56年 の検索結果 4件
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生きていた幽霊
つげ義春
1956年に貸本出版社の若木書房の「探偵漫画シリーズ」の1冊として刊行された単行本の完全復刻。「に来た男」「生きていた幽霊」「指をたべた男」「罪と罰」「奇人」の5編を収録した短編集です。それぞれは独立した短編となっており、たんなる謎解きにとどまならい人間心理の闇や不可思議さを巧みな語り口で描いている秀作です。子ども向けに描かれたものですが、大人が読んでも十分味わえる「奇妙な味」の作品集といえます。全作がオリジナルフォーマットで復刻されるのは、今回がはじめてです。付録として、著者の4年ぶりの肉声をおさめたインタビューを収録した小冊子付きです。
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あいつの四季
上原きみこ
目の離せないアイツは弟くん。菜摘の心をハラハラドキドキさせて!でも、それがときめきに変わっていくのを菜摘は感じる。弟・萌人は実の弟じゃない・・・。さまざまな愛の形を、軽快にそして感動的に描く、上原きみこロマンの話題作。ちゃお、昭和56年12月号より連載の総集編!
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底のない町
楳図かずお
1956年、デビュー間もない楳図かずおが大阪の出版社、三島書房から描き下ろし単行本として発表したミステリー作品。少年探偵・岬一郎が活躍する一連の貸本シリーズの第一作である。ハードボイルド劇画全盛期にあって早くも怪奇趣味が横溢する内容になっており、その後の作者の作品の萌芽を見ることができる。雨の降り続く町にふらりと現れた岬一郎は、町の主と呼ばれる奇妙な老人に出会う。老人は一郎が持っていた写真をいつの間にか取り出していた。そこにはクモのようなものが写っていた……。※電子書籍版に『「森の兄妹」「底のない町」読本』は収録されていません。
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那由他
佐々木淳子
那由他はごく平凡な少女。でも、それは不思議なショウネン、キロにかかわる前のこと…。 キロによって超能力をひきだす「輪」を手にした那由他は、宇宙人と人間との戦いに巻き込まれていく…! 昭和56年、週刊少女コミック第16号より連載、好評を博した本格SF話題作。