表情 ラノベ の検索結果 9件
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あけぼの町三丁目 みんなのお弁当物語
墨谷佐和 上條ロロ
ここは、あけぼの町三丁目。『コウスケの弁当屋』にやって来る人々の、時にあたたかく、時にせつない、お弁当をめぐる物語――
幼稚園に通いはじめたかわいい息子・つかさのため、毎朝せっせとキャラ弁を作る有純。つかさの喜ぶ顔もさることながら、インスタで『いいね』や賞賛のコメントがつくのも嬉しくて、ますます腕を上げていく。一方、同じクラスの遥斗は、ふりかけごはんとウインナー2本という簡素なお弁当が毎日つづいている。母の縁は表情も少なく、ママ友など友人を持つ様子もない。そんな縁に、担任の里香はやきもきしている。里香は、お弁当ひとつで子どもの心は幸せにもなれば、淋しくもなると考えている。なぜなら、自分自身が母親からお弁当を作ってもらった記憶がないからだ。里香の恋人・雄太はその真逆で、大学生になった今も父が手作りのお弁当を持たせている。そんな雄太ら父子も最近のお気に入りは『コウスケの弁当屋』で…… -
恋人以上のことを、彼女じゃない君と。
持崎湯葉 どうしま
たのしくて・気を遣わない・ラフな関係。
元カノと夜を共にした。ブラックな仕事に疲れた山瀬冬は、ある日大学時代の彼女・糸と再会し飲みに誘う。愚痴や昔話に花を咲かせ、こういう友達関係もいいなと思っていた矢先、酒の勢いに呑まれてやってしまった。後悔する冬だが、糸は「謝っちゃだめ」と真剣な表情で制す。「ちゃんとしようとか言わないでよ。ただ心地良いから一緒にいようよ」糸も疲れていたのだ、社会が強要する正しさや、大人としての不自由さに。こうして二人は『仕事とか恋とか面倒なことは抜きで、ただ楽しいことだけをする』不思議な関係を結ぶ。社会に疲れたアナタに贈る、癒やしとちょっとエッチな短編連作。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
眠れない王様のお休み係
宇津田晴 あき
激務の腹黒国王を眠らせる姫君はだれ?
下町の勤労少女ローズには出生の秘密があった。死んだと聞かされていた父親は公国の王様だったのだ。父親が迎えにやってきた日を境に、ローズは一般庶民から姫君へと華麗に転身! 王女として、宗主国であるアクア王国の社交界にデビューすることになる。
働きもののローズは、王女としてもしっかり国のために人脈作りをしようと気合い十分。だが、華やかなパーティーで肉食系青年貴族たちに強引に迫られて、使用人通路にあった暗く狭い洗濯室に逃げ込んでしまう。
そこで偶然、かつて旅芸人一座に身を置いていたころ仲良くしていた幼馴染みのアンディと再会。なんとアンディの正体は「腹黒冷酷」と悪名高いアクア王国の新王だった。
昔と違い、険しい表情を見せるアンディを心配するローズ。「残忍で冷酷な策士」と恐れられるアンディだけど、本当はとてもやさしいことをローズは知っている。不機嫌そうに見えるのは、激務と刺客のせいで超寝不足のせい? 心配するローズはアンディをしっかり眠らせようと計画。不眠症のアンディも、ローズがそばにいるとなぜか熟睡できることに気付き、荒みかけていた心が癒されていくが――!?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。 -
魔王の贄花嫁
宮野美嘉 高星麻子
夜は冷酷な魔王、昼は極甘な夫!?
魔物の国シャンドーラの王ウルギスに嫁ぐことになった剣士の娘ロロナ。祖国から魔王ウルギスを殺害せよ、と密命を受けての嫁入りだったが、正義感の強いロロナは、彼が本当に噂通りの悪い男なのかを自分で確かめてみようと考える。
だが、初対面の席でいきなり「必要なのは世継ぎを産むお前の体だけだ」と、冷淡かつ無表情に宣言されて、ロロナは憤慨! 妻になるロロナの感情をまるっきり無視する不遜な彼に、思わず剣での勝負を挑もうとするロロナだったが、ウルギスにあっさりと受け流されてしまう。
『夜の主』と呼ばれるウルギスが活動するのは、いつも決まって夜中だけ。太陽が出ている間は、決してウルギスは人前に姿を現わさないのだという。ロロナはウルギスが本当に祖国に害をなす存在か調べようと、昼の間、ウルギスがこもりきりの部屋をたずねてみることに。だがそこにいたウルギスは、ふだんとまったく様子が違っていて…!?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。 -
王宮呪い師の最悪な求婚
宮野美嘉 くまの柚子
天才青年の暴言は世界一甘い口説き文句!?
新米王宮呪い師になったエレインを待っていたのは、天才・変人・無表情で有名な青年ラキスヴァデリの補佐という任務。性格は最悪だけれど呪い師としては超一流のラキス。出世のためにエレインはラキスの世話係として奮闘するが、いつか彼を踏み台にしようと決意している。けれどもラキスは「僕を追い抜くなんて絶対無理だよ。エレインは抜けていて、かわいいね」と暴言気味の言葉を吐きながら、頭を撫でてきたり抱き上げてきたりと、エレインの感情を逆なでしてくる。「やっぱりラキスなんか大嫌いだ」と思うエレインだったが、なぜか最近、彼の言葉が甘い口説き文句に聞こえて動揺するように…。
そんな頃、王宮に謎の蛇が出没、人々を襲いはじめる。蛇にかまれた者は「愛する人の記憶」を失う呪詛にかかってしまうらしい。エレインは勝手な行動をするラキスに反発、自分ひとりで事件を探ろうとするが!?
傍迷惑なほどピュアなふたりの、すれ違いラブロマンス!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。 -
無作為抽出恋愛遊戯
水市恵 九條宝珠
ねじ曲がった少年の邪道ラブストーリー。
将来、支配者階級を目指している天才少年・愛須蒔也。
彼は他人の心を操る練習のために力試しとして、自身の所属する私立陽華学院内の恋愛を弄ぶ『ゲーム』をしている。
蒔也が考案したゲームの概要は、以下の通りである。
1,乱数による無作為抽出で、陽華学院の生徒を男女一名ずつ選出。
2,選出された生徒同士が恋仲になるように、ふたりを誘導。
3,カップルが成立すればゲームクリアとなる。
蒔也はすでに何組ものカップルを成立させてきた。同じ学院内なので、もともと面識のある組み合わせもあったが、多くの場合はゲーム開始時点で対象者は互いの存在すら知らない。
その状態から、蒔也は手練手管で縁を結ぶ。それなりの苦労が伴うが、すべて誰のためでもなく蒔也自身のため、他人の心理や行動を誘導技術を高めるための遊びだ。
さて、今回対象者に選ばれたのは特殊なケースである。
「だからこそ面白い練習になるというものだ」
蒔也の脳内ではすでに、ゲームクリアのために考えられる道順を無数に思い描き、最善手の吟味を始めていた――。
イラストを担当するのは、表情豊かなキャラクター造形が秀逸な新進気鋭の九條宝珠!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
俺が生きる意味
赤月カケヤ しらび
愛憎入り交じる、生き残りを懸けた物語。
「斗和くん、何読んでるの? 試験前なのに余裕だね」
人生最後の平穏の日。
人類が生態ピラミッドの頂点から転がり落ち、人間が捕食される側にまわった日の学園生活は、青葉萌由里のそんな言葉からはじまった――。
放課後、萌由里とその親友である赤峰寧々音から同時に別々の場所へ呼び出しを受けた。それが自分への告白であると気付いた斗和は、返事をするために移動を始める。
そのときだ。ピィンと弦を弾くような耳鳴りが聞こえ、世界が一瞬、暗転したように感じた。自身がどこか、高い所へ上っていくような錯覚を覚える。夢から覚めるときの感覚に似ているような気がした。
それは単なる錯覚だったのかもしれない。耳鳴りが消え去った後も、教室や自分自身にもなんら変化はなかった。
いや、何かが違う。どこかおかしいと思った。漠然とした不安が渦巻いているような気がする――そう、この予感は正しかったのだ。
第5回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞『キミとは致命的なズレがある』で異彩を放った赤月カケヤ、待望の新作!
イラストを担当するのは、表情豊かなキャラクター描写が好評のしらび。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
恋のキューピッドはハンドガンをぶっ放す。
神崎紫電 あき
もし僕の護衛が戦地帰りの少女兵士だったら
比嘉財閥の御曹司の僕は転校初日にバスジャックに遭った。
助けに来たのはちっこい美少女・紅羽。この無表情兵士が僕の新しい護衛? しかも同じクラスに編入???
父親が僕につけてきた護衛たちは全員僕がクビにしてやったが、今度のこいつは四六時中、僕につきまとって同じ部屋で寝ようとさえする。
しかも「僕を鍛える」などといってムチャクチャなトレーニングメニューまで用意しやがった! なかなかやっかいそうだ……。
そんなおり、紅羽考案の恋愛成就プログラムに従って、僕はクラスの気になる女の子・楓ちゃんにアタックすることに!
これでうまくいかなかったら紅羽は自分をクビにしてもいいと言う。
なるほど、うまくいけばハッピー、うまくいかなくてもハッピーじゃないか!
しかしそのプログラムは案の定というかなんというか、やっぱりトンデモなものだった……。
僕の淡い恋心は楓ちゃんにきちんと届き、彼女は応えてくれるだろうか?
ドタバタ学園ラブコメ!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
ユメオチル、アリス
鮎川歩 立花オコジョ
あらゆる欲望が叶う「完全明晰夢」の世界へ
僕は自信を持って断じることが出来る。いま、目の前に繰り広げられているこの風景は偽物なのだと。つまり、これは夢だ。そう口にした瞬間に、その教室に座っていたクラスメイトたちが一瞬で消え去った。
明晰夢―――睡眠中でありながら「これが夢だ」と自覚することのできる夢。そんな幻の世界に、気がつけば僕は迷い込んでしまっていた。
「よく分かったね。ここが夢の中だって。キミ、合格!」
そのとき、僕以外誰もいないはずの教室に声が響いた。見上げれば教壇の上に、白い少女……見たこともない謎の美少女が立っていた。ほんのりと赤い唇。満月のようにぱっちり開かれた金の双眸。爛々と輝く瞳の力強さと雪よりも白い肌の儚さが、あどけない表情の上で同居している。少女は自分の名前をルルディ・リデルと名乗った――。
第3回ライトノベル大賞優秀賞受賞作『クイック・セーブ&ロード』で幻惑的な世界を描いた作家・鮎川歩待望の新作登場!
夢の世界で謎の少女と出会った少年・有栖が誘われるのは、どんな欲望でも叶えてしまうという「完全明晰夢」の世界! 荒唐無稽な夢の世界と現実の学園生活が交錯する新感覚イマジネーションノベル!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。