20年 ラノベ の検索結果 3件
-
マダム・ベンゼルクの読書係
佐倉紫 ウエハラ蜂
ベンゼルク伯爵夫人の読書係になったアマーリエは、夫人から20年前の思い出を聞かされる。それは、彼女と同じくキーガン大学出身で読書係だった女性の数奇な運命についてだった--。
ベンゼルク伯爵夫人の読書係に応募したアマーリエは、通された居間の天井まで届く本棚にぎっしりと詰められた本に見入っている。キーガン大学で文学研究をするアマーリエに、夫人は朗読を所望する。アマーリエが手に取ったのは、ミンレイの『そして彼女は去りゆく』。かつて発禁になったこともある、女性の自立を描いた作品だ。読み終え、夫人から感想を求められたアマーリエが忌憚のない意見を述べると、「あなたほど、はっきりと意見を述べる子は、そうはいなかった」とほがらかに笑う。そして夫人は20年前にアマーリエと同じ意見を述べた読書係の思い出を語りはじめるのだった。同じキーガン大学の出だったその女性は、家の都合で大学を辞めて、子供を持ちながら再び通学し、卒業して、今は公爵夫人となったという―― -
ポチ崎ポチ夫
田丸雅智 やぶのてんや
学校の常識をぶっ壊す、抱腹絶倒の新作!
ぼくたちのクラスに、転校生がやってきた。その名もポチ崎ポチ夫といい、転校初日から不思議な言動でぼくたちを驚かせてきた。ある日、廊下を走るポチ崎を見つけたぼくは、「危ないから走ったらダメだよ」と注意する。だけど、ポチ崎は思わぬ反論を繰りひろげ、学級委員長の佐野さんが怒っても、まったく気にしていないようだった。やがて、ポチ崎の廊下ダッシュは、学校全体を巻き込む大騒ぎに……!
またある日、水筒に詰めたコーヒーを飲むポチ崎に、ぼくは「学校にコーヒーを持ってきたらダメだよ」と注意する。だが研究熱心なポチ崎は、おいしいコーヒーのいれかたを極め、さらにはそれがたくさんの評判を呼び……。
「廊下50メートル走」「ポチ崎コーヒー」「ポチ崎社長」「ポチ崎亭」「pクリーナー」「髪の華道家」「睡眠法」「ポチ崎シェフ」の八作を収録。
読めば、学校に行くのがもっと楽しくなっちゃう!?
「ショートショートの書き方講座」も大人気! 気鋭のショートショート作家・田丸雅智さんによる、笑って笑って、ちょっと泣けちゃう、ポチ崎ポチ夫の傑作集。(2020年7月発表作品)
※対象年齢:中学年から -
TOKYOオリンピックはじめて物語
野地秩嘉
東京オリンピックがもっと楽しくなる1冊。
1964年、アジア初のオリンピックが東京で開催されました。実はこの大会から日本、さらには世界の暮らしに大きな影響を与えるアイデアや技術、仕事がいくつも生まれました。絵文字、大量調理システム、民間警備会社、大会オリジナルのロゴマークとポスターなど、今でも私たちの生活に欠かせないものばかりです。それらはどのようにして生み出されたのでしょうか――5人の主人公の奮闘、そして周りの人々の熱い思いとは。2020年に開催される東京オリンピックがもっと面白くなる1冊です。