小山ゆう
幼いころ、日本有数の財閥・結城コンツェルンの総帥・結城豪太郎に養子として引き取られた光は、16歳で早くも後継者として帝王学を学んでいた。そんな光の前に、豪太郎の娘・裕子が現われる。裕子は陸上女子100mのナンバーワンを目指すスプリンター。まったく違う道を進むふたりだったが、やがて互いに魅かれていく。一方、高校教師の神野は、ある出来事で光と出会い、彼のスプリンターとしての才能に注目する。世界最速を目指すアスリートたちの、青春を賭けた愛と感動の物語!