▼第105話／ドムの耳▼第106話／医師と獣医師▼第107話／派閥の壁▼第108話／タイムリミットは2時間▼第109話／一つの生命▼第110話／生扉▼第111話／新しい勤務医▼第112話／悪徳ペット業者の実態▼第113話／ペット達の生まれた場所●主な登場人物／岩城鉄生（絶対音感を持つ若き獣医。動物病院「R.E.D.」第二科から盟央大に移籍）、陵刀司（りょうとう・つかさ。「R.E.D.」二科主任から盟央大教授に移籍。性格に難あり）●あらすじ／平波学部長のあらゆる嫌がらせにも、気付くことさえなく患畜と向き合う鉄生。そんな折、盟央大学前学長・繁森が飼っている愛猫ドムの耳が溶けたように欠けてしまう病気が見つかった。診断の依頼を受けた平波は、鉄生を追放する絶好の機会とばかりに、この仕事を鉄生にやらせることに。案の定、初めて鉄生を見た繁森は、そのチャラチャラした外見に不信感を募らせるのだが…（第105話）。●本巻の特徴／盟央大獣医学部に横たわる、内科と外科の派閥の壁。そのために患畜の手術が手遅れになってしまうことを知った鉄生が、またもや常識外れの行動を!!　さらに後半では、アメリカ帰りの獣医・八尋巧が鉄生の同僚に加わることに。性格は良く腕も確かなのだが、その経歴には“死領”に関わる謎が…!?●その他の登場人物／観月和香（盟央大獣医学部附属病院の外科研修医）、平波零（盟央大獣医学部長兼、獣医学部附属病院副院長。気に入らない鉄生の追放を企む）、安座間隆一（盟央大学学長兼、獣医学部附属病院長）、黒木結子（盟央大獣医学部助教授。鉄生と共に夜間診療を担当する外科医）、清川（盟央大獣医学部・内科学第一研究室教授）、八尋巧（盟央大獣医学部の新しい勤務医）、死領原渡（SIVAグループ総帥の息子。獣医師だが、動物をビジネスの道具としか考えない）