喜一 ラノベ の検索結果 2件
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異世界忠臣蔵
伊達康 紅緒
ーーこの仇討ちは、伝説となる。
聖塩に護られし地、レディア王国。
だが悪臣キーラによって王は殺され、国家存亡の危機に立たされる。
列国最強と謳われたレディア騎士団も、護国派と仇討ち派で分裂の危機ーー。
現代人の寺坂喜一がやってきたのは、そんなときだった。
美少女団長クラノスの信頼を得て、仇討ち派の女騎士アンスヴェイを説得にかかる!
「黙れ乳騎士!」「何よ尻騎士!」
「やめろ! 過度な個人攻撃は、俺の世界でも問題になってるぞ!」
……おのおの方、頼むから仲良くしよ?
再現せよ忠臣蔵! 痛快“討ち入り”ファンタジー活劇、ここに開宴!!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
先生とそのお布団
石川博品 エナミカツミ
まだ「何者」にもなれない「誰か」へ――。
家に猫がいる者ならたいてい「うちの猫は特別だ」という。
だが彼とともにいた猫は本当に特別だった。
九年間、小説を書くときにはいつもそばにその猫がいた。その猫がいなければ小説なんて書けなかった。
彼は猫を飼っていたわけではなかった。ただ猫とともに暮らしていた。
――本文より抜粋
これは石川布団という作家と、人語を解す「先生」と呼ばれる不思議な猫とがつむぎ合う苦悩の日々。
企画のボツ、原稿へのダメ出し、打ち切り、他社への持ち込みetc...
様々な挫折と障害に揉まれながらも、布団は小説を書き続ける。
時には読者に励まされ、時には作家仲間に叱咤され、ひとつひとつの出来事に、一喜一憂していきながら、素直に、愚直に、丁寧に、時にくじけて「先生」に優しく厳しく叱咤激励されながら――。
これは売れないライトノベル作家と「先生」とが紡ぎ合う、己が望む「何か」にまだ辿り着かぬ人々へのエール。
優しく、そして暖かな執筆譚。
カクヨムで話題を呼んだ、奇才・石川博品の同名短編小説を、大幅加筆修正した完全版。
イラストは『バッカーノ!』『異世界食堂』など、各所で活躍中の人気イラストレーター・エナミカツミ。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。