第4回 男性 の検索結果 5件
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ななかさんは現実
鮫島くらげ 双龍
第4回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞。
俺は電車のなかで居眠りをしていた。
ラブコメマンガのヒロインななかさんとキャッキャウフフする2次元ドリームを見ていた。「ウホッ」という声で目をさますと、近くにいたオッサンが「やらないか」とか言ってきた。俺は夢で美少女にツンツンしていたはずが、そっち系の見知らぬオッサンにモーションをかけてしまっていたようだ。
アーッ!
俺はチカンじゃない! そういう趣味もない! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…といくら謝っても「嘘だッ!!!」と認めてくれない。
「やめなさい!」
――そこに現れたのはひとりの美少女。どこかで会ったことがあるような。っていうか、さっき夢で!
「電車内での性行為はつつしんでくださいよ!」
ちょ、おま! ちげーよ!
「……ははァん。こりゃあ俺たちの仲を引き裂こうってハラだな?」
そう言ってオッサンはななかさんに激似の少女にフリッカージャブを繰り出すも、彼女はデンプシーロールを駆使してボッコボコに!
まじパネェ。
……それが、俺が絶賛片思い中の二次元の女の子“ななかさん”によく似た謎の美少女との出会いだった。
第4回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
Wandervogel
相磯巴 ハラカズヒロ
ファンタジー史上、最も消極的な勇者登場!? 第4回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作!
ファンタジー史上、最も消極的な勇者登場!?
第4回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞受賞作。
ゲスト審査員・竜騎士07先生も太鼓判。「RPGに準拠したお約束がとても満載でくすりとさせられる」RPG風・冒険コメディー。
海に囲まれた世界で、新たなる開拓地を目指して飛び立つ「飛行船」兼「冒険者養成学校」に乗船し、集まった冒険者の卵たち。
乗船資格がないのに「偽装」で乗り込んだ主人公・ユウキは、何故か生徒がたった一人の盗賊学科に入学することになり、マッチョな先生からセクハラまがいの学園生活を強制させられる羽目に! ……どうしてこうなった?
さらに、勇者にしか抜けない伝説の剣に手を掛けると……アレ?
抜けちゃった? どうしよう?
ファンタジー史上最も消極的な勇者の物語、ここに開幕!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
いばらの呪い師
望月朔 大谷久
第4回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞作! 帝都を舞台に知恵と暴力が激突する、超異能バトル!
竜騎士07イチオシ! 審査員特別賞受賞作!
「怪人三日月卿、あれが目障りだ」帝都治安維持局“鬼灯機関”の指令・桜下屍人は告げる。帝都で暗躍し、次々と未解決事件を引き起こす怪人三日月卿を捕まえねば、孤島に兄妹揃って島流しにする、と病葉兄妹の兄・九郎に宣告する。
力を暴発させ、街を火の海にしたこともあるほどの“呪い師”――病葉兄妹の妹・夕日をうまくコントロールして、全能の力を持つと称する三日月卿の謎を暴き、逮捕しろと言われた九郎は、ひとり、人里離れた釈迦堂こるりの店を訪れる。
九郎は知っていた。
時計店を営む彼女が、かつて“怪人三日月卿”だったことを――。
怪人三日月卿を名乗る者の正体は誰か?
人々が翻弄される能力の秘密とは?
目標を拘束する鎖の力をもつ病葉九郎。ワナにかかった者の身動きを封じる“水銀蜘蛛”や狙った相手を焼き尽くす“炎獄蝶”を用いる病葉夕日。対するは式神を操り、空を飛び、巨大な機械人形を動かし人を化かす犯罪の天才・三日月卿。
謎が謎を呼ぶ超ヒット作『うみねこのなく頃に』『おおかみかくし』で知られるあの竜騎士07がゲスト審査員をつとめた第4回小学館ライトノベル大賞、審査員特別賞受賞作!
帝都を舞台に知恵と暴力が激突する、超異能バトル!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
シー・マスト・ダイ
石川あまね 八重樫南
世界のために、彼女は死ななくてはならない
東京を襲った平成大震災以降、超能力を持った子供が爆発的にたくさん生まれるようになった。ぼくは全くの無能力者だけど、幼なじみのはるかは強力。港区第二十二中学校のなかでも指折りのサイコキネシス使い。そしてかわいい。夏休み直前のある日、ぼくら2年5組は理科室で実験中。そのとき突然、窓ガラスを破って武装した男が飛び込んできた。マシンガンライフルを構えて言う。
「全員指示があるまで動くな」
学校は謎の武装集団に占拠された。やがて明らかになる彼らの正体と驚くべき暗殺計画―――
第4回小学館ライトノベル大賞ガガガ文庫部門優秀賞受賞の本作は、ゲスト査員竜騎士07先生も、審査していることを忘れてハマってしまったと激賞! 圧倒的な緊張感と息つく間もない展開のサスペンスアクション!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
黄昏世界の絶対逃走
本岡冬成 ゆーげん
第4回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞
『黄昏予報の時間です。本日の黄昏濃度は約80パーセントになる見通しです。発作的な自殺には注意しましょう』
全天を覆う茜色の空。《黄昏》はヒトの弱い心に入り込み、支配し、死に至らしめる病の元凶。世界は《黄昏》により憂鬱になり、生きる気力を失った人々で溢れていた――。
そんな世界でフリーのエージェント(なんでも屋)を生業としていたカラスは、革命家・カヤハラから、《黄昏》を浄化するという《黄昏の君》の奪取を依頼される。超長距離輸送列車《トワイライト》により帝都に輸送される最中、転覆した車内から気絶した《黄昏の君》――飾り気のない黒いドレスに身を包んだ美少女・メアリを奪ったカラスだが、なぜかメアリはカラスに懐き、ともに目的地までの短い旅を続けることになる。行く先々で《黄昏》に冒された人々との出会いと別れを繰り返しながら……。
『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』『おおかみかくし』など、数々のメディアでヒット作を世に送り出している竜騎士07氏がゲスト審査員を務めた「第4回小学館ライトノベル大賞」にて、優秀賞を受賞した作品がついに刊行! 『とある飛空士への追憶』(著/犬村小六)をも彷彿とさせる、青年と少女の逃避行。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。