等身 ラノベ の検索結果 3件
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あの日、そらですきをみつけた
辻みゆき いつか
自分の気持ち、うまく伝えられてる…?
上田真白、小学6年生。
外見、フツー。性格もフツー。
親友のモモちゃんといつも一緒にいる。
将来の夢…一応あるけど、他人にいえるほどの自信もない。
好きな人はいないし、まだ恋を知らない。
クラスの女子力高めの子たちの話題に入りたいって気持ちはあるけど、経験がないからいつも遠巻きに眺めてる。
でも、そんな私にだって、感情はある。
思っていることだってある。
他人には言えない、ホンネだって――。
6年生になってすぐのこと。
今日は学級委員決め。
クラス替えはなく、5年生からのもちあがりだから、みんな顔は知っている。ただ、担任だけは新しい先生。
学級委員なんて目立つポジション、私には無縁だと思っていたのだけど…。
誰もが悩む、思春期のころの複雑な気持ちと学校の人間関係。他人にはうまく言えない心を、真白はあるモノにうちあけていく…。
ドキドキの等身大ストーリーから目が離せません!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
※対象年齢:高学年から -
キモイマン
中沢健 荻pote
等身大以下の最弱リアルヒーロー参上!
オレの名前は高寺一郎。
高校では「キモ男」と呼ばれて、めちゃくちゃいじめられている。それはもうえげつないほどに。オレには自分のどこがキモいのかさっぱり分からないが、いじめる奴らに言わせると、存在自体がキモいのだと。
そんなオレの唯一の癒やしは、毎朝の通学電車のなかで出会う他校の女子高生・小宮美織を観察すること。美織のことはいろいろと知っている。一度家まで後をつけたことがあるから、彼女の自宅の住所だって知っている。なのに、向こうはオレがここに存在していることすら知らない。
ある日の放課後、美織に偶然会えたりしないかと、彼女の家の近所をうろついていたオレは、小学生の女の子が同級生に万引きを強要されている現場に遭遇した。なけなしの勇気を振り絞って助けてあげたその女の子はオレのことをヒーローか何かと勘違いしたらしい。その女の子――聖は、熱い尊敬のまなざしでオレを見つめながら言った。
「一郎にいちゃん、正義の超人ジャスティスターに変身して!」
この時から、惨めでカッコ悪くって最低に輝いた、オレの汗と涙にまみれた戦いの日々が始まったんだ――。
『初恋芸人』の著者が描く、等身大以下の最弱リアルヒーローストーリー!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
夏の終わりとリセット彼女
境田吉孝 植田亮
その夏、彼女は記憶を失った――。
夏休み。桜間さんが事故で記憶を失った。
桜間さんといえば、完全無欠の「正義の人」にして、クラスの誰もが認める超美人。そしてなんの間違いか、僕、峰康の“カノジョ”でもある――。そんな桜間さんが、記憶喪失。
ゴシップに飢えた高校生たちにとっては、格好のエサだ。安いメロドラマを求めて僕にまで群がってくるやつらに愛想笑いを返しながら、僕はお見舞いにも行かなかった。行けなかった。好奇の目から逃げるように桜間さんを避けまくっていた僕は、2学期早々、彼女と気まずい再会を果たす。彼女は僕のことも完全に忘れていたわけだけど――「あなたは、私が一番嫌いなタイプの人間だと思います」――うん、まあ、全力で嫌われました。僕としてはそれでよかったのだけど、何故かとんでもなくお節介な先生のはからいで、僕は風紀委員である彼女の補佐を拝命することになってしまう。数少ない友だちの水井や、桜間さんの友人・宮井さんにも後押しされながら、僕らはもう一度、一から関係を築いていこうとするが――。小学館ライトノベル大賞にて優秀賞を受賞、ゼロどころかマイナスからはじまる等身大青春グラフィティ!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。