ダイヤ 男性 ラノベ の検索結果 2件
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人形遣い
賽目和七 マニャ子
世界はわたしを中心に回っているのです。
わたしの名前は坂上神楽。
凄くかわいくて頭が良く、芸達者で器用で立ち振る舞いも完璧。ダイヤモンドもはだしで逃げ出すとまで謳われる、まぁごく普通の世界的天才美少女である。
わたしのような、存在が主人公級の美少女というのは、やはりトラブルに巻き込まれるのが常なのである。そうした面倒に巻き込まれる自身の体質にだけは少し嘆きたくもなるものだ。
嘆いて、溜息を吐き、それからわたしは顔を上げ、ああ、溜息を吐く仕草すらも可愛らしい。そんなことを思いながら、胸に抱いた兎の人形を抱きなおし、二人の人物に視線を向ける。
壁際に追い詰められた、黒髪の少女と、狼面の男が一人。考えるまでもなく目の前の人狼が少女を襲っている場面なのだろう。
わたしはこのような人ならざる化け物を人知れず退治していく仕事をしている。そう、この『人形』を遣って――。
第7回小学館ライトノベル大賞、ガガガ賞受賞作。
イラストを担当するのは、ライトノベルの挿絵や原画などで活躍中のマニャ子
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
イヴの時間
水市恵 吉浦康裕 茶山隆介
ルールを守って楽しいひと時を……
WEB配信版が第9回東京アニメアワードOVA部門優秀作品賞を受賞、劇場版が池袋テアトルダイヤ、リニューアルオープン後の公開作品で歴代の初日動員数、興行収入第1位を記録した、いまもっとも注目すべき新感覚アニメーション『イヴの時間』をノベライズ!
アニメではくわしく明かされることのなかった主人公リクオの心情をていねいに描き込んだのは、ガガガ文庫で『時間商人』シリーズを手がける水市恵。
あのとき、あのシーンで、リクオは本当は何を考えていたのか?
水市ファンにはおなじみ終盤でのどんでん返し、サプライズの快感は本作にももちろんアリ!(もし万が一アニメを観ていなくてもノベライズから入れます!)
小説版オリジナルキャラクターが登場するにもかかわらず原作アニメーションを監督した吉浦康裕をして「まったく違和感がない」と絶賛せしめたそのシンクロ率を体感せよ!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。