理解 男性 ラノベ の検索結果 5件
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きのうの春で、君を待つ
八目迷 くっか
幼馴染だった二人、すれ違う時間と感情。
17歳の春休み。
東京での暮らしに嫌気が差した船見カナエは、かつて住んでいた離島・袖島に家出する。そこで幼馴染である保科あかりと2年ぶりの再会を果たした。
その日の夕方、カナエは不可思議な現象に巻き込まれる。
午後6時を告げるチャイム『グリーンスリーブス』が島内に鳴り渡るなか、突然、カナエの意識は4日後に飛んだ。混乱の最中、カナエは憧れの存在だったあかりの兄、保科彰人が亡くなったことを知らされる。
空白の4日間に何が起きたのか。困惑するカナエを導いたのは、あかりだった。
「カナエくんはこれから1日ずつ時間を遡って、空白の4日間を埋めていくの。この現象を『ロールバック』って呼んでる」
「……あかりはどうしてそれを知っているんだ」
「全部、過去のカナエくんが教えてくれたからだよ」
『ロールバック』の仕組みを理解したカナエは、それを利用して彰人を救おうと考える。
遡る日々のなかで、カナエはあかりとの距離を縮めていくのだが……。
甘くて苦い、ふたりの春が始まる。
大きな感動を呼んだ、『夏へのトンネル、さよならの出口』に続き、八目迷×くっかで贈る、幼馴染だった少年少女の春と恋の物語。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
死に戻り、全てを救うために最強へと至る
shiryu 手島nari。
最強への道。それは全てを救うための道。
家族、幼馴染、親友、そして――愛する人。
全てを失ったエリックは、この世を生きる意味はないと絶望し、自殺する――。
しかし、死んだはずなのに目が覚めてしまい、状況を把握すると自分は赤ちゃんになっていた!?
輪廻転生というものだと思ったが、なぜ前世の記憶があるのかもわからない。
しかし、前世の記憶を持って生まれたことにより、すでに絶望しているエリックは、輪廻転生という運命を憎んだ。
そして母親を見てみたら――前世での自分の母親であった。
エリックは赤ちゃんに『なった』のではなく、赤ちゃんに『戻った』ということを理解し、失ったもの全てを救うために強くなる、最強へと至ることを決意する――。
まずは、全てを失う始まりの災禍。
生まれた町を襲った魔物たちの襲撃を防ぐため、前世以上の力を得るために研鑽を積む。
この人生では、なにひとつ失うつもりはない!!
――これは運命という未確定なものに立ち向かう男の物語――。
※「ガ報」付き!
※特別カラーちらし「ゲキ推し!!ガガガラブコメ ラインアップ」付き
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
あの夏、最後に見た打ち上げ花火は
助供珠樹 春夏冬ゆう
彼女と出会った、忘れたくないあの夏の日。
何もないのどかな田舎町・松乃に暮らす中学2年生の眞田寛樹は、幼なじみの三島桐子・親友の阿久津恒正らと、毎年変わることのない夏休みを過ごしていた。そんなある日、徹夜をしてしまった寛樹は熱中症で倒れてしまい、助けてくれた謎の美少女・伊藤ノアに恋心を抱くようになる。日本語をうまく理解することのできないノアのために寛樹は妹のなずなと一緒になって、自分たちが暮らす町を案内したりしながら、徐々に距離を縮めていく。そんな時、寛樹はノアに過去の記憶がなく、深海生物に似た奇妙な生き物と共に自身がよく通っている駄菓子屋・伊藤商店の庭に倒れていたところを発見されたという事実を知る。さらに謎の生物がしゃべる名前が、先日まで自分が読書感想文を書くために読んでいた小説の作者の本名だということがわかり、ますます混乱していく。ノアが記憶をなくしたまま不安な毎日を過ごしていると感じた寛樹は、彼女の記憶を取り戻すべく、さまざまな場所に彼女を連れて行ったり、小説内に書かれたことを調べたりしていくのだが・・・・・・。第9回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作品。中学生の男女が繰り広げる甘くせつないひと夏の青春グラフィティが登場。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
猫にはなれないご職業
竹林七草 藤ちょこ
吾輩は猫又である。化け猫と一緒にするな!
凄腕陰陽師として名を馳せた春子が寿命で亡くなり、唯一の肉親を失った孫・桜子。悲しみにうちひしがれる彼女を見守る者がいた。飼い猫・タマ。タマは妖怪・猫又であると同時に陰陽師として春子の相棒だった。人語を解するタマは「まだ家族はいるぞ」と伝えたい。だがそれは出来ない。生前から春子は「桜子には陰陽師について何も知らないまま生きて欲しい」と願っていたからだ。しばらくして桜子の親友である命が声なき声に操られ、春子によって施されていた封印を解いてしまう。それはかつて桜子を喰らわんと襲ってきた妖怪。伝説の妖狐九尾にせまる八尾だった。
だが自分の死で封印が弱まる事を考えていた春子はタマと共に備えていた。桜子を守るため、タマは八尾の封印を破ってしまった命に協力を要請する。春子亡き今、代わりに人手がいる。
初めはタマが話すことに驚く命であったが、徐々にタマの想いを理解する。
『桜子を助けたい』
それが1人と1匹に共通する願いであった。そして八尾襲来。タマが八尾の圧倒的強さで絶対絶命になるが、なんとか囮になり目的地へ誘導。タイミングを合わせ命が、春子とタマの全てを込めた、陰陽道の真髄「蒼龍」を解き放つ。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
こわれた人々
高岡杉成 モフ
不安定な彼を、少女は救えるか。
誰とも会話せず目も合わせず、ひとりぼっちの男子高校生・向井城介は、時に「突然キレて上級生を殴る」「授業を抜け出しクラスメートの下着を盗む」など数々の常軌を逸した行動に走り、昔から“頭がおかしいやつ”と避けられていた。
なぜ彼はそんな奇行を繰り返すのか?
クラスメートの倉橋美冬は城介に3年前に亡くなった母の姿を重ね合わせ、彼のことを理解しようと懸命に接触を試みる。
人との関わりあいを拒む少年と、亡くなった母を想い続ける少女が交差する、とある数日間の物語。
第6回小学館ライトノベル大賞、優秀賞受賞作!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。