トーマの心臓 コミック の検索結果 3件
-
トーマの心臓
萩尾望都
シュロッターベッツギムナジウム(高等中学)の学生トーマが自殺した。彼はその前に友人にあてた一通の手紙を投函していた。受け取ったのは同じギムナジウムで学ぶ、一学年上のユリスモール。手紙は彼にあてた遺書だった。トーマの死は事故として処理された。だが、遺書を読んだユリスモール及び、彼と同室のオスカーのふたりだけが真相を知っていた。トーマはユリスモールを愛していた。彼の心に自分の名前を刻み込むために自殺したのだ。押しつけられたものの重さに苦しめられるユリスモール。そんなある日、トーマに生き写しのエーリクがギムナジウムに転入してきた…。
-
訪問者
萩尾望都
オスカーの出生にまつわる秘密……。それが父母の愛を破局に導き、思いがけない悲劇を呼び寄せた。母を亡くしたオスカーと父グスタフのあてどもない旅が始まる。名作「トーマの心臓」番外篇表題作ほか、戦時下のパリで世界の汚れを背負った少年の聖なる怪物性を描いた「エッグ・スタンド」、翼ある天使への進化を夢想する「天使の擬態」など、問題作3篇を収録。
-
11月のギムナジウム
萩尾望都
ヒュールリン・ギムナジウムの転入生エーリク。そこで彼は自分の分身トーマに出会った。2人を結ぶ罪と愛の秘密とは…。名作「トーマの心臓」の原型となる「11月のギムナジウム」、12年の後にめぐりあった双子の兄妹の歌声がイブの夜に流れる「セーラ・ヒルの聖夜」、少女と3人の妖精のメルヘン「塔のある家」など7編を収めた魅惑の初期短編集。