大納言 の検索結果 2件
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平安なずな陰陽譚 ~お困り姫を癒す庶民ごはん~
桔梗楓 鈴ノ助
安倍晴明に見出され、なずなと名付けられた少女。陰陽術と野山育ちの創意工夫で華やかな貴族社会に巣食う闇に挑む!
平安京の秩序を司る陰陽道、その権威・安倍晴明は、山中で怨霊と対決し負傷したところを謎の少女に助けられる。野生児だが聡明な少女は「なずな」と名付けられ、晴明に育てられて陰陽師見習となった。初仕事は、橘大納言邸に見え隠れする不吉な影を探ること。緊張の面持ちで向かった大納言の屋敷で、一人娘の桜子姫付女房を命じられたなずな。先輩女房の浄梅に連れられ挨拶に上がる途中、なずなは、湯あみの水が熱すぎるとわめき散らしながら、世話をしていた女房に湯を浴びせ、桶を投げつけようとする桜子姫の姿を目の当たりにする。女房を庇うなずなの頭に桶がぶつかっても、桜子姫は悪びれもしない。浄梅の作った氷菓を、遅いと言って投げ捨てる。噂には聞いていたものの、桜子姫の気性の激しさを目の当たりにしたなずなはげんなり。しかしだからといって、桜子姫に怨霊が取り憑いているというわけでもなさそうである。木登り禁止、虫を摘まんで食べることも禁止、と申し渡されてきた元野生児のなずなが、都人の生活に不自由を感じながら晴明のいう『凶の兆し』を探っていく―― -
恋染変化花絵巻
深山くのえ サカノ景子
舞姫と「鵺の宮」の王朝ロマンス!!
染子は主家である源氏の大納言雅道の依頼で、新嘗祭の五節の舞姫を務めることになった。
だが、儀式の最中に突然、不思議な格好の若い公達にさらわれ、肩に担がれたまま後宮中をあちこち連れ回されてしまう。
公達の正体は、帝の弟宮である暁平親王だった。
暁平は奇矯な行動ゆえに「鵺の宮」と呼ばれていたが、染子は彼の優しい笑顔と、舞を褒めてくれたことに心打たれていた…ファン待望の王朝ロマンス!!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。