よい ラノベ の検索結果 9件
-
弥生ちゃんは秘密を隠せない
ハマカズシ パルプピロシ
隠し切れないその気持ち――好き。
「皐月くん、かっこいい……」そんな心の声が聞こえた。
美人だと学内で評判だが、いつも一人で無愛想な弥生ちゃん。本当なら接点もできないような彼女だが、サイコメトリー能力を持つ俺こと深瀬皐月は、ある日弥生ちゃんの心の声を聞いてしまった。
だがそれに戸惑う俺をよそに、弥生ちゃんはもっと大きな秘密を抱えていたのだ。
なんと弥生ちゃんは裏の世界で生きるエージェント――。
秘密だらけの弥生ちゃんと、秘密を知ってしまった皐月くん。
近くて遠い二人の心は、サイコメトリーだけでは超えることのできない壁を超えて、寄り添うことができるのか!?
心の声が聞こえる皐月くんと、気持ちをひた隠しにする弥生ちゃんの両片想いラブコメ開幕!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
リトルスターへようこそ ~想いを伝えるキッチンカー~
水杜 沙槻
亡き祖父は言った。人は死んだら星になると。でも、なかなかなれない人もいる。そんな幽霊たちがなぜか集まるキッチンカーの物語。
タウン情報誌『かながわモダン』の契約写真家・瑠香は、「うわさのテイクアウト特集」でキッチンカー・リトルスターを取材することに。リトルスターは瑠香にとっても思い出深い洋食店『綺羅星』の直営店で、何度か訪れるうちに二人のイケメンスタッフと親しくなる。愛想のいい拓斗とそっけない柊矢。お互いに軽口を叩き合う様子が微笑ましい。いよいよ写真を撮りはじめると、ファインダー越しに人ならざるものが!? 驚く瑠香に幽霊は憑依してしまうが、霊感が強い柊矢が霊を瑠香の身体から追い出してくれる。拓斗にはまったく見えないらしい。そもそも瑠香だって、霊感があるわけではなかったのに、どうして? 不思議がる三人に、幽霊は十年前の事件の話をはじめるのだった――
事件や事故に巻き込まれて突然断たれた若い命。幽霊たちは遺してきた恋人たちへの想いを伝えるため、瑠香の身体を借りたいと願い出る。そして瑠香、柊矢、拓斗の三人は、それに協力するのだが…… -
シュレディンガーの猫探し
小林一星 左
探偵嫌いの僕と迷宮落としの魔女。
妹にまつわる不思議な現象、「やよいトリップ」。未来視とも思えるその力が原因で巻き込まれたとある事件をきっかけに、訪れた洋館。
洋館の表札には『探偵事務所 ラビリンス』。
そして、古めいた書架に囲まれるように彼女はいた――。
魔女のような帽子に黒い服。書架に囲まれた空間そのものが一つの芸術作品のように美しい佇まい。
「解かれない謎は神秘と呼ばれる。謎は謎のまま――シュレディンガーの密室さ」
彼女――焔螺は、世界を神秘で埋め尽くしたいのだと言った。
「私は決して『探偵』なんかじゃない。神秘を解き明かすなんて無粋な真似はしないよ」
探偵じゃないなら、いったい何なんだ。
問えばふたたび、用意していたように即答だった。
「魔女さ」
まったく、時代錯誤も甚だしいと嘆かずにはいられない。
神秘的で、ミステリアスな一人の魔女に、この日――僕は出会った。
第14回小学館ライトノベル大賞・審査員特別賞受賞。
ゲスト審査員・若木民喜氏絶賛の新感覚「迷宮落とし」謎解き(?)開幕!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
リベンジャーズ・ハイ
呂暇郁夫 ろるあ
スタイリッシュな近未来SF×復讐譚。
第13回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作!!
砂塵という有害物質による“塵禍”で文明が一度滅びた近未来。
砂塵を取り込んで異能力に変換できる“砂塵能力者”が力を持つようになっていた。
ここ偉大都市において、チューミーは、因縁の復讐相手“スマイリー”の行方を探りながら、復讐のためにその日暮らしの生活を送っていた。
情報を追って踏み込んだとある教会で、チューミーは治安維持組織である“粛清官”の大物、ボッチ・タイダラに身柄を拘束されてしまう。
絶体絶命のチューミーだったが、ボッチからの意外な提案を受け、一時的に粛清官に協力することに。パートナーとしてあてがわれたのは「これまでバディを解消されてばかり」というワケありのシルヴィ。正反対の性格と出自を持つ二人は、はじめは反発し合うのだが……。
小気味よい筆が紡ぎ出す、唯一無二で圧倒的な世界観!!
バディものの王道でありながら、「異端」である二人を見事に描き出し、斬新なキャラ設定には舌を巻くこと間違いなし!
実力派新人による近未来SF復讐譚をお楽しみあれ!!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
緋色の聖女に接吻を-白き翼の悪魔-
葵木あんね あき
美貌の悪魔と契約した少女の運命は!?
「生きたければ誓え。命が尽きたら、俺のものになると」
死の間際、悪魔と契約することで生き延びた少女・アリーチェ。彼女は復讐をとげるため、その手段として史上初の女教皇となることを誓う。
アリーチェは悪魔の力を借りながら着々と力をたくわえ、ついには枢機卿として教皇候補にまで上り詰める。
アリーチェと契約した悪魔・バルキネスの正体は、天界を追われた元天使だった。聖なる印「神の接吻」をもつ人間の命を手に入れれば天界に戻れるが、できないまま期限が過ぎれば悪魔のまま消滅してしまう。
だが、その印の持ち主であるアリーチェを愛してしまったバルキネスには、彼女を殺すことはできなくなっていた。
アリーチェもまた、バルキネスへの気持ちをうすうす自覚しながらも、素直になれないままだった。
そしていよいよ始まった教皇選挙。しかしそのさなか次々と枢機卿が不審な死をとげる。
バルキネスとともに事件の真相を探ろうとするアリーチェ。だが、真相に気がついたとき、アリーチェの身にも魔の手が及ぼうとしていた・・・。
運命に逆らい強く生きようとする少女と、 美貌の悪魔の恋の行方に胸躍るファンタジー・ロマンス!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。 -
巫女姫様と千年の恋
葵木あんね すがはら竜
天界の恋物語。至上の愛を紡ぎ出す
大人気・葵木あんねが描く「天界」を舞台にした恋物語。
50年に一度、下界に住む高貴な家柄の娘の中から、占いによって巫女姫が選出され、神域と呼ばれる香玉山で育つ。その巫女姫は、伝説によれば生涯、黒竜大聖に仕えることになっているのだ。
巫女姫となれた春燕は、鬼獣を退治するといわれる黒竜大聖に、ただただ尊敬とあこがれを抱き、嫁ぐ日を夢見ていた。
いよいよ嫁ぐ日も間近。だが、聞かされていた話は全て神話時代の話で、今は、16歳になると同時に下界へ下り、下界の人間と結婚することになると聞かされる。憧れていた黒竜大聖と結婚できないと知った春燕は、ショックで打ちひしがれる。ところが、神話の世界の存在であるはずの黒竜大聖が、夢かうつつか、春燕を迎えにやってきたのだ・・・
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。 -
魔法使いの召使い
陸凡鳥 魚
ただの人間です。不器用だけど頑張ります!
両親を亡くし天涯孤独の身となった少女、ビアンカのもとに届いた差出人不明の一通の手紙。それは、とある家で召使いとして働くよう彼女に促す手紙だった。わらにもすがる思いから、その手紙に書かれた手順通りに従ったビアンカは――なんと、異世界へと飛ばされてしまう!
しかも、働き口を紹介されたその家は魔法使いの家だった……。日がな一日研究ばかりしている尊大で気難しい魔法使いのエルヴィンと、小言は多いが面倒見のよい家政婦のメーネ。
そんな二人のもとで暮らしはじめたビアンカだったが、生来の不器用さが災いしての失敗の連続にメーネは呆れ気味。そこで、面倒くさがり屋のエルヴィンは、自身が編纂した魔法辞典をビアンカに手渡し、一時的に魔法を使うことを“許可”するのだが、やがて彼女は魔法界全体を揺るがすような大失態をやらかしてしまう……。
人間でありながら魔法使いの召使いとなった少女、ビアンカの失敗と成長の物語。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
天網炎上カグツチ
砂義出雲 Artumph
炎上型ヒーロー、熱く登場!
生まれついての“炎上体質”によってネット炎上を繰り返し、悲しみの果てに、ついにネット断ちを決意した高校生・匂坂焔。「俺は、もう二度と炎上しないぞ……」――固く誓う焔の前に現れたのは、天下の大企業・八雲重工の令嬢である八雲華蓮だった。華蓮に弱みを握られる形で工場に誘われた焔は、そこで人型のパワードアーマー、《カグツチ》に搭乗させられる。華蓮は言う。この機体は、ネット上から寄せられる人間の『感情』を動力に変換する機能を持っているのだと。つまり、この《カグツチ》は――「――あなたがネットで『炎上』することによってパワーを得るのよ! さあ、立ち上がりなさい匂坂くん! ネットで炎上して、地球の平和を守るのよ!」「いやです!!」全力で拒否する焔だったが、ネットを廃絶しようとしている悪の組織、WWR(ワールドワイド・レクイエム)との戦いに巻き込まれることに。クラスメイトの京子、ネットアイドルの由希、神絵師の桃香など、美少女パイロットたちもぞくぞく参戦し、焔は仲間とともに幾度の炎上を乗り越えていく――。燃やせ、心の涙! 掴め、ネットの未来! 新世代ネット炎上型ヒーローアクション、熱く開幕!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
九十九の空傘
ツカサ えいひ
RIGHT×LIGHT著者の完全新作!
気が付くと、空色の傘を手に朽ち果てた家の中で立ち尽くしていた少女。
なぜ自分がここにいるのか。少女の記憶は曖昧だ。荒廃した街を彷徨い歩き、ようやく出会った青年・シグ。少女は自分が人間ではなく、モノに宿るカミ「九十九神」だと教えられる。九十九神とは、かつてのそのモノの持ち主だったヒトが残した強い思いが形になったのだという。その町でシグと共に生活を始める少女。雨の日になるたび、少女は理由もなく何かをしなければならないような衝動に駆られる。「きっと、あなたは傘の九十九神なんだろう」とシグ。少女はカサと名付けられる。
「雨の日にそわそわするのは、きっとあなたが九十九神となった核とる“強い思い”と関係しているんだ」とシグ。
「余計なことはしないほうがいい、その思いとは人間の未練。未練が晴れてしまったらきみは消えてしまうかもしれない」
そんなシグの警告も無視して、カサは雨の度に町のなかをさまよい歩く……。
人間がいなくなった町を舞台に、置き去りにされたモノのカミ=「九十九神」たちが人間の真似事をして暮らすノスタルジック・ファンタジー。
大人気シリーズ「RIGHT×LIGHT」の著者が送る完全新作!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。