戻し 女性 ラノベ の検索結果 5件
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事なかれ主義の地味子でしたが、異世界お江戸に転移して元愛犬の女侍と悪に立ち向かっています
宇津木志優 ゆっ子
あなたは前世というものを信じますか? 異世界で生まれ変わった愛犬ハルと再会した理恵は、かつての自分を取り戻していく――
愛犬ハルの死をきっかけに、理恵の家庭は崩壊した。正義感の強かった理恵も、今はすっかり内気になり、目立たないよう地味に徹している。そんなある日、亡くなった祖母から禁じられていた、学校の裏山にある社の像に触れてしまった理恵は、気がつけば、道行く者たちは和服姿に獣耳という、江戸らしき街並みに迷い込んでいた。怪しい男たちに捕らわれ、得体のしれない男のもとに売り飛ばされそうになった理恵だったが、何とか逃げ出すことに成功し、匿われた旗本の家でかつての愛犬・ハルを名乗る女侍との再会を果たしていた―― -
花街の萬屋 あやかし奇譚 ~物言う櫛~
藤本透 猫道ねこ
花街に巣くうは鬼かあやかしか。失せ物、揉めごと、よろずごと。青藍と蘇芳、二人のあやかしにお任せあれ。幻想時代怪異譚、開幕。
帝都を流れる湯埜川の中洲に広がる花街・湯ノ都。絢爛たるにぎわいと色恋のもつれが毎夜くりひろげられる遊郭地帯である。ろうそくからしたたるろうのように、涙と嫉妬、怨みと悲しみが日々流れ、あやかしたちを吸い寄せる。そんな花街を悩ませる揉めごと困りごとを引き受けるのは、あやかしが営む萬屋である。人ならぬ美青年・青藍は、今日も今日とて萬屋に舞い込んだ依頼“物言う櫛”の一件で櫛屋を訪れていた。櫛屋に代々伝わる“物言う櫛”は、それを授かった遊女を花街一の花魁に出世させる魔力を持つという。こともあろうに花魁見習いの雛櫛はそれを自分の客に契りとして与えてしまったのだ。青藍は櫛を回収して不始末を片付けたのだが、せっかく取り戻した伝説の櫛を、少年のような謎の禿・蘇芳が横から「俺に譲ってください」と奪おうとする。一目で蘇芳が人ならぬ者であると見抜いた青藍は、訴えを退けて持ち主である雛櫛へ櫛を戻す。だが、櫛の声を聞いた雛櫛は、櫛があやかしであると訴え、真っ二つに折ってしまう。手放せば、災いを招くかもしれないと囁かれた呪いか否か、雛櫛は盗みを暴かれ、折檻を受けた末に自ら縊り死んだ――ほの暗い行燈の灯りに浮かび上がる幻燈のようなあやしい世界。温泉の河から立ちのぼるのは湯気か、魂魄か。ひそやかな火花を散らすは妖火か、人魂か。廓(くるわ)から離れられない幽霊・夕霧が指した方角に蘇芳が見たのは、枯れ柳にまとわりつく雛櫛の亡霊だった! 妖火、なぞの失せ物、花魁の虚言、そして人を喰らう鬼の噂……つぎつぎと現れる廓の難事。よるべない孤独なあやかし・蘇芳は萬屋見習いとして花街に居場所を見つけられるのか。廓に生きる女たちの涙はむくわれるのか。幻想時代怪異譚、開幕―― -
熱砂の誓い
橘涼香 雪舟薫
アラブツアーで行き倒れた昴は金髪美貌の王子に助けられ…!? 目眩くアラビアン・ナイトと運命の恋が始まる!!
アラブツアーに参加した高校生の三崎昴(みさきすばる)は、恋の傷心を癒そうと夜明けの砂漠を見るためツアーを抜け出した。果てしない砂の海、照りつける太陽、吹きつける砂塵…。ついに昴は行き倒れた。彼が意識を取り戻したとき、人身売買の競りにかけられ下卑た男達の視線に晒されていた。そして、昴が競り落とされようとしたその時、嘶(いなな)く馬に乗り、金髪を風になびかせた美の王子が昴を助け出した! 彼はこの砂漠一帯を治めるシャリマード王国の王子で、ラシードと名乗った。これでホテルに戻れると安堵した昴だが、ラシード王子は昴を彼のキャンプへ連れ去ってしまい…?! 目眩くアラビアン・ナイトと運命の恋が始まる!!
※この作品は、パレット文庫として配信された作品と同じ内容のものです。
サイズの大きいイラストに入れ替えて作成しております。 -
きんかつ!
わんにゃんぷー 宇津田晴
小学生・愛里が百万円目指して稼ぎます!
小学六年生になる愛里は、ある日、自宅の蔵で古い木箱の札をはがしてしまう。するといきなり大福と名乗る白いフクロウが現れ、愛里に「どんどんお金がなくなる呪い」をかけてしまった。
大福は、もともと愛里の家の守り神だったが、妖怪と間違えられ封印されたことで、祟り神になってしまったのだという。
一年以内に守り神に戻し、呪いを解かなければ命にかかわると聞き、真っ青になる愛里。
守り神に戻す方法は、大福のために立派な社を建ててまつること。ただし、その費用・百万円はすべて愛里が自力で稼がなければならないらしい。小学生の愛里にそんな大金が稼げるのか……!?
誰よりもお金を愛する少女・愛里の「金銭取得のための活動」――略して「きんかつ」がここに始まった!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。 -
乙女なでしこ恋手帖
深山くのえ 藤間麗
ノベライズでおなじみのFCルルルnovelsにオリジナル小説が登場!ルルル文庫人気NO.1の深山くのえが描く大正恋浪漫。タイトルは「乙女なでしこ恋手帖」。イラストに「黎明のアルカナ」で人気の藤間麗先生を迎え、乙女たちの恋を色鮮やかに描き出します。
時は、大正3年。公家華族で子爵の東明家の三女に生まれた千鶴は、生まれてすぐ養女に出され平民の家で育っていた。複雑な家庭事情ながらも育ての親・名越の家が良くしてくれたおかげで幸せに暮らしていた。
16歳になったある日、突然千鶴は東明家に呼び戻される。千鶴を家に呼び戻した理由は、東明家の借金の形に、貸金業「大つき屋」の長男・要と結婚させるためだったのだ。公家華族との婚姻を目論む大つき屋主人に、大事に育ててきた長女、次女ではなく、縁の薄かった三女を嫁に出すことで借金を帳消しにしてもらおうとする、千鶴の父親。
しかし、嫁いでみるとなんと、大つき屋の長男・要は、かつて千鶴を助けてくれた青年だったのだ・・・運命の再会。そして二人の運命は・・・?!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。