大変 男性 ラノベ の検索結果 4件
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友人キャラは大変ですか?
伊達康 紅緒
出会っちまったぜ、俺の理想の主人公に!
俺の友達、火乃森龍牙。高校に入ってできた、気の置けない親友。
龍牙の第一印象は、「アニメとかに出てくる主人公っぽい奴」だった。そしてその思いは、すぐに確信に変わった。
まず、こいつは過去をほとんど話さない。で、よく授業を抜け出す。帰ってきたかと思えば、唇から血を流してたり、制服のあちこちが破けてたりする。
そして龍牙の周りには常に美少女がいる。学園のアイドル、雪宮汐莉。剣の達人であるクールビューティー、蒼ヶ崎怜。謎の転校生、エルミーラ・マッカートニー。こいつらが龍牙の前に現れると、俺は非常に疲れる。それぞれが龍牙と絡むたび、「お、おいリューガ! どうしてお前が雪宮さんと知り合いなんだよ!」とか、「う、麗しの剣士である蒼ヶ崎さんが、わざわざ教室までリューガに会いに!?」とか、「エ、エ、エルミーラさん! リューガなんかのドコがいいんスかぁ!」とか、必死に騒ぎ立てる羽目になるからだ。
……じゃあ何でやるのかって? それは俺、小林一郎が友人のプロだからだ。
主人公の中の主人公、火乃森龍牙を支える親友キャラこそが、俺の生き様だからだ。
――ベストフレンダー小林が贈る名助演ラブコメ、開幕!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
100人の英雄を育てた最強預言者は、冒険者になっても世界中の弟子から慕われてます
あまうい白一 天野英
預言者な最強師匠が贈る冒険ファンタジー!
100人の英雄を育成し、邪神との戦争を終わらせた預言者アイゼン。彼が育てた英雄たちはその能力を活かし、各地で重役となりながら世界を発展させていた。その結果を、英雄達は自分達が慕う師匠のアイゼンに逐一手紙で報告していた。「是非、会いに来てほしい」とも。それを読んでいたアイゼンは、ある日、決断した。
「国々を旅して、弟子がお薦めしている世界の名所を見て回ろうか。楽しそうだし」
「いいですねアイゼン先生。では、お持て成しをしたいという皆様にご一報を?」
「いや。弟子も大変な立場と地位に就いているんだし。負担を掛けないように、お忍びで見て、軽く挨拶するだけにしよう」
こうして、英雄たちの師匠であるアイゼンは、世界の重役である弟子たちが盛り立てている世界を、お忍びで、しかし偉大なる力を頼りにされたり、王に勇者に大賢者など、各地にいる弟子から慕われたりしながら、余裕を持って自由に旅をしていく。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
きゃくほんかのセリフ!
ますもとたくや 裕
大きな仕事。されどそいつは曰わく付き!
デビュー作以来、鳴かず飛ばずで、うだつのあがらない脚本家・竹田雲太。
ある日、そんな彼の元に大きな仕事が舞い込んで来る。
だが、その作品はテレビアニメの放送後、何かとトラブル続きな作品の劇場版だった。しかも依頼してきたのは竹田の宿敵とも言える制作会社の極悪プロデューサー。何かあるとは察しつつも、生活のため背に腹はかえられず引き受けることにした竹田。
そんな彼のところに「お兄ちゃんが貸したお金を返せ」という少女が押しかけてくる。彼女は、かつて竹田の相棒だった男の妹である佐江だった。
ただでさえ曰わく付きの作品の脚本を書くことになって大変なのに、騒がしい佐江がやってきてパニックになる竹田。
しかも佐江は、竹田の言う業界で生き残るために必要な「大人の事情」などお構いなしに、視聴者側のストレートな正論でことごとく竹田を論破する。
仕事では振りまわされ、家に帰れば佐江に振りまわされーー。
だが竹田は、佐江のそんな理想論に振りまわされていくうちに、かつて相棒と共に戦っていた頃の情熱を取り戻していく。
厳しい現実に押し潰されながらも夢物語を書き続ける男の、再起と情熱の物語、開幕!!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
勇者に期待した僕がバカでした
ハマカズシ Ixy
正直、勇者より魔王軍の方が大変そうだよね。
「一体こいつはどうやって冒険をしようというのか! もう勘弁ならんぞ!」
「落ち着いて。僕たちが根気よく勇者を育てていくしかないんじゃない?」
30年ぶりに現れた勇者を前にして、魔王軍は大混乱。そいつは伝説の武器を前に平然とこん棒を選択するような、ただのバカ。
次々と奇跡的な愚行を繰り返すダメ勇者。
そんな勇者を目の前に、魔王軍は絶望の淵に立っていたのだ。
モンスターは勇者に倒される事で、より優秀なモンスターへと転生する。彼らは勇者を育成し、旅を盛り上げ最後に倒されることを夢見て過ごす。
それが彼らの仕事であり、人間との間に結ばれた秘密裏の決め事なのだ。
――たとえ勇者がどんなにバカであったとしても。
だから、魔王軍だって楽じゃない。
選んだ勇者のバカさ加減を棚にあげ「コレじゃ勇者が育たないよ! 職務怠慢じゃないの?」とクレームをくれる人間サイドのお偉いさん。
天才的なダメっぷりで、どれだけイージーな状況も覆すミラクル勇者。
きわめつけに、新入りモンスターのうっかりミス。
それでも文句は言ってられない。
嗚呼、仕事ってなんだろう……。
第10回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞のファンタジー社畜コメディ!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。