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安野モヨコ ANNORMAL
安野モヨコ
安野モヨコの30年を詰め込んだ決定版
『さくらん』では、才ある者の孤独と他者からの嫉妬を、『働きマン』ではかくべきモノと求められるモノの狭間での葛藤を、『鼻下長紳士回顧録』では「創作とは何か」への問いを、巧みな表現力で訴えた。
安野モヨコが描く漫画は、どこまでも心をえぐる。
異常なほどの連載を抱え、走りに走った安野の筆が突然止まったのは、およそ10年前のこと。一体、何があったのか。
華々しい作品の裏にあった苦悩と葛藤、世間からの批判によるダメージ等、心が壊れるほどに、描いて描いて描きまくった果てのことだった。その安野が復活を遂げ、2020年4月には、デビュー30周年の展覧会も開かれた。
展覧会の図録を兼ねた本書では、作品に加えて安野自身にも深くフォーカスし、作品の根源にある作家の人間性を、代表作の原画や設定資料、イラストレーションとともに紹介する。
歴代編集者やアシスタントの証言、夫であり監督・プロデューサーの庵野秀明の言葉、そして安野本人によるロングインタビューも収録し、安野モヨコの作品と人に迫る。
単行本未収録作品、幻の漫画、さらに、「FEEL YOUNG」に異例の2号連続掲載となった、
貴重な読み切り版『後ハッピーマニア』も特別収録! -
ショート・プログラム
武論尊 あだち充
▼近況▼交差点前▼ショート・プログラム▼テイク・オフ▼チェンジ▼プラス1▼むらさき▼なにがなんだか(前・後編)●あらすじ/中学校卒業から4年後に開かれたクラス会。思い出話が繰り広げられる会場の中で、杉井和彦はひとりの女の子と再会を果たした。彼女の名前は高沢亜沙子…和彦がひそかに想いを寄せていた女の子である。一方、颯爽とベンツで乗り付けてきたのは、高校に入ってから亜沙子と付き合い始めたとの噂があった和彦の親友・東年男。現在は一流大学に通い、東京・青山のマンションにひとり暮らしをしているらしいのだが、その態度や言動は、和彦が憧れすら抱いていた中学時代のそれとはまったく変わっていて…(近況)。●本巻の特徴/毎日、同じ時間に同じ場所ですれ違うだけの女の子への恋心を描いた「交差点前」。壊れたステレオが2人の想いを繋ぐ「プラス1」。声も顔も知らないまま文通相手を好きになってしまった受験生が奮闘する「なにがなんだか」など、青春の淡い恋心を描いた珠玉の8編を収録!!
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ユメオチル、アリス
鮎川歩 立花オコジョ
あらゆる欲望が叶う「完全明晰夢」の世界へ
僕は自信を持って断じることが出来る。いま、目の前に繰り広げられているこの風景は偽物なのだと。つまり、これは夢だ。そう口にした瞬間に、その教室に座っていたクラスメイトたちが一瞬で消え去った。
明晰夢―――睡眠中でありながら「これが夢だ」と自覚することのできる夢。そんな幻の世界に、気がつけば僕は迷い込んでしまっていた。
「よく分かったね。ここが夢の中だって。キミ、合格!」
そのとき、僕以外誰もいないはずの教室に声が響いた。見上げれば教壇の上に、白い少女……見たこともない謎の美少女が立っていた。ほんのりと赤い唇。満月のようにぱっちり開かれた金の双眸。爛々と輝く瞳の力強さと雪よりも白い肌の儚さが、あどけない表情の上で同居している。少女は自分の名前をルルディ・リデルと名乗った――。
第3回ライトノベル大賞優秀賞受賞作『クイック・セーブ&ロード』で幻惑的な世界を描いた作家・鮎川歩待望の新作登場!
夢の世界で謎の少女と出会った少年・有栖が誘われるのは、どんな欲望でも叶えてしまうという「完全明晰夢」の世界! 荒唐無稽な夢の世界と現実の学園生活が交錯する新感覚イマジネーションノベル!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
ホムンクルス
山本英夫
「頭蓋骨に穴を開ければ第六感が芽生える。」 謎の医大生に“トレパネーション"手術を施されたホームレス・名越の前に開かれた不可思議な世界とは……?