女子生徒 男性 の検索結果 4件
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赤い蝶の少女
楳図かずお
本書は、1962年に貸本漫画出版社から刊行された長編少女漫画で、発表当時、著者2年ぶりの長編でした。これまで未復刻のためうかがうことができなかった著者の貸本時代後期の作風の一端を知ることが出来る貴重な復刻となります。
物語の主人公・ほのおは、父親が焼死した火事のときに生まれた少女で炎(赤い蝶)を異常に怖がる癖が嵩じて、火事につながる火の元を瞬時に察知する能力を身につけてしまいます。そんな彼女と級友である女子生徒、彼女らの憧れの存在である男性教師とのいきいきとした交流が楽しく描かれる一方、主人公の火への恐れが常軌を逸した展開を呼ぶことになります。
少女漫画の可憐な意匠を残しつつ、少女の繊細な感性に基づいた心理サスペンスが展開する、斬新な超能力SFの傑作です。解説小冊子付。 -
強制癒し系オトコノ娘あまはら君
ひな姫
豪雨の中うちひしがれた表情で傘もささず歩く塔矢に声をかける、凜とした「美少女」。「彼女」から着替えとして渡されたのはセーラー服だった。「女子生徒の象徴」に初めて袖を通し、町をあるく塔矢の心に変化が…
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空知らぬ虹の解放区
秀章 綾歌リュウイチ
学園青春クライムアクション開幕!
「殺せぬ煩悩などない。重い懲罰を課せばきっとな」
恋愛厳禁の全寮制高校・聖ヶ原学園(ひじりがはらがくえん)。高校二年の主人公・軒原拓馬(のきはら・たくま)は、学園の秩序を守る風紀委員会のホープだ。同じく堅物な風紀委員の相棒・小瀬村衣舞(こせむら・いぶ)とともに、幼少時よりこの学園で厳格に育てられた拓馬だが、この学園には彼らが知らない学生地下組織が存在していた。
――非営利で同人誌を密造し配布する『脳内解放区(のうないかいほうく)』(通称「脳解」)。
そして事件は起きる。
中等部で人気の男子生徒、光武 悠(みつたけ・ゆう)が半裸で拘束され、校舎裏のプレハブで発見されたのだ。「脳解」の仕業と断定し、組織の所在を探る拓馬。そんな彼の前に「脳解」の代表を名乗る女子生徒「ブルーシスター」が現れる。ウィンプルに白の仮面で顔を隠した彼女は、事件の主犯が別にいることを告げ、拓馬に「脳解」のメンバー入りを促すのだが……。
「なぜ、自分を仲間に?」
――そして拓馬は自身が”ロリコン”だと知る。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
くくるくる
一肇 大朋めがね
ここには海より深い愛がある。
高校入学式の翌日、語木璃一は登校途中、八重桜の木の下で、一人の少女に出会った。璃一と同じ高校の制服を着た女子生徒。長くふわりとした髪を持つ小柄なその少女は、危なっかしく青い自転車の荷台の上に立ち、頭上へと手を伸ばし、桜の太い枝に荒縄をくくりつけている。それを見て璃一は思った。
「ひょっとしてこれは。首吊りってやつですか」
しかしそのあまりの容姿の美しさに、璃一は彼女が荒縄を首に装着するのをただ静かに見守っていた。やがて桜の花びらが降り、少女が宙に浮かんだ、と、同時にぶちんとものすごい音がしてそのまま落下した。彼女は「げうー」と言いながら、こんな悪態をついた。
「もう百二十二回め! また首吊りに失敗! これはもう呪われてるといってもいいんじゃないかな!」
自殺を試みようとするとなぜか天変地異が巻き起こり、どうしても死ねない少女・なゆた。そんな少女に一目惚れして延々とストーキングする少年・璃一。なゆたは天に誓う。
「いつか必ず死んでみせるの!」
そんななゆたに璃一は叫ぶ。
「ぼくと結婚してください!」
桜の下で巡りあい「括る繰る」でクルクル回る少年少女の不思議な恋物語!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。