竹屋まり子
書かずに死ねるか。大企業に勤めて仕事も順調、彼女とも良い感じな社会人・黒田マコトは、実生活の小さな積み重ねによって心を病んでしまう。休職し療養に励む黒田は、学生時代の文芸部の後輩・黄泉野季郎と再会する。卒業後、売れっ子小説家になっていた黄泉野に焚き付けられ、黒田は再び筆を執ることにするが、それは艱難辛苦の道だった―――
土田世紀
自分の演歌(うた)を信じて、故郷の津軽から身体ひとつで上京してきた海鹿耕治。さまざまな艱難辛苦を乗り越えて、果たして彼は「演歌の星」になることができるのか!? すべての若き魂に送る感動の青春巨編。