上がる 女性 の検索結果 37件
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貴方に宛てた物語
尾崎衣良
昭和11年―――穂積の家で妾腹の娘として育った日花里に縁談が持ち上がる。遠縁の広輔に想いを寄せていたけれど、本妻の娘・鈴子への遠慮から、縁談を断れない日花里。そんな彼女の心の支えは、別の家に引きとられていった双子の姉・亜花里。密かに手紙のやりとりを続けていた二人だけれど・・・?
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風の盆恋歌
石塚夢見 高橋治
富山県のひっそりとした小さな町、八尾は年に一度、「おわら風の盆」の3日間だけその表情を変える。その3日間を過ごすためだけに、家を買った新聞記者・都築。彼の家に20年越しの想いを抱き、ひとりの女性が現れたことから、悲劇の幕が上がる・・・!!
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蔵のある家
波津彬子
遺産相続で蔵付きの旧い家を手に入れた男。そこで彼が出会ったものは・・・(表題作「蔵のある家」)。
庭一面に椿が咲く家の秘密とは・・・(「椿屋敷」)
開かずの箪笥が開いた、その時・・・(「箪笥」)
亡き人への思い、失われた時代への追憶、そこに浮かび上がる、かけがえのない慕情と哀切。名手・波津彬子が描く、珠玉のミステリアスファンタジー全10編を収録。 -
ラストノーツ
桜小路かのこ
香も、煙も、そして魂も。ひっそりと立ちのぼり静かに消えてゆく…。”反魂香(はんごんこう)”---焚くと、その煙の中に会いたい死者が浮かび上がるという不思議な香木を取り扱うお店・仁藤香堂分店。東京下町の路地裏にひっそり佇むその店は、訪れる客も、ワケありの人間ばかり…。そんなある日、反魂香の仕入れ相手・五嶋の孫という美少女・えみるがやってきて…!?
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雪はかの人の夢を見る
一井かずみ
旧家の一人娘・ゆきのに、格上の常盤(ときわ)家の当主・整(ただし)との縁談が持ち上がる。自分を深く慈しんでくれた祖母は、かつて常盤家の先々代との叶(かな)わぬ恋に泣いたことがあった。そんな因縁もあり、またこういう境遇に生まれた者の運命と、ゆきのは見合いを承諾する。だが見合いの席に現れた整はとても不機嫌な様子で…!?
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さようなら、美しい人
藤井みつる
禁断の復讐劇の幕が上がる!??復讐は蜜の味… 彼女は自分がしたことを恥じ、悔いるべきなのだ。あたしはあたしの全身全霊をかけて、彼女を憎む。決して赦さない、絶対に追いつめてやる―――
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放課後の片隅、キスの残像。
わたなべ志穂
わたしの唇に触れたのは 先生ですか? この恋は罪ですか?恋愛禁止というこの場所で、想いをコントロールすることができないような激しい恋が、このあたしに訪れるなんて、思いもしなかった——。ねぇ先生…教えてください。言葉もなく、触れ合うこともないのに湧(わ)き上がる、この感情の名を——。