1984年 の検索結果 3件
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ヨシボーの犯罪
つげ義春
▼第1話/ある一夜▼第2話/蟻地獄▼第3話/女忍▼第4話/なぜ殺らなかった▼第5話/ねずみ▼第6話/庶民御宿▼第7話/ヨシボーの犯罪▼第8話/魚石▼第9話/窓の手▼第10話/少年▼第11話/近所の景色▼第12話/ある無名作家 ●登場人物/私(語り手。くぼ地の集落に散歩に行く/近所の景色)。李さん(くぼ地にすむ朝鮮人。大きな雷魚を飼っている/近所の景色) ●あらすじ/うまそうな女か、まずそうな女か…、ピンセットで一センチほどさしてみるとほぼわかる。ピンセットの血を洗う。水の中でピンセットを小さく折り曲げ、手中にかくす。五十歳まで拘禁されたら、青春は、とりもどせない。なんとしてもかくし通さなければ…。いつか夢でみたような、どこかなつかしく残酷な超現実の世界(第7話)。▼私の家のそばに、くぼ地にバラック建ての家が並んだ一角があった。今にも朽ち果ててしまいそうだが自然のぬくもりが感じられる、そんな一角に散歩に出向いてぼんやりと過ごすことが好きだった。そうすることで気持ちが安まるのだった。しかし今、集落は立ちのき問題でゆれていた。そこに住む顔見知りの李さんは、一メートルはある大きな雷魚を飼っていて…(第11話)。 ●本巻の特徴/深層心理に光をあて展開される、印象的な風景を描いた表題作のほか、人間の欲望が関係性をゆがめていく皮肉な結末の作品群や、日常の中の生活の手ざわりを切り取ってみせる一連の作品など、独自の世界観が表現されている。 ●その他の登場キャラクター/女忍(第3話)、犬丸入道重勝(第3話)、助佐(第3話)、行商人Kさん(第6話)、私(第8話)、T君(第8話)、グロリア(第9話)、義坊(第10話)、カズ子(第10話)、安井(第12話)、奥田伸一(第12話)、木山君(第12話)●その他のデータ/発表された年・月~ある一夜(1958年12月)、蟻地獄(1960年 4月)女忍(1960年5月)、なぜ殺らなかった(1961年4月)、ねずみ(1965年2 月)、庶民御宿(1975年4月)、ヨシボーの犯罪(1979年9月)、魚石(1979年 10月)、窓の手(1980年3月)、少年(1981年7月)、近所の景色(1981年10月)、ある無名作家(1984年9月) 解説 ~川本三郎(評論家)
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となりの異邦人(エイリアン)
ゆうきまさみ
1984年『週刊少年サンデー』25周年記念増刊号に掲載された「きまぐれサイキック」〜1989年『週刊少年サンデー』30周年記念増刊号に掲載された「裸の博士放浪記」までの商業誌掲載作品に加え、1991年の同人誌『Vanda』掲載の「くの一あやめの逃走」を収録。執筆当時の思い出を綴ったコラムもアリ。――『究極超人あ〜る』、『機動警察パトレイバー』、『白暮のクロニクル』などの有名長編作品で知られる、ゆうきまさみの貴重な短編集!
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ピカロ
白瀬透
あいつは今も、霧の中だ。疑問符が渦巻く、昭和史の闇へ。謎の匿名作家が描く、昭和最大の「未解決事件」!その真犯人を……追え!冴えないフリーライター・安住純が迷い込んだのは、1984年の大阪…!?バブル前夜の浮かれた時代、その水面下では今も語り継がれる昭和最大の未解決事件「オギリ・東亜事件」が着々と計画されつつあった…!これから起きる事件のことを知っているのは、犯人と現代からやってきた安住だけ!果たして、事件の真犯人は誰だったのか?そして、謎に包まれたその動機は?真相をスクープすべく、安住の野心に満ちた戦いが始まる…!!