巻いて の検索結果 6件
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佐藤先生の不倫事情
ミナミ
学校という狭い箱庭では、欲と業が渦巻いている。
真面目で堅物な女教師・佐藤志乃30歳。
両親も教師で、同じく教師の夫とはお見合い結婚。
清く正しく間違えない道をずっと歩いてきた・・・夫の不倫現場を目撃するまでは。
驚きと悲しみの中、手を差し伸べてくれた同僚教師が誘うのは・・・同時不倫・・・!?
学校という閉ざされた場所で織りなす、教師同士の危険な恋とかけ引きの結末は? -
特装版「パニック母子関係」
曽根富美子
妊娠した時、思い出したのは、実母への憎悪だった。
厳しくも愛されて育った美緒の中に、何が巣くっていたのか?
大人になっても美緒を縛り付ける「母」という呪いーーその正体は?
教育者として周囲から信頼を得ていた明るい美緒が、
妊娠を期に変わってしまう。
その胸中には、実母からの呪縛とその不信が渦巻いていた。ーー!!
我が子を確かに慈しむための、美緒の闘いが始まる。
表題作「パニック母子関係」ほか、「うつの温もり」「幸福へとつづく道」を収録。
「親なるもの 断崖」で女性の悲劇と強靱さを描いた曽根富美子氏の
母と子についてのある側面をえぐり出す衝撃作、リバイバル配信開始。 -
愛し君に捧ぐ花
織田綺
「僕、結婚することにしたから別れよう」
恋人の那央(なお)から突然そう告げられた明日香(あすか)。そんな時、那央の友人だという男が現れ、「この結婚を邪魔してくれ」と頼まれる。真意も分からぬまま向かった結婚式会場には、それぞれの秘めた思惑が渦巻いていて…?
ドラマチックな大長編からミステリアスなショートストーリーまで、織田綺が描く6つの秘められた「愛」のかたち。
【収録作品】
愛し君に捧ぐ花/とまどいしのぶ/淡雪/君の罪/あやまちメモリイ/マリッジピンク -
月とライカと吸血姫
牧野圭祐 かれい
宙に焦がれた青年と吸血鬼の少女の物語。
人類史上初の宇宙飛行士は、吸血鬼の少女だった――。
いまだ有人宇宙飛行が成功していなかった時代。
共和国の最高指導者は、ロケットで人間を軌道上に送り込む計画を発令。『連合王国よりも先に、人類を宇宙へ到達させよ!』と息巻いていた。
その裏では、共和国の雪原の果て、秘密都市<ライカ44>において、ロケットの実験飛行に人間の身代わりとして吸血鬼を使う『ノスフェラトゥ計画』が進行していた。とある事件をきっかけに、宇宙飛行士候補生<落第>を押されかけていたレフ・レプス中尉。彼は、ひょんなことから実験台に選ばれた吸血鬼の少女、イリナ・ルミネスクの監視係を命じられる。
厳しい訓練。失敗続きの実験。本当に人類は宇宙にたどり着けるのか。チームがそんな空気に包まれた。
「誰よりも先に、私は宇宙を旅するの。誰も行ったことのないあの宇宙から月を見てみたいの」
イリナの確かな想い。彼らの胸にあるのは、宇宙への純粋な憧れ。
上層部のエゴや時代の波に翻弄されながらも、命を懸けて遥か宇宙を目指す彼らがそこにはいた。宇宙に焦がれた青年と吸血鬼の少女が紡ぐ、宙と青春のコスモノーツグラフィティがここに。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
勇者と勇者と勇者と勇者
川岸殴魚 すまき俊悟
「勇者、勇者って、ただの無職じゃん!」
――時は、大勇者“あまり”時代。空前の勇者ブームで、勇者が増えすぎた世界。
勇者専門学校を卒業したひねくれ勇者のルディは、ほかの半熟勇者たちと一緒にシェアハウス生活を送っている。なぜか? お金がないからである。
ルディ「卒業したのに、なんの仕事もないじゃん! 期待の若手勇者として、ダンジョン冒険して中ボス的なの倒したりすると思ってたのに! 勇者って名乗ってるだけの無職じゃん! 家賃も滞納してるし!」
ナディーネ「いまは勇者があまってるからね……。私は家賃も払ってるし、バイトしてるから無職じゃないけど……」
ナディーネはきまじめ勇者。異世界系食堂“異民(いたみ)”でバイトをしている頑張り屋さん。ほかにも、アホ勇者のネネ、なまけ勇者のアーニャ、ヲタ勇者のヴォルフ、女ったらし勇者のクリストフが一緒に住んでいる。
彼らは日々、クエストオーディションに挑んで落ちたり、勇者飯をつくって一儲けを企んだり、アイドル勇者のライブに行ったり、クダを巻いて最近の勇者業界のグチを言ったりしている。
すべては、いつか売れっ子勇者になるために!
『人生』の川岸殴魚が放つ、いまどき☆リアル勇者ライフ!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
俺が生きる意味
赤月カケヤ しらび
愛憎入り交じる、生き残りを懸けた物語。
「斗和くん、何読んでるの? 試験前なのに余裕だね」
人生最後の平穏の日。
人類が生態ピラミッドの頂点から転がり落ち、人間が捕食される側にまわった日の学園生活は、青葉萌由里のそんな言葉からはじまった――。
放課後、萌由里とその親友である赤峰寧々音から同時に別々の場所へ呼び出しを受けた。それが自分への告白であると気付いた斗和は、返事をするために移動を始める。
そのときだ。ピィンと弦を弾くような耳鳴りが聞こえ、世界が一瞬、暗転したように感じた。自身がどこか、高い所へ上っていくような錯覚を覚える。夢から覚めるときの感覚に似ているような気がした。
それは単なる錯覚だったのかもしれない。耳鳴りが消え去った後も、教室や自分自身にもなんら変化はなかった。
いや、何かが違う。どこかおかしいと思った。漠然とした不安が渦巻いているような気がする――そう、この予感は正しかったのだ。
第5回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞『キミとは致命的なズレがある』で異彩を放った赤月カケヤ、待望の新作!
イラストを担当するのは、表情豊かなキャラクター描写が好評のしらび。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。