海部の女房役。強肩、巧打、そのうえインサイドワークにも優れたキャッチャー。東京イーグルスに入団し、海部と対戦する）●あらすじ／シカゴ五輪野球決勝の試合は日本vs.アメリカ。海部に対する打者、ブレッド・ウォーカー Jr.はかつて、偉大なメジャーリーガーだった父のプレッシャーに押し潰されて、手首を切ったことがあった。それ以来、内角膝元の球をさばく時だけ、左手の筋が攣（つ）る状態になっていたのである。心の傷がいまだ癒えないブレッドに、海部は敢えてインコースで攻め続ける。海部の剛球を前にして、ブレッドの心は激しく揺れる…（第17話）。●本巻の特徴／前半は、日本とアメリカの息詰まる決勝戦の様子が描かれる。海部・武藤のバッテリーと、メジャーリーグを代表する強打者、ブレッド・ウォーカー Jr.の対決の行方は…!?　後半は、メジャーリーグの誘いを蹴って日本に戻った海部が、小倉メッツ・奇跡の逆転優勝に向けて大奮闘。高校時代のライバル・八木や、イーグルスの正捕手となり連覇へ突き進む武藤らと、熱戦を繰り広げる！●その他の登場人物／ブレッド・ウォーカー Jr.（神戸マリナーズの強打者だったが、オールスター戦で海部に敗れ、オリンピックで再戦するため退団。アメリカ・ナショナルチームの四番バッターとなる）、アレックス・ゴールドウィン（ニューヨーク・セントラルズのスカウト部長。海部に接触する）、坊之津（小倉メッツ監督）、梅宮（東京イーグルスの主砲）、八木誠（名古屋フェニックスのルーキー。高校時代は、甲子園決勝で海部からサヨナラヒットを打った。ファームでパワーを身につけて１軍に昇格）、若菜（海部に注目する女性スポーツカメラマン）