感想 の検索結果 4件
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真綿の檻
尾崎衣良
電子コミック150万DLのメガヒット作!
古風で地味でおとなしそうな女性…それが榛花の印象。
幼い頃から親の手伝いばかり、結婚してからは夫に尽くす毎日。
そんなある日、母が負傷し介護を要求されることに。反発する夫に、榛花の親は「離婚して帰ってこい」と榛花に告げる。
しかし、それに榛花が返した言葉は、あまりにも予想外で強烈なものだった…!!
電子コミックが口コミで大ブレイク!「親に対する感情、共感した」「母親目線の物語もあって感動した」「この結末は予想できなかった!」などの感想が殺到。
累計1億円以上を売り上げた力作です! -
マダム・ベンゼルクの読書係
佐倉紫 ウエハラ蜂
ベンゼルク伯爵夫人の読書係になったアマーリエは、夫人から20年前の思い出を聞かされる。それは、彼女と同じくキーガン大学出身で読書係だった女性の数奇な運命についてだった--。
ベンゼルク伯爵夫人の読書係に応募したアマーリエは、通された居間の天井まで届く本棚にぎっしりと詰められた本に見入っている。キーガン大学で文学研究をするアマーリエに、夫人は朗読を所望する。アマーリエが手に取ったのは、ミンレイの『そして彼女は去りゆく』。かつて発禁になったこともある、女性の自立を描いた作品だ。読み終え、夫人から感想を求められたアマーリエが忌憚のない意見を述べると、「あなたほど、はっきりと意見を述べる子は、そうはいなかった」とほがらかに笑う。そして夫人は20年前にアマーリエと同じ意見を述べた読書係の思い出を語りはじめるのだった。同じキーガン大学の出だったその女性は、家の都合で大学を辞めて、子供を持ちながら再び通学し、卒業して、今は公爵夫人となったという―― -
断腸亭にちじょう【単話】
ガンプ
もうすぐ令和に暦が変わろうとする二〇一九年一月。
人生初の単行本重版を迎えて上向きの日々を過ごすのは、
四十手前、ひねくれ漫画家・ガンプ。
しかし、人生急転。
医者に告げられしは…まさかの「大腸ガン」!?
悲しみに暮れる妻を横目に、
始めは現実感のなかったガンプだったが、
日々を重ねる中で、次第に沸き上がる自身の感情を
「にちじょう」として書き残すようになっていき―――
これは、四十手前のひねくれ漫画家が記す…
徒然なる”ガン闘病”の軌跡である。
※漫画内に登場する人物・団体・作品などの名称、容姿等は作品意図のため一部改変しています。
また医療的観点についての考察は、実体験に基づいた作家個人の感想となります。 -
あの夏、最後に見た打ち上げ花火は
助供珠樹 春夏冬ゆう
彼女と出会った、忘れたくないあの夏の日。
何もないのどかな田舎町・松乃に暮らす中学2年生の眞田寛樹は、幼なじみの三島桐子・親友の阿久津恒正らと、毎年変わることのない夏休みを過ごしていた。そんなある日、徹夜をしてしまった寛樹は熱中症で倒れてしまい、助けてくれた謎の美少女・伊藤ノアに恋心を抱くようになる。日本語をうまく理解することのできないノアのために寛樹は妹のなずなと一緒になって、自分たちが暮らす町を案内したりしながら、徐々に距離を縮めていく。そんな時、寛樹はノアに過去の記憶がなく、深海生物に似た奇妙な生き物と共に自身がよく通っている駄菓子屋・伊藤商店の庭に倒れていたところを発見されたという事実を知る。さらに謎の生物がしゃべる名前が、先日まで自分が読書感想文を書くために読んでいた小説の作者の本名だということがわかり、ますます混乱していく。ノアが記憶をなくしたまま不安な毎日を過ごしていると感じた寛樹は、彼女の記憶を取り戻すべく、さまざまな場所に彼女を連れて行ったり、小説内に書かれたことを調べたりしていくのだが・・・・・・。第9回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作品。中学生の男女が繰り広げる甘くせつないひと夏の青春グラフィティが登場。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。