転職 ラノベ の検索結果 4件
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異世界とりかえばや 王女と地味子
木野美森 カズアキ
婚約を祝う茶会で、マカロンを喉に詰まらせた王女。目覚めるとそこは豊島区巣鴨なるところ。鏡に映る姿は……これが、わたしか?
婚約を祝う茶会で、マカロンを喉に詰まらせた王女。目覚めるとそこは豊島区巣鴨なるところ。鏡に映る姿は……これが、わたしか?
王太后である厳格な祖母に育てられたレティシアは、自分がひそかに『氷の王女』と呼ばれていることを知っている。婚約を祝う茶会に集まった令嬢たちがよそよそしいのも相変わらずだ。やがて趣向を凝らした演出とともにマカロンが提供され、レティシアはそれを口にすると、喉に違和感が……。息ができず苦しんでいるうちに意識が遠のいていく。目覚めると、そこは見たこともない部屋だった。「ここは、どこだ?」と侍女のビビに尋ねると、これまで聞いたこともない響きを持つ声が『ここは豊島区巣鴨です』と答える。鏡を見れば、髪も瞳も黒く、地味な顔立ちでまるで別人である。『あなたは長谷川環、二十八歳。誕生日は三月九日です』とレティシアに告げたのは、侍女のビビと同じ名前のバーチャルアシスタントだった。やがてビビと会話をするうちに、レティシアはどうやら別世界の『はせがわたまき』と入れ替わってしまったらしいことに気づく。『はせがわたまき』として生きるために、レティシアは日記を読み、配信ドラマでこの世界について学び、ビビに日常を教えてもらいながら街に出て、『はせがわたまき』の転職先で『はせがわたまき』として仕事に就く。だが、つい素が出てしまい…… -
ハル遠カラジ
遍柳一 白味噌
たとえそれが、人でなかったとしても。
これでも私は、身のほどはわきまえているつもりである。
武器修理ロボットとして、この世に産まれた命。
本来であればその機能を駆使して人間に貢献することが、機械知性の本懐とも言えるだろう。
しかし、どうもおかしい。
人類のほとんどが消え去った地上。主人であるハルとの、二人きりの旅路。
自由奔放な彼女から指示されるのは武器修理のみに留まらず、料理に洗濯と雑務ばかり。
「やるじゃねえか、テスタ。今日からメイドロボに転職だな」
全く、笑えない冗談である。
しかしそれでも、ハルは大切な主人であることに違いはない。
残された時を彼女のために捧げることが、私の本望なのである。
AIMD――論理的自己矛盾から生じる、人工知能の機能障害
私の体を蝕む、病の名である。
それは時間と共に知性を侵食し、いつか再起動すらも叶わぬ完全停止状態に陥るという、人工知能特有の、死に至る病。
命は決して、永遠ではないから。
だから、ハル。
せめて、最後のその時まで、あなたとともに――。
第11回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞を受賞した『平浦ファミリズム』の遍柳一がおくる、少しだけ未来の地球の、機械と、人と、命の物語。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
最強職《竜騎士》から初級職《運び屋》になったのに、なぜか勇者達から頼られてます
あまうい白一 泉彩
元竜騎士の最強運び屋が送る異世界旅物語!
―最上級職から初級職になったのに、より強くなるだけでした―
最強の《竜騎士》アクセルは、王家の依頼により勇者パーティーの一人として魔王を倒した。その後、多大な報酬を得た彼はこれ以上物騒な仕事をする必要もない、と初級職《運び屋》に転職した。そして、相棒である竜王と共に世界を旅しながら、悠々自適な生活をしようと思っていたのだが――
「何だか前より勇者やギルドの連中から頼りにされていないか?」
「だってご主人、竜王のボクを駆る、最速の運び屋さんになったんだから、当然でしょ」
「というか、竜騎士時代よりも能力が上がっているし、スキルも強いような?」
「だってご主人、基礎を学んでないんだから、学び直したら実力が底上げされて強くなるのは当たり前だよ」
こうして史上最強の初級職《運び屋》となったアクセルは、様々なギルドや勇者、英雄たちが活躍する世界の中で、周りから愛され憧れられ、頼られながら自由気ままに暮らしていく。
史上最強のビギナー運び屋が最速で送る、トランスポーターファンタジー、ここに開幕!
※「ガ報」付き!
※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
ブラック・ラグーン
広江礼威 虚淵玄(ニトロプラス)
鬼才が挑むロアナプラ異聞!
ロックこと岡島緑郎は、日本の商社マンだったが、南シナ海へ出張中に海賊まがいの運び屋〔ラグーン商会〕のメンツに誘拐された。あてにしていた会社にあっさり見捨てられた岡島は、一念発起して改造魚雷艇〔ブラック・ラグーン号〕の見習い水夫に転職。ダッチ、レヴィ、ベニーらの仲間に加わり、アジアの海を駆けめぐることに……。
血と硝煙の匂い漂う無法者の街ロアナプラを舞台に、手に負えぬ野獣どもが暴れ回る冒険大活劇、「サンデーGX」連載作を、大ヒットPCゲーム『FATE/stay night』の外伝小説『Fate/Zero』を執筆した著者がオリジナルストーリーで小説化!
奇跡の「最凶」コラボによる“ロアナプラ異聞”……。 香港マフィア張の暗殺を目論む刺客たちが何者かによってロアナプラに放たれた! 図らずも、彼らに手を貸す形となったラグーン商会は、張と敵対する意思がないことを示すため、刺客たちを狩り出す羽目に……!
今、ロアナプラに史上“最悪”な刺客どもが上陸する!
掛け値なしの超ハードGUNアクション!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。