よく 男性 ラノベ の検索結果 9件
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十八時の音楽浴
ゆずはらとしゆき 海野十三 宮の坂まり
「跳訳」シリーズ第一弾!
毎日18時、国中に流れるたのしい音楽を浴びると少年少女は嬉々として仕事に打ちこみます。音響装置の開発者・コハク博士はヘンな発明とセクハラで大統領ミルキを悩ませていましたが……。海野十三の傑作を翻案した時間物語。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
飽くなき欲の秘蹟
小山恭平 ぺらぐら
もしかしてお姉さん、異能持ちですか?
僕――世杉見識は目を放すとすぐサボる、意識の低いアルバイトである。自慢することではない。
バイト開始当初は、「能転売業なんてうさんくさ過ぎる、すぐに逃げよう」なんて思っていたけど、異能関係者は変わっている人が多くて、ちょっと楽しいと感じている。
異能というのは――超能力とか秘蹟とか、そんな呼ばれ方をする、とにかく不思議な力のことだ。それは人の願いと共に現れ、いつのまにか消えていく、一時の奇跡である。
そう稀少なものでもないが、誰もが自由に手にできるわけではない。
だから、持たない者は皆こう言う――自分も欲しい。
欲しいと思う人がいるのなら、そこにビジネスチャンスは生まれる。
異能を売りたい人と、異能が欲しい人を結ぶお仕事――異能転売業はこうして成立した。
僕の働く秘蹟商会もそんな異能転売業社の一つである。
店舗は埼玉の片隅にある古い建物。働いているのは店長とアルバイトの僕二人だけ。まだまだ規模は小さいが、明日の成功を夢見て僕らは日夜奮闘している。
「さてと・・・・・・
ポンコツかわいい店長のために、異能力保有者を捜しに行きますか」
第6回小学館ライトノベル大賞審査員賞受賞作。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
サンタクロースを殺した。そして、キスをした。
犬君雀 つくぐ
クリスマスを消すため僕は少女の恋人になる。
聖夜を間近に控え、街も浮き立つ12月初旬。
先輩にフラれた僕は、美しく輝く駅前のイルミネーションを眺め、どうしようもない苛立ちと悲しさに震えていた。
クリスマスなんて、なくなってしまえばいいのに……。
そんな僕の前に突如現れた、高校生らしい一人の少女。
「出来ますよ、クリスマスをなくすこと」
彼女の持つノートは、『望まない願いのみを叶える』ことが出来るらしい。
ノートの力で消すために、クリスマスを好きになる必要がある。だから――
「私と、疑似的な恋人になってください」
第14回小学館ライトノベル大賞、優秀賞受賞作品。
これは、僕と少女の奇妙な関係から始まる、恋を終わらせるための物語。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
育ちざかりの教え子がやけにエモい
鈴木大輔 DSマイル
「ねね、お兄って童貞?」「ノーコメント」。
椿屋ひなた、14歳。
新米教師の俺、小野寺達也が預かる生徒であり、昔からのお隣さんだ。
とびぬけて発育がよく、容姿にも恵まれた彼女は、何かとウワサの種になりがちで――。
「あいつ絶対ヤってるっしょ」「もう大人じゃんアレ」「小学校の時に三股かけてたって」
「ていうかヤらせてほしい」「ラブホに入るところ見たよ」「キレーだね。正直やばいね」
「なんか特別だからあの子って。身構えちゃうよ誰だって」
だけど本当の彼女は、見た目よりずっと幼かったりする。
「ねえねえお兄。だっこして、だっこ」
「しません。お前ももういい歳なんだから」
「えーなんでー!? 昔みたいにだっこしてよぅ。ねえねえ、だっこだっこ-!」
――大人と子どもの間で揺らぐ、この瞬間にしかない輝き。
――ひとあし先に大人になってしまった者にとって、それは直視しがたいほどの目映さで。
「ていうかお兄って童貞?」
「やめなさい中学生がそういう質問するの」
いつか遠いどこかへ羽ばたいていくこいつを、せめて今だけは支えてやれるように。
今日も俺は、椿屋ひなたと向き合っている。
“育ち盛りすぎる中学生”とおくる、エモ×尊みラブコメ!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
友人キャラは大変ですか?
伊達康 紅緒
出会っちまったぜ、俺の理想の主人公に!
俺の友達、火乃森龍牙。高校に入ってできた、気の置けない親友。
龍牙の第一印象は、「アニメとかに出てくる主人公っぽい奴」だった。そしてその思いは、すぐに確信に変わった。
まず、こいつは過去をほとんど話さない。で、よく授業を抜け出す。帰ってきたかと思えば、唇から血を流してたり、制服のあちこちが破けてたりする。
そして龍牙の周りには常に美少女がいる。学園のアイドル、雪宮汐莉。剣の達人であるクールビューティー、蒼ヶ崎怜。謎の転校生、エルミーラ・マッカートニー。こいつらが龍牙の前に現れると、俺は非常に疲れる。それぞれが龍牙と絡むたび、「お、おいリューガ! どうしてお前が雪宮さんと知り合いなんだよ!」とか、「う、麗しの剣士である蒼ヶ崎さんが、わざわざ教室までリューガに会いに!?」とか、「エ、エ、エルミーラさん! リューガなんかのドコがいいんスかぁ!」とか、必死に騒ぎ立てる羽目になるからだ。
……じゃあ何でやるのかって? それは俺、小林一郎が友人のプロだからだ。
主人公の中の主人公、火乃森龍牙を支える親友キャラこそが、俺の生き様だからだ。
――ベストフレンダー小林が贈る名助演ラブコメ、開幕!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
勇者に期待した僕がバカでした
ハマカズシ Ixy
正直、勇者より魔王軍の方が大変そうだよね。
「一体こいつはどうやって冒険をしようというのか! もう勘弁ならんぞ!」
「落ち着いて。僕たちが根気よく勇者を育てていくしかないんじゃない?」
30年ぶりに現れた勇者を前にして、魔王軍は大混乱。そいつは伝説の武器を前に平然とこん棒を選択するような、ただのバカ。
次々と奇跡的な愚行を繰り返すダメ勇者。
そんな勇者を目の前に、魔王軍は絶望の淵に立っていたのだ。
モンスターは勇者に倒される事で、より優秀なモンスターへと転生する。彼らは勇者を育成し、旅を盛り上げ最後に倒されることを夢見て過ごす。
それが彼らの仕事であり、人間との間に結ばれた秘密裏の決め事なのだ。
――たとえ勇者がどんなにバカであったとしても。
だから、魔王軍だって楽じゃない。
選んだ勇者のバカさ加減を棚にあげ「コレじゃ勇者が育たないよ! 職務怠慢じゃないの?」とクレームをくれる人間サイドのお偉いさん。
天才的なダメっぷりで、どれだけイージーな状況も覆すミラクル勇者。
きわめつけに、新入りモンスターのうっかりミス。
それでも文句は言ってられない。
嗚呼、仕事ってなんだろう……。
第10回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞のファンタジー社畜コメディ!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
ななかさんは現実
鮫島くらげ 双龍
第4回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞。
俺は電車のなかで居眠りをしていた。
ラブコメマンガのヒロインななかさんとキャッキャウフフする2次元ドリームを見ていた。「ウホッ」という声で目をさますと、近くにいたオッサンが「やらないか」とか言ってきた。俺は夢で美少女にツンツンしていたはずが、そっち系の見知らぬオッサンにモーションをかけてしまっていたようだ。
アーッ!
俺はチカンじゃない! そういう趣味もない! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…といくら謝っても「嘘だッ!!!」と認めてくれない。
「やめなさい!」
――そこに現れたのはひとりの美少女。どこかで会ったことがあるような。っていうか、さっき夢で!
「電車内での性行為はつつしんでくださいよ!」
ちょ、おま! ちげーよ!
「……ははァん。こりゃあ俺たちの仲を引き裂こうってハラだな?」
そう言ってオッサンはななかさんに激似の少女にフリッカージャブを繰り出すも、彼女はデンプシーロールを駆使してボッコボコに!
まじパネェ。
……それが、俺が絶賛片思い中の二次元の女の子“ななかさん”によく似た謎の美少女との出会いだった。
第4回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
あの夏、最後に見た打ち上げ花火は
助供珠樹 春夏冬ゆう
彼女と出会った、忘れたくないあの夏の日。
何もないのどかな田舎町・松乃に暮らす中学2年生の眞田寛樹は、幼なじみの三島桐子・親友の阿久津恒正らと、毎年変わることのない夏休みを過ごしていた。そんなある日、徹夜をしてしまった寛樹は熱中症で倒れてしまい、助けてくれた謎の美少女・伊藤ノアに恋心を抱くようになる。日本語をうまく理解することのできないノアのために寛樹は妹のなずなと一緒になって、自分たちが暮らす町を案内したりしながら、徐々に距離を縮めていく。そんな時、寛樹はノアに過去の記憶がなく、深海生物に似た奇妙な生き物と共に自身がよく通っている駄菓子屋・伊藤商店の庭に倒れていたところを発見されたという事実を知る。さらに謎の生物がしゃべる名前が、先日まで自分が読書感想文を書くために読んでいた小説の作者の本名だということがわかり、ますます混乱していく。ノアが記憶をなくしたまま不安な毎日を過ごしていると感じた寛樹は、彼女の記憶を取り戻すべく、さまざまな場所に彼女を連れて行ったり、小説内に書かれたことを調べたりしていくのだが・・・・・・。第9回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作品。中学生の男女が繰り広げる甘くせつないひと夏の青春グラフィティが登場。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
ユメオチル、アリス
鮎川歩 立花オコジョ
あらゆる欲望が叶う「完全明晰夢」の世界へ
僕は自信を持って断じることが出来る。いま、目の前に繰り広げられているこの風景は偽物なのだと。つまり、これは夢だ。そう口にした瞬間に、その教室に座っていたクラスメイトたちが一瞬で消え去った。
明晰夢―――睡眠中でありながら「これが夢だ」と自覚することのできる夢。そんな幻の世界に、気がつけば僕は迷い込んでしまっていた。
「よく分かったね。ここが夢の中だって。キミ、合格!」
そのとき、僕以外誰もいないはずの教室に声が響いた。見上げれば教壇の上に、白い少女……見たこともない謎の美少女が立っていた。ほんのりと赤い唇。満月のようにぱっちり開かれた金の双眸。爛々と輝く瞳の力強さと雪よりも白い肌の儚さが、あどけない表情の上で同居している。少女は自分の名前をルルディ・リデルと名乗った――。
第3回ライトノベル大賞優秀賞受賞作『クイック・セーブ&ロード』で幻惑的な世界を描いた作家・鮎川歩待望の新作登場!
夢の世界で謎の少女と出会った少年・有栖が誘われるのは、どんな欲望でも叶えてしまうという「完全明晰夢」の世界! 荒唐無稽な夢の世界と現実の学園生活が交錯する新感覚イマジネーションノベル!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。