布団 の検索結果 3件
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淫らな妄想、俺に聞かせて 〜初旅行…ひとつ布団で密着する夜〜
青山りさ
「言ってみせて。花帆のナカが、どんなふうに俺を感じてるのか…」
私がいま一番ハマっているのは、萱嶋海先生の恋愛小説。すごく官能的だけど、ロマンチックで繊細で…(私もこんな恋がしたいな。それで、ハジメテはこんな男性とがいいなぁ…なんて。)私、全然気づかなかった――まさか、同学年の来住くんが、萱嶋先生だったなんて! だけど彼のファンであることを、とっさに隠してしまった私。どうしよう、彼の書く小説で何度もHな妄想をしてしまっているって、もしバレてしまったら……
「意地悪してごめん。でも、恥ずかしがってる花帆…すごくかわいい」 -
先生とそのお布団
石川博品 エナミカツミ
まだ「何者」にもなれない「誰か」へ――。
家に猫がいる者ならたいてい「うちの猫は特別だ」という。
だが彼とともにいた猫は本当に特別だった。
九年間、小説を書くときにはいつもそばにその猫がいた。その猫がいなければ小説なんて書けなかった。
彼は猫を飼っていたわけではなかった。ただ猫とともに暮らしていた。
――本文より抜粋
これは石川布団という作家と、人語を解す「先生」と呼ばれる不思議な猫とがつむぎ合う苦悩の日々。
企画のボツ、原稿へのダメ出し、打ち切り、他社への持ち込みetc...
様々な挫折と障害に揉まれながらも、布団は小説を書き続ける。
時には読者に励まされ、時には作家仲間に叱咤され、ひとつひとつの出来事に、一喜一憂していきながら、素直に、愚直に、丁寧に、時にくじけて「先生」に優しく厳しく叱咤激励されながら――。
これは売れないライトノベル作家と「先生」とが紡ぎ合う、己が望む「何か」にまだ辿り着かぬ人々へのエール。
優しく、そして暖かな執筆譚。
カクヨムで話題を呼んだ、奇才・石川博品の同名短編小説を、大幅加筆修正した完全版。
イラストは『バッカーノ!』『異世界食堂』など、各所で活躍中の人気イラストレーター・エナミカツミ。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
その指も聲(こえ)も
水戸泉 香林セージ
意地っ張りで童顔の芹沢由樹(せりざわよしき)は、10歳で親を亡くし、人気作家の六道辰巳(りくどうたつみ)に引き取られた。いつも着物姿で優しい六道は由樹をとても可愛がり、小さかった由樹も六道と一緒の布団で眠るのが大好きだった。六道と触れあっていると、由樹の嫌いな妖しいモノを見なくてすむから。やがて由樹は六道への叶わない想いを心に秘めるようになり・・・。ある夏の日、19歳の由樹は海辺で不思議な目に遭う。銀髪の少年が見ている前で、謎の触手が由樹の衣服を剥き何かを探すように身体を這(は)ってきて。そんな由樹を龍が助けたのだ。その日から由樹の身体は火照(ほて)りが止まらず・・・。
龍神が少年に抱いた古の愛が、エロチックに滴る、ラブロマンス!?
※この作品は、パレット文庫として配信された作品と同じ内容のものです。
サイズの大きいイラストに入れ替えて作成しております。