天井 の検索結果 7件
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坂道のアポロン
小玉ユキ
- キーワードを含む収録作品:
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- 天井娘
恋と友情と音楽。思春期というものは、いつの時代も眩しくて少し苦い。60年代後半、地方の町を舞台に、ナイーブ男子とバンカラが繰り広げる直球青春物語。
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獄門撫子此処ニ在リ
伏見七尾 おしおしお
その乙女、化物を喰らうさだめ――。
これが応募総数1469作品の頂点。
第17回小学館ライトノベル大賞《大賞》受賞作!
獄門家――地獄より現れた血族。怪異ひしめく古都・京都を根城とする彼らは、呪術を操る胡乱な者どもはもとより、化物にすら畏怖されていた。
そんな凶家の末裔たる乙女――獄門撫子は、化物を喰らうさだめの娘。
荼毘の炎から取りあげられた、このうえなくうつくしく――このうえなく、忌まわしい娘。
しかし……
「撫子か。なるほど、その名の通り可憐だな。」
このうえなく奇妙で、胡乱で、美しい女――無花果アマナ。
自らを恐れもせずに笑う彼女との出逢いが、撫子を変えていく。
花天井に潜むもの。箱詰される人身御供。学園にあざなえる呪い。人を幻惑するけもの。かたちなき化物。
次々と怪異に挑むうち、二人はやがて目を背けていた己そのものと対峙する。
「あなたさえいなければ、わたしは鬼でいられたのに。」
鬼の身体にヒトの心を宿す少女と、ヒトの身に異形の魂を抱える女。
二人のつむぐ縁が、血の物語の封を切る。
TYPE-MOON武内崇氏も認めた、おそろしくもうつくしき、少女鬼譚。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
マダム・ベンゼルクの読書係
佐倉紫 ウエハラ蜂
ベンゼルク伯爵夫人の読書係になったアマーリエは、夫人から20年前の思い出を聞かされる。それは、彼女と同じくキーガン大学出身で読書係だった女性の数奇な運命についてだった--。
ベンゼルク伯爵夫人の読書係に応募したアマーリエは、通された居間の天井まで届く本棚にぎっしりと詰められた本に見入っている。キーガン大学で文学研究をするアマーリエに、夫人は朗読を所望する。アマーリエが手に取ったのは、ミンレイの『そして彼女は去りゆく』。かつて発禁になったこともある、女性の自立を描いた作品だ。読み終え、夫人から感想を求められたアマーリエが忌憚のない意見を述べると、「あなたほど、はっきりと意見を述べる子は、そうはいなかった」とほがらかに笑う。そして夫人は20年前にアマーリエと同じ意見を述べた読書係の思い出を語りはじめるのだった。同じキーガン大学の出だったその女性は、家の都合で大学を辞めて、子供を持ちながら再び通学し、卒業して、今は公爵夫人となったという―― -
塀の中の美容室
小日向まるこ 桜井美奈
女子刑務所内の、一般人が通う美容室にて
女子刑務所の中に、
“受刑者が一般客の髪を切る”美容室がある。
美容師は、重い罪を犯した者。
だけどそこには、いつも青空があった――
服役中に美容師となった小松原葉留は、
女子刑務所内の美容室で、一般客の髪を切っている。
天井から壁まで青空が描かれた
その美容室を訪れる者は、
小松原がもたらす静かな時間に
いつしか心を洗い流され……
小松原はなぜ、美容師として鏡の前に立つのか。
客たちはなぜ、そこで髪を切るのか。
『アルティストは花を踏まない』の新鋭が贈る、
ひとりの受刑者と、社会を生きる女たちの
あたたかな再生の物語。
空はどこまでも、青く、深く。
誰の上にも、きっと――
描き下ろし美麗カラーイラストも収録! -
サスケ
白土三平
かつて日本中の少年たちを熱狂させた、「サスケ」が電子版で登場!!.
▼微塵がくれ▼忍者猿群▼獣道の術▼謎の女忍者▼火の水▼火遁▼落武者狩り▼風移し▼炎がくれ▼移し身▼通り魔▼剣鬼▼正体▼悪領主▼挑戦▼風車▼逆風▼ミドリ沼▼毒には毒▼刑場異変▼怪僧▼竜神▼天罰▼のろし▼挑戦▼逆襲▼円月剣▼めくらまし ●登場人物/サスケ(猿飛の術を使う少年忍者)、大猿(サスケの父)、服部半蔵(公儀隠密団の首領) ●あらすじ/大坂夏の陣を前に、徳川家康は江戸城で柳生但馬、服部半蔵などの家来を集め、会議を開いていた。席上、但馬は天井裏に潜む猿飛流の忍者を発見し、ただちに公儀隠密団の首領・服部半蔵に追跡を命じる。家康の敵・真田幸村の配下にある猿飛忍者を抹殺したい半蔵は、猿飛忍者を追う途中でひとりの少年・サスケに出会う。その頃、半蔵率いる隠密団だけでは猿飛忍者は消せないと判断した但馬は、自らの配下にある柳生忍群を使って猿飛忍者を追っていた。やがて柳生忍群の一人が猿飛忍者を仕留めるが、新たに出現した猿飛忍者によって殺されてしまう。そして、出来事の一部始終を目撃していた服部半蔵は、猿飛忍者が実は一人ではなく、猿飛の技を使う者すべてが猿飛忍者を名乗っていたことを知る(忍者猿群)。 -
星空のきみ
塚本夢浩
主人公・加地クウトは根っからのオタク男子高生。そんなクウトが一人暮らしをしている部屋に、クラスでも美少女として注目されている幼馴染・星崎チカが突然転がり込んできた……! ただし、それには理由が――。
突然、体が宙に浮いて戻らなくなってしまったチカは、クウトに助けを求めてきたのだった。そのままクウトの部屋の天井に棲みついてしまったチカ。秘密の詰まった同居生活が、今始まる……!!
待ち受ける数々のピンチをを切り抜け、チカはもとの浮かない自分に戻ることができるのか――!? -
東京アサイラム
太田基之
▼第1話/家はあれども帰るを得ず▼第2話/押し入れのむこう▼第3話/隣の女▼第4話/ランちゃん▼第5話/食うか食われるか▼第6話/遭難者たち▼第7話/ケムリの秘密▼第8話/ゆれる▼第9話/天井の下、空の下▼第8.5話(オマケマンガ)/その時その人は
●主な登場人物/朝井(定年退職後、妻とうまくいかずに家を飛び出す。公園で出会った謎の男から、怪しい仕事と3畳一間のボロアパート暮らしを手に入れる)
●あらすじ/定年退職した朝井は、やることもなくゴロゴロしたり散歩したりする日々。妻から煙たがられ、イライラが募った朝井は、ある日勢いで家出を決行。でもポケットに入っていたのは40円だけ。あてもなく遠くの公園まで歩き、ベンチでため息をついていると、怪しい男が仕事と住む場所を紹介すると声をかけてきて…?(第1話)
●本巻の特徴/定年退職後、人生にぽっかり穴が開いてしまった男が転がり込んだのは、3畳一間のボロアパート。そのアパートで出会ったのは、マンガ家志望の男、日本の壊滅を願う男、そしてワケありな女。何もないアパート、何もすることがない夜、3畳に寝ころぶ男は何を思う…?