御供 の検索結果 2件
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砂漠の御供姫〜生贄姫と護衛〜
高内藤花
砂漠の大国・ヴァリノール。絢爛たる王宮、数百人が暮らす後宮のさらに奥…白の離宮に住まうは属国から嫁いだばかりの美貌の姫・シャルーカと護衛兼従者のアスラン。まだ見ぬ王の寵姫にならなければ…私たちは生き残れない…!ザイン様が後宮の視察にくる…目にとまるチャンスね♪ 可憐な舞から勇敢な舞に方向転換♪アスランに助けられながら練習…ずっとふたりでもいいけど…そうもいかない…愛されるまで諦めない!懸命な姫…側室達は噂する――シャルーカは他の側室とは違う“生贄の姫”だと…!! 砂上の後宮ロマンス開幕!!
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獄門撫子此処ニ在リ
伏見七尾 おしおしお
その乙女、化物を喰らうさだめ――。
これが応募総数1469作品の頂点。
第17回小学館ライトノベル大賞《大賞》受賞作!
獄門家――地獄より現れた血族。怪異ひしめく古都・京都を根城とする彼らは、呪術を操る胡乱な者どもはもとより、化物にすら畏怖されていた。
そんな凶家の末裔たる乙女――獄門撫子は、化物を喰らうさだめの娘。
荼毘の炎から取りあげられた、このうえなくうつくしく――このうえなく、忌まわしい娘。
しかし……
「撫子か。なるほど、その名の通り可憐だな。」
このうえなく奇妙で、胡乱で、美しい女――無花果アマナ。
自らを恐れもせずに笑う彼女との出逢いが、撫子を変えていく。
花天井に潜むもの。箱詰される人身御供。学園にあざなえる呪い。人を幻惑するけもの。かたちなき化物。
次々と怪異に挑むうち、二人はやがて目を背けていた己そのものと対峙する。
「あなたさえいなければ、わたしは鬼でいられたのに。」
鬼の身体にヒトの心を宿す少女と、ヒトの身に異形の魂を抱える女。
二人のつむぐ縁が、血の物語の封を切る。
TYPE-MOON武内崇氏も認めた、おそろしくもうつくしき、少女鬼譚。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。