ベタ 女性 ラノベ の検索結果 3件
-
マダム・ベンゼルクの読書係
佐倉紫 ウエハラ蜂
ベンゼルク伯爵夫人の読書係になったアマーリエは、夫人から20年前の思い出を聞かされる。それは、彼女と同じくキーガン大学出身で読書係だった女性の数奇な運命についてだった--。
ベンゼルク伯爵夫人の読書係に応募したアマーリエは、通された居間の天井まで届く本棚にぎっしりと詰められた本に見入っている。キーガン大学で文学研究をするアマーリエに、夫人は朗読を所望する。アマーリエが手に取ったのは、ミンレイの『そして彼女は去りゆく』。かつて発禁になったこともある、女性の自立を描いた作品だ。読み終え、夫人から感想を求められたアマーリエが忌憚のない意見を述べると、「あなたほど、はっきりと意見を述べる子は、そうはいなかった」とほがらかに笑う。そして夫人は20年前にアマーリエと同じ意見を述べた読書係の思い出を語りはじめるのだった。同じキーガン大学の出だったその女性は、家の都合で大学を辞めて、子供を持ちながら再び通学し、卒業して、今は公爵夫人となったという―― -
流血王の初恋
宇津田晴 増田メグミ
没落姫が政略結婚で「婚前イチャラブ作戦」!
辺境の地で畑仕事をしながら暮らす没落王女のユーラは、異母姉が拒否した「流血王」カエルムとの政略結婚を代わりに引き受けるため、カエルムが治める隣国へ。戦場でのすさまじい武勇によって、残忍非道・冷酷無比と人々に恐れられているカエルムと初対面し、彼の放つ異様なまでの迫力と不機嫌な態度におののくユーラだったが、「夫となる人に最初から怯えていては幸せはやってこない!」と一念発起!! 農作業できたえた精神力とド根性でカエルムを観察しはじめる。実はその強引な態度の裏に、カエルムのわかりにくい優しさが隠れていることに気づいたユーラは、国民が抱く極悪イメージは誤解だと知り、カエルムの本当の姿をみんなに知ってもらおうと、公衆の面前でわざと“ベタ惚れな婚約者”を演じてカエルムのイメージチェンジを図る「婚前イチャラブ作戦」を開始する。ところが予想以上に作戦の成果が上がりすぎて、極悪ならぬ極甘な口説き文句を、場所を選ばず囁くようになったカエルムの危険な色気に、ユーラはクラクラしっぱなしになってしまい…!?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。 -
炎の発明家の秘密の初恋
宇津田晴 高星麻子
甘えベタな天才少女に訪れた甘い学園生活!
優秀すぎる頭脳のせいで親から魔物の子と呼ばれ、家を追い出されたミーラン。北の離島にあるイデア学園で生徒候補生として暮らし始めるが、ここでも周囲になじめず、ひとり書庫に閉じこもるように。満足な食事もとらず倒れてしまったミーランを救ったのは同じ候補生のオットー。優しい兄のようにベッドで添い寝してくれるオットーに、ミーランの胸はドキドキが止められなくなって!? とろける甘さの学園ラブリー・ファンタジー!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。