ゆっくり ラノベ の検索結果 2件
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エルフの嫁入り
逢坂為人 ユウノ
エルフと人間の即席夫婦、幸せ生活始めます!
「――お前の婚約は解消になった」
ハーフエルフのミスラは、草原で暮らすようになった「遊牧エルフ」の一族のなかに身の置きどころがない、つまはじきものの底辺姫。
純血のエルフではないせいでついに婚約解消されてしまったミスラは、街に住む人間の錬金術師アスランと、会ったこともないまま結婚する運びになったが――
「連れてきた家畜、百頭しかいませんが……(遠慮)」
「連れてきた家畜って……百頭もいるの!?(驚愕)」
過酷な自然の中で自給自足の生活を送ってきたミスラと、都市で生きてきたアスランの常識はまったく噛み合わない。
それでも二人は少しずつお互いのことを知り、助け合い、ゆっくりと幸せになっていく。
エルフの花嫁と人間の花婿が織りなす、じれったくもやさしい、異文化交流新婚生活。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
公務員、中田忍の悪徳
立川浦々 楝蛙
未知との遭遇ーー地方公務員×異世界エルフ。
区役所福祉生活課支援第一係長、中田忍(32歳独身)。
トレードマークは仏頂面、責任感が強く冷酷で誠実、他人に厳しいが、自分自身にはもっと厳しい男である。
無感動、無愛想、無慈悲の三拍子揃った生き様は、他の職員に“魔王” “爬虫類” “機械生命体“などと評され陰口を叩かれているが、忍はどこ吹く風であった。
ある日の深夜。
仕事から帰宅した忍は、リビングに横たわるエルフの少女を発見した。
濡れタオルで鼻と口を押さえつつ、知恵の歯車を回し始める忍。
仕方あるまい。
忍は、地球の危機を悟ったのだ。
異世界からの来訪者と遭遇した際、まず警戒すべきは“異世界の常在菌”である。
仮に異世界エルフの常在菌が、人類絶滅系の毒素を放出していた場合、焼却処理では間に合わない。ダイオキシンの如く、半端な焼却処理が土壌を侵し、その灰が風に乗り雲になり、毒の雨となって大地に降り注ぐ可能性も否めないのだ。
ならばエルフを即座に、極低温で凍結し、最善で宇宙、あるいは南極、最悪でも知床岬からオホーツクの海底へ廃棄するしかない。
必死に足掻く忍の前で、エルフの両瞼がゆっくりと開きーー
第15回小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞した、紛うことなき問題作。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。