三部 の検索結果 7件
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幕末風雲伝
つげ義春
1958年6月に若木書房から刊行されたB6上製単行本の完全復刻。「暁の銃声」「戦雲のかなた」とともに「幕末もの三部作」といわれる作品。主人公は、坂本竜馬からたのまれて軍師早川に密書を渡そうと江戸に来た桂竜之介。竜之介は、スリの子丑松と片目の浪人ホクロと出会い物語は展開してゆきます。
新撰組を舞台に、でたらめな長屋の浪人たちを狂言回しとして、庶民の目線で維新の激動をみつめる作者の視点が光るのがうかがえる異色名作です。 -
決定版カムイ伝全集 【外伝】電子版別冊 再会の巻
白土三平 岡本鉄二
江戸時代、下総国・手賀沼の干拓地は、活気に満ちていた。食い扶持と賃金に惹かれ、出稼ぎの労働者が各地から大量に流れ込んでいた。その中に…カムイの幼なじみにして、現シングルマザー、そしてカムイと同じく抜け忍となった女・伊児奈(イコナ)がいた。そして追われるものと同様に、追うもの即ち抜け忍狩りの忍者たちもまた、人の群れに紛れ込んでいる。昼間の厳しい労働の裏で、夜闇に紛れて忍者同士の死闘が繰り広げられる。だが、決して姿を現さない何者かに一人また一人と忍者たちは倒されていく。「あの男」も誰かに化けてここにいるのか? それは誰か? カムイ伝第二部完結後、ほぼ十年ぶりに描き下ろされた読み切り三部作。単行本未収録作品がついに電子版配信開始!
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第3のギデオン
乃木坂太郎
舞台はフランス革命前夜。
三部会の議員となり、貧困にあえぐ国を合法的に救いたい平民のギデオン。
目的のためなら残酷でも最短の道を進もうとする、貴族のジョルジュ。
国を変えたい二人の男が、共にその足を踏み出した。
正義と悪と愛と憎悪の共同作業がむかうのは、血の地獄か、理想の未来か。 -
鳥葬
江波光則 くまおり純
少年達は「殺人」という過去に振り回される。
幼なじみが死んだ。
ラブホテルで。首を吊って……。
他殺か? 自殺か?
事件の前日、死ぬ間際の八尋から送られた「過去に殺される」というメール。
ある日届いた、「次はお前を殺す」という謎のメッセージ。
八尋がインターネット上で自慢した「殺人」という偽りの記憶。
主人公・陵司は、八尋の葬式で再会した旧友・桜香と共に、事件の真相を探り始める。かつて「殺人」を犯した陵司の過去を、自分の過去のように振り回し続けた八尋を襲ったものの正体は?
八尋の死が、「殺人」以降関わりを絶っていた5人の少年少女を再び結びつける。
……一体、誰が、八尋を?
『ストレンジボイス』『パニッシュメント』『ペイルライダー』の学園三部作にて根強い人気を誇る、鬼才・江波光則が新たに送る、青春群像ミステリ! 乞う! ご期待!
――あのとき、俺たちはまだ、人間ですらなかった。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
菜々子さん的な日常REVIVAL
瓦敬助
美しく、なつかしい、昭和の終わりの北海道…
僕のそばにはいつも“彼女”がいた…
昭和の北海道、木造校舎がなつかしい某高校を舞台に、
健康男子の瓦くんと、
クラスメイトの無防備油断娘・菜々子さんが織り成す、
笑いあり、ラッキースケベありの日常。
ミステリの名手・三部けいが別名義で
20年近くにわたって描き続けてきた、
ライフワークの傑作選!!
絶版入手困難になっていたエピソードも収録して、
ついに登場! -
鼻紙写楽
一ノ関圭
『茶箱広重』『裸のお百』『らんぷの下』などの名作で知られる伝説の漫画家・一ノ関圭、待望の単行本です。歌舞伎と浮世絵を題材にした『鼻紙写楽』は、2003年〜2009年にビッグコミック増刊で不定期連載されました。その全8話を大幅に加筆・再構成し、三部作としてついに単行本化。多くの漫画家から、また漫画好きの読者から絶賛されるも、あまりに寡作なために幻の漫画家といわれる一ノ関圭の、代表作『茶箱広重』をこえる24年ぶりの傑作最新作です。 物語は、江戸期・田沼の時代。町方役人の次男坊・勝十郎は長じて、座頭・五代目市川団十郎らの下で芝居小屋・中村座の囃子方「笛吹き勝」となって下働きをしていた。しかし、同心の兄・一馬が殺され、勝十郎は再び武士に戻り見習い同心に。時を同じくして江戸市中に連続幼女殺しが起き… (収録:「勝十郎」「卯之吉」「仲蔵」、巻末描き下ろし「初鰹」)
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営業ものがたり
西原理恵子
『上京ものがたり』『女の子ものがたり』に続く、”サイバラものがたり三部作”の完結編!!