曲げ の検索結果 8件
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恋物語
さいとうちほ
末っ子で幼い頃から心臓が弱かった仮名子。彼女の家庭は複雑で、長男の総士は、離婚した前妻の子供。次男の忍は、後妻にきたお母さんの連れ子。そして、後妻から生まれた仮名子。彼女は忍のことが大好きで、子供の頃は忍と結婚することを夢見ていた。だが19歳になった仮名子は、長兄のすすめでお見合いをすることになる。いくら好きでも、法律上結婚などできない忍への想いを断ち切るため、政略結婚と知りつつ、見合い相手の三木と一緒になることを決意した。ところが結婚式の当日、忍のおばあちゃんと、医者の清水先生から重大な事実が明かされて…!?(薔薇の実を食べた? より)
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チ。―地球の運動について―
魚豊
動かせ 歴史を 心を 運命を ――星を。
舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった――
命を捨てても曲げられない信念があるか? 世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか? アツい人間を描かせたら敵ナシの『ひゃくえむ。』魚豊が描く、歴史上最もアツい人々の物語!! ページを捲るたび血が沸き立つのを感じるはず。面白い漫画を読む喜びに打ち震えろ!! -
チ。 ―地球の運動について―【単話】
魚豊
時は15世紀。ある真理の証明に己が全てを賭した人々がいた―― 命を捨てても曲げられない信念があるか? 世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか? 『ひゃくえむ。』の超新星・魚豊が現代日本に突きつける、真理の証明にすべてを賭す人々を描く渾身の一大叙事詩!
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響-HIBIKI-
時海結以 柳本光晴 西田征史
マンガ大賞受賞作の映画ノベライズ!
2017年マンガ大賞を受賞した人気コミック『響~小説家になる方法~』(ビックコミックスペリオール連載中)がついに実写映画化!
文学界に現れた15歳の天才少女、響(平手友梨奈)。
文芸誌の編集者・花井に見出された響は、たちまち脚光を浴びることになるが、自分の信念を絶対に曲げないため、次々にトラブルを起こしていく。
しかしその圧倒的な才能と、常識にとらわれない行動は、しだいに、周囲の人々――熱意溢れる編集者、響の才能に嫉妬する少女、出世にこだわる編集長、過去の栄光にすがる作家、天才をきどる新人作家、スクープを狙う記者、生きることに絶望した売れない作家など――の価値観や生き方を変えていくのだった……。
常識や慣習にとらわれず、決して自分を曲げない15歳の天才女子高生作家・鮎喰響(あくい・ひびき)が活躍する話題の映画をノベライズ!
※電子書籍版はカラー口絵が含まれていません。
※対象年齢:高学年から
※この作品は同一タイトルで配信されていた作品の新書影版です。内容に変更はございません。 -
ヨシボーの犯罪
つげ義春
▼第1話/ある一夜▼第2話/蟻地獄▼第3話/女忍▼第4話/なぜ殺らなかった▼第5話/ねずみ▼第6話/庶民御宿▼第7話/ヨシボーの犯罪▼第8話/魚石▼第9話/窓の手▼第10話/少年▼第11話/近所の景色▼第12話/ある無名作家 ●登場人物/私(語り手。くぼ地の集落に散歩に行く/近所の景色)。李さん(くぼ地にすむ朝鮮人。大きな雷魚を飼っている/近所の景色) ●あらすじ/うまそうな女か、まずそうな女か…、ピンセットで一センチほどさしてみるとほぼわかる。ピンセットの血を洗う。水の中でピンセットを小さく折り曲げ、手中にかくす。五十歳まで拘禁されたら、青春は、とりもどせない。なんとしてもかくし通さなければ…。いつか夢でみたような、どこかなつかしく残酷な超現実の世界(第7話)。▼私の家のそばに、くぼ地にバラック建ての家が並んだ一角があった。今にも朽ち果ててしまいそうだが自然のぬくもりが感じられる、そんな一角に散歩に出向いてぼんやりと過ごすことが好きだった。そうすることで気持ちが安まるのだった。しかし今、集落は立ちのき問題でゆれていた。そこに住む顔見知りの李さんは、一メートルはある大きな雷魚を飼っていて…(第11話)。 ●本巻の特徴/深層心理に光をあて展開される、印象的な風景を描いた表題作のほか、人間の欲望が関係性をゆがめていく皮肉な結末の作品群や、日常の中の生活の手ざわりを切り取ってみせる一連の作品など、独自の世界観が表現されている。 ●その他の登場キャラクター/女忍(第3話)、犬丸入道重勝(第3話)、助佐(第3話)、行商人Kさん(第6話)、私(第8話)、T君(第8話)、グロリア(第9話)、義坊(第10話)、カズ子(第10話)、安井(第12話)、奥田伸一(第12話)、木山君(第12話)●その他のデータ/発表された年・月~ある一夜(1958年12月)、蟻地獄(1960年 4月)女忍(1960年5月)、なぜ殺らなかった(1961年4月)、ねずみ(1965年2 月)、庶民御宿(1975年4月)、ヨシボーの犯罪(1979年9月)、魚石(1979年 10月)、窓の手(1980年3月)、少年(1981年7月)、近所の景色(1981年10月)、ある無名作家(1984年9月) 解説 ~川本三郎(評論家)
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路地裏に怪物はもういない
今慈ムジナ やまかわ
平成最後の夏、最後の幻想がはじまる。
一つの時代が終わろうとしている。
高度に発達した文明社会は路地裏の暗闇さえも駆逐し、この世界に幻想の居場所はなくなった。かつて人々が怖れた怪異は、誰しもがネットで正体不明を暴けるものとなった。
そんな幻想の余地がなくなった現代社会で、十代の少年少女を中心に不可思議な現象が起きる。
――乖異。
己が妄執こそが真の現実だと主張する、突如顕れた新たな病魔。現実から乖離し、現実とは異なる理で世界をねじ曲げる現象。乖異によって引き起こされるは、「死者のいない」猟奇事件。導かれるように集ったのは、過去に囚われた三人。
絶えた怪異を殺す少女・神座椿姫。
空想を終わらせる男・左右流。
そして、世界に残された最後の幻想である少年・夏野幽。
一連の事件に「真祖の吸血鬼」の存在を見いだした彼らは、それぞれの理由を胸に乖異とかかわっていくことになる……。
終わる平成。最後の夏。最後の幻想。
旧時代と新時代の狭間に問う、新感覚伝奇小説 がここに。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
築城院さんハシャギ過ぎ
イダタツヒコ 広江礼威
貴方の嘘をくるりと裏返すマガネちゃん登場
言霊使師(ことだまつかいし)の築城院マガネは、詐術と嘘を媒体にして、「言葉無限欺(コトノハムゲンノアザムキ)」という現実をねじ曲げる力の持ち主。それも人生これも人生というわけで今日も嘘をつきつき人生をエンジョイ中!そんな築城院さんとVR風味でデートが出来る(?)、キュート&ホラーチックな漫画です。 -
ギャンブルッ!
鹿賀ミツル
20XX年、日本政府がギャンブルを全面合法化。世界中のギャンブラーがしのぎを削るなか、ひとりの少年マサルが賭けを始める。その天才的な博才とは!? 確率とセオリーをねじ曲げる近未来少年賭博物語!!