両者 の検索結果 7件
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あやかしの葬儀屋
あおたゆきこ
あやかしの死を見つめる追悼奇譚開幕。
あやかしの死に、穢れあり。
それは土地を蝕み、時に化け者を生む、
妖しき死の名残り…
あやかし殺しの罪人・八重波は、
穢れを祓う葬儀屋の元で働くこととなり…
人とあやかし、生者と死者。
決して交わらぬ両者をつなぐ
“あやかしの葬儀屋”の旅路が始まるーー -
背徳デリバリー~風俗嬢と不倫する男性不妊の僕~
エリンギポン酢
「もうしなくて大丈夫…」
無精子症の男性不妊が発覚した末に、妻にセックスレス宣告を受けた男・泰介(たいすけ)。
自身の【男性】を見失い、不要とされたことに苦しむ先に癒やしを求めたのはデリヘルでの不倫だった。
男らしさを認めてくれるデリヘル嬢 あんずの可愛さ・優しさ・無邪気さに次第に心惹かれていくのであった。
「この子は俺の男を認めてくれる。どうしてもときめいてしまうよ…」
そんな折、泰介が働く英会話スクールに入会希望者の客として現れた あんずこと本名・美月(みつき)。
デリヘル嬢 あんずとプライベートな美月との両者の対応に迷いが生じる泰介。
日常とは切り離されていたはずのデリヘル嬢との夢心地な時間が、現実にどんどんと侵食していく…
妻への愛情と罪、美月への下心と恋心。夫婦とは、セックスとは、俺の“男”は…
葛藤と煩悩の狭間で慌ただしく揺れ動く、情けない男の日常が始まる。 -
性悪猫
やまだ紫
憤ったり、すねたり、思索したり、孤独に沈む性悪な猫たちは、性悪女を自覚する彼女の分身。でも、託すべき想いと託される猫との間には距離があり、両者のモノローグが交響し、静謐な詩情の世界が現れる。『さくらに風』にはこんなセリフがある。「やさしい自分であろう、やさしさを失くすまい」;と貴方が思うとき、貴方は淋しいのだ。やさしく在ろうと努めたことが、誰の為になったろう……と思うとき、貴方は傷だらけだ」。自立した女性の繊細な感情を猫のしなやかな姿態に託した鋭利な感性と詩情の世界。急逝した著者の代表作がよみがえる。収録作「出口」「性悪猫」「長ぐつ はかない ねこ」「時間の兵隊」。単行本未収録作1編と新たに発見された貴重な猫イラストを初収録!
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熾界龍皇と極東の七柱特区
ツカサ 夕薙
〈人神共存〉の理想郷へ――!
人が“神”の存在を認知し、両者の争いが絶えぬ世界。神祖《陽皇》とその護衛者である辰宮湊は、十年ぶりに“旧日本”――七柱特区に帰還する。そこは、〈人神共存〉を目的とし、世に名だたる七柱の神々が設立した極東の理想郷(アヴァロン)。その最後の一柱として、《陽皇》はこの地に降り立ったのだ。
ところが歓迎式典の最中、〈神の撲滅〉を掲げる人間のテロ組織・アポカリプスによる襲撃が起こる。《陽皇》を守る湊は、敵のなかにかつての友、飛田蓮路の姿を見いだす。
神殺しの武装、機神〈デウス〉を持つ蓮路は、湊に刃をつきつける――
「無理なんだよ、共存なんてな。俺はこんな場所を、理想郷だなんて認めねえ」
――両種族の間に再び埋めがたい亀裂を残し、蓮路たちは逃亡。
湊は、神祖《天元》の血族であるミカエル、人類側の自治組織《巫道機関》の調停士・咲良の協力を得つつ捜索を進めるが、そこで特区における“現実”を目の当たりにする……。――人と神、それぞれの策謀うずまく仮初めの理想郷で、龍の血を継ぐ少年の戦いが始まる!!
人気作家ツカサが放つ、壮大なる愛と絆、戦いの物語。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
キミ!さいよー
石原まこちん
就活を時に鋭く、時にはゆるく描く話題作!平成生まれの就活生たちと、バブル世代の面接官たちの間で繰り広げられる、ショートショートの就活密室劇です!物語の舞台は玩具メーカー「コスモトイ」の会議室。文系人気ランキング第199位のこの老舗企業に、「内定」を求めて就活生たちが次々と面接にやってきます。キラキラネームの女子学生、ブラック企業も厭わない体育会系、菓子折りをもってきた気弱な学生、「名人」にあこがれている学生、そして彼らを温かく受け止める面接官たち・・・・作者は『THE3名様』で、ゆる〜い若者を描き続けた石原まこちんが、学生と面接官の両者の絶妙なやりとりを、時にはコミカルに、時にはゆる〜く、時には・・・ホロリとする人間模様を描きます。
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マコトの王者(赤)&(青)
福井あしび
同じ名を持つ宿敵同士、人格が入れ替わってしまった二人のマコト。互いの運命を背負い…再び世界タイトルマッチで相見える!!年齢・家族・それぞれの逆境…激闘の果てに、両者が得たものは——!!?
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バッテリー
かわぐちかいじ
甲子園をわかせた黄金バッテリーがプロに入団。投手・海部一樹は小倉メッツで、捕手・武藤洋介は東京イーグルスで、プロ野球界にフレッシュな旋風を巻き起こす!両者の希望通り、海部はメッツに、武藤はイーグルスに入団。海部は入団早々「自分が投げる試合では自責点は1点も与えない」という、とてつもない宣言をした。そしてその言葉通り、最速160Kmの豪速球を武器に、初登板以来無傷の15連勝、131イニング連続無失点というとてつもないピッチングを続ける。一方武藤はプロの高いレベルに戸惑い、最初は2軍からのスタート。試行錯誤を繰り返しながら徐々に力をつけて1軍に昇格し、海部との初対決を迎える。その後二人はオリンピック日本代表チームに派遣され、再び同じユニホームを着ることに…。