ハブ ラノベ の検索結果 5件
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おにぎりはいかがですか?
水杜 成葉いな
優しさを詰め込んだおにぎり、ふんわりと包み込んでくれる越後湯沢の風景。雪柳旅館の出会いは傷つき固くなった心をほぐしていく。
会社を辞めて引きこもっていた朱里は、ひょんなことから新潟の温泉宿「雪柳旅館」へ一人で行くことになった。そこは、大学時代に“意地悪な人”という印象を持っていた先輩・壮真が家族で経営している宿だった。気乗りしないまま旅館を訪ねると、親切な女将に対して、壮真の態度は相変わらず。やはり一人で来るべきではなかったと後悔する朱里だったが、雪柳旅館名物のおにぎりを口にした時、ふいに涙がこぼれた。温泉に浸かり、心が洗われていく感覚を覚えた朱里は、ぶっきらぼうだがなにかと気にかけてくれる壮真の優しさに、はじめて気がついた。宿泊後、気持ちが軽くなり、前向きになった朱里は、壮真から「うちで働かない?」とまさかの誘いを受ける。旅館で働くなど想像もできなかったが、季節がひとつ過ぎた頃、「雪柳旅館」には朱里の姿があった――。移りゆく越後の四季と、やさしさの詰まったおにぎりが、誰もの心をほぐしていく物語。 -
探偵ハイネ
南房秀久 わたあめ
「アリペン」の南房先生の新シリーズ!
忍冬ハイネは他の子より、ちょっとだけ人の心が見抜けちゃう女の子。そんなハイネが嫌いなことは学校と人ごみで、好きなことはブログ! しゃべるぬいぐるみ(AI付きでとっても優秀!)ポーの写真を、自分のブログ『ハイネのお城』にアップするのが楽しみ。だけど、そのブログで誘拐事件を解決したことから、「探偵ハイネ」と呼ばれ、事件の依頼がどんどん舞い込んできて…!
ハイネの事が大好きな姉シェリーと、料理上手の同居人のユーゴとともに、ちょっぴり危険な探偵生活が始まる!
(底本 2021年11月発行作品)
※対象年齢:中学年から -
元英雄で、今はヒモ ~最強の勇者がブラック人類から離脱してホワイト魔王軍で幸せになる話~
御鷹穂積 高峰ナダレ
お姉さんに囲まれた魔王軍ライフはいかが?
六英雄が一人で、歴代最強の勇者と呼ばれた少年レイン。
彼はある日、任務の途中で魔王軍の女幹部であるエレノアと対峙する。物心がついた頃から休みなく人類のために戦わされ、報酬も貰えない。レインの境遇を見かねた彼女は、手を差し伸べ言う――。
「一緒に来てください。必ず幸せにしてみせますから……!」
魔王軍で待っていたのは、ふかふかのベッドに、甘いお菓子に、優しいお姉さんのいる生活!?
これは、『ブラック』な人類から離脱して、魔王軍で『ホワイト』な日常を送る勇者のお話。異世界系ヒモライフ、ついに開幕!!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
前略、殺し屋カフェで働くことになりました。
イセ川ヤスタカ 竹内佑
そこは、かわいい殺し屋たちが集う喫茶店。
夜の廃劇場。
最近越してきたばかりの街を探索しようとしていた池也迅太は、そこにいた。
そして、目の前でなにやら不穏に倒れているいる男をみて、そこで記憶はブラックアウト。
目が覚めると、何やらかわいい女の子たちが話しているのが聞こえてきた。
「やっぱり殺すしかないと思うの」
「でも、遺体の処理だってお金がかかりますし……」
あきらかに危険な会話。漂っているコーヒーの香りが不釣り合いだ。
迅太はなんとか命乞いをしよう手を尽くし、処理代を稼ぐ代わりに働かせてくれと頼んだ結果、晴れて殺し屋たちが営む喫茶店のウェイターになってしまう。
店を訪れる明らかに怪しい客たち。
これまでの常識の通じない少女たち。
それでも、これまでとはガラリと代わってしまった環境に、迅太は次第に馴染んでいく。そして、命の猶予は刻一刻と――。
だが、その殺し屋稼業の正体は……?
クセだらけの少女たちと、ただの普通の少年が、不思議な喫茶店で社会の闇に触れるとき物語は少しおかしな方向に動き出す。
殺し屋喫茶・エピタフ開店ですっ!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
空知らぬ虹の解放区
秀章 綾歌リュウイチ
学園青春クライムアクション開幕!
「殺せぬ煩悩などない。重い懲罰を課せばきっとな」
恋愛厳禁の全寮制高校・聖ヶ原学園(ひじりがはらがくえん)。高校二年の主人公・軒原拓馬(のきはら・たくま)は、学園の秩序を守る風紀委員会のホープだ。同じく堅物な風紀委員の相棒・小瀬村衣舞(こせむら・いぶ)とともに、幼少時よりこの学園で厳格に育てられた拓馬だが、この学園には彼らが知らない学生地下組織が存在していた。
――非営利で同人誌を密造し配布する『脳内解放区(のうないかいほうく)』(通称「脳解」)。
そして事件は起きる。
中等部で人気の男子生徒、光武 悠(みつたけ・ゆう)が半裸で拘束され、校舎裏のプレハブで発見されたのだ。「脳解」の仕業と断定し、組織の所在を探る拓馬。そんな彼の前に「脳解」の代表を名乗る女子生徒「ブルーシスター」が現れる。ウィンプルに白の仮面で顔を隠した彼女は、事件の主犯が別にいることを告げ、拓馬に「脳解」のメンバー入りを促すのだが……。
「なぜ、自分を仲間に?」
――そして拓馬は自身が”ロリコン”だと知る。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。