岩岡ヒサエ
ただのペットボトルを「ばあさんの水筒」と呼ぶおじいちゃん。他人にとってはどうでもいい物でも、おじいちゃんにとっては、死んだおばあちゃんとの思い出がつまった大切な品物だ。おばあちゃんがかわいがった老犬シロもまた、かけがえのない存在。ペットボトルは踏まれてしまったけど、おじいちゃんはそれに怒ることもなく、シロと散歩に出かける…