二丁目 ラノベ の検索結果 2件
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名もなきものの声を聴け
鈴ノ助 二久アカミ
20XX年。無法地帯となったシンジュクで殺されかけた元官僚の清高。目が覚めると、そこにいたのは中学時代の同級生だった那緒――
清高には、モノ、特に「作品」に込められた思いを感じ取る能力がある。怨念、怒り。そういう負の感情に押しつぶされそうになることも、しばしばだった。そんな能力はいらない。そう思うのに、耳元には、何千羽もの羽虫がうごめくような、強烈で濁った「声」。殺される! そう思って掴んだ手は……中学の同級生だった那緒。なぜ彼が、ここに? 昨夜はヨツヤで「とある交渉」をしていたはずだったが、その後の記憶がまったくない。那緒が清高を見かけたのは、シンジュク二丁目だったそうだ。そして彼が、清高を助けた。偶然とはいえ、運命的な再会。だが、ここ、那緒の家は治外法権のシンジュク旧カブキチョウ地区。那緒は裏社会とも繋がっているのか……? 関わらないほうがいい、そう思いながらも、清高はなりゆきで那緒の仕事を手伝うことに。「お祓い」に同行することになった清高は、シンジュクの廃ビルで、のどをかっ切られた男性の死体を発見する。死体は数年前から流行している『花葬病』の症状を示していた。 -
サラサ木蓮の庭 ~愛しきドラァグクイーンに捧ぐ~
泉住怜那 竹中
「ドラァグクイーンになりたい」「あの人の愛の真相を暴きたい」――シェアハウスで開花する、本当の自分と二つの愛の行方。
大学進学で上京した恭は、祖父亡き後に祖母がはじめたシェアハウスの住人になった。ここには、顔面国宝級の美形にただならぬオーラをまとう慎之介をはじめ、フランス人のリタ、台湾人のチュンメイ、祖母の咲子に、恭を加えた5人が暮らしている。ピンク色のサラサモクレンが咲き誇る自慢の庭で、住人たちはテーブルを囲み、笑顔あふれる生活を送る……一方で、慎之介と咲子には隠された関係があった。
ある日、駅で慎之介を見かけた恭は、思わず後を追う。新宿二丁目の店で恭が見たものは、圧倒的なステージで魅せる慎之介――ドラァグクイーン・マグノリアだった。「自分もドラァグクイーンになりたい」極度の人見知りで内向的な恭が、はじめて強い意志を抱く。
美しいサラサモクレンの下、本当の自分を見つける恭と、慎之介と咲子の交錯する想いが開花していく、胸熱ヒューマンドラマ。