入院 ラノベ の検索結果 2件
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こんな小説、書かなければよかった。
悠木りん サコ
親友の恋を、わたしは小説に閉じ込める。
「ずっと一緒に――隣にいてくれる?」「うん。永遠に」幼い頃に交わした約束。それ以来、わたしとつむぎは何をするにも二人一緒で、変わらない関係のはずだった。それなのに――。
「私、恋がしたいんだ。しおりはそれを小説に書いて?」
体が弱く入院中のつむぎが口にした『お願い』は、彼女と、わたしの昔馴染みの男の子との疑似恋愛を小説に書く、というもので――。
一つの『お願い』から変わり始める、わたしたちの関係。恋と小説の中に、つむぎが求めるものとは?
わたしと彼女、そして彼とで紡ぐ青春物語。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
世界の中心で、愛をさけぶ
片山恭一
超人気のベストセラー。
主人公は朔太郎という名の、地方都市に住む高校2年生。
物語は、アキという名の同級生の恋人の死から始まる。
生前の彼女との思い出を回想するように、ふたりの出会い、放課後のデート、恋人の墓から遺骨の一部を盗んだ祖父の哀しくユニークな話、ふたりだけの無人島への旅、そして彼女の発病・入院、病院からの脱出、そして空港での彼女の死までのストーリーが語られていく。
その中で朔太郎は自分の「いま」が、彼女との出会いから始まっていたことに改めて気づく。
アキの死から十数年が経過した今も粉状になった彼女の遺骨の一部を小さな硝子瓶に持ち続けていた朔太郎は、新たな恋人とともにアキとの思い出が詰まった郷里を訪ねる。そして「アキの死」が残したものの大きさを感じながら、ふたりがかつて一緒にいた郷里の学校のグラウンドで静かに骨を撒いた――。
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。