▼第1話／ラルプ・デュエズの空の下で（プロローグ前編）▼第2話／ラルプ・デュエズの空の下で（プロローグ後編）▼第3話／ロード野郎▼第4話／愛好会▼第5話／バンク▼第6話／1000メートル　ガチンコ勝負▼第7話／ガリビエ▼第8話／“先行”の原石▼第9話／死に神

●主な登場人物／辻堂麟太郎（高校自転車ロードレース界全国2位の高校3年生。交通事故で母妹を亡くし、父親も植物状態になったことから、療養代を稼ぐために競輪選手を目指す）、藤沢悠（高校時代、麟太郎が一度も勝てなかったロードレーサー。ツール・ド・フランスを目指し、ヨーロッパに渡る）
●あらすじ／高校最後の夏。「ツール・ド・沖縄」ジュニア国際120キロロードレースで、最後の追い上げもむなしく、またもライバル・藤沢に敗れた麟太郎。世界最高峰の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」を目指す2人は、レース後に互いの夢を語り合っていたが、そのとき突然、麟太郎の家族が交通事故に遭ったとの急報が届く。一瞬にして母妹を亡くし、植物状態の父を養う運命を負った麟太郎は、金を稼ぐためにロードから競輪への転向を決意して…（第1〜2話）。
●本巻の特徴／同じ自転車競技でも、マラソンと短距離走ほどの違いがあるロードレースと競輪！　それでも麟太郎は競輪で大金を稼ぎ、7年後に「ラルプ・デュエズの空の下」で藤沢と再会することを誓う！　不可能に近い夢を追い求める青年・辻堂麟太郎の、苛酷な競輪人生がいま始まる!!
●その他の登場人物／寒川進矢（麟太郎の同級生。競輪選手の伯父に憧れ、自分も同じ道を目指す）、秋矢淳（競輪選手。関東地区現A級一班のマーク屋。通称“死に神”）