れず 男性 の検索結果 61件
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白土三平異色作品集 泣き原
白土三平
▼第1話/雨女(あまめ)の島 (神話伝説シリーズ今昔物語より)▼第2話/泣き原(なきがはら) (女星シリーズ)▼第3話/犬狩り (女星シリーズ)
●主な登場人物/▼雨女の島/八州一(やしまはじめ。復員後、山中で倒れていた雨女を助けた事をきっかけに、波瀾に満ちた人生を歩み、後に日本を代表する実業家になる)、鏡雨女(かがみあまめ。山の中に隠れるように建つ名家の美女。自分を救ってくれた一に夢中になる)▼泣き原/磯村香(神奈川県平塚の宿・虫窪で、一人小さな峠の茶屋を営みながら、戦争から戻ってこない夫を待ち続ける)、磯村五郎(春の夫。南方に出兵したまま、20年間行方知れず)▼犬狩り/山田(都心から2時間ほどの地方都市で、市役所の苦情係を担当する平凡な中年公務員)、ゴロ(猟犬の血を引く、山田家の飼い犬。最初はおとなしかったが、後に手がつけられないほど凶暴に)
●あらすじ/磯村春は終戦から20年間毎日、「泣き原」と呼ばれる、海に向かった丘に立って夫・五郎を待っていた。五郎は南方へ出兵したまま、戦争が終わっても復員してこなかったのだ。女手一つで一人娘・道子を育ててきた春は、道子の結婚を機に気持ちの整理をつけるため、夫の戦死地である南方への墓参団に参加。ソロモン諸島のある島で、春は聞き覚えのある懐かしい草笛の音色を聞くが…(第2話)。
●本巻の特徴/戦争のため海の向こうで死んでいった人々の慟哭が聞こえ、残された者の悲しみが痛切に伝わってくる表題作の他、復員兵・八州一、名家の美女・雨女と、裏で糸を引く謎の老人を巡る、戦後の混沌の時代から現代までの物語「雨女の島」、野性を呼び覚まされた動物の恐ろしさと、動物を飼う事に対しての人間の身勝手さを描いた「犬狩り」の全3編を収録した、異色作品集。いずれも初出は81年。
●その他のデータ/巻末に美術館学芸員・美術評論家の正木基氏によるエッセイ「白土三平一一絵が物語ること」を収録。 -
カムイ伝全集 第二部
白土三平
▼第1章/猿山(カミナリ/孤猿/伏兵/旅立ち/恋鳴き/逃げ水/帰還)▼第2章/谷地湯(道づれ/下剋上)
●主な登場人物/カミナリ(第一位のボス猿。メスたちからの信頼も厚く、確固とした地位を保つ)、ダルマ(第二位のボス。おっとりした性格)、キズ(第三位のボス。気性の激しい性格)、歯ッカケ(第四位のボス。四匹の中で一番若い)
●あらすじ/領地没収になった日置藩領内に、廃城をねぐらにする猿の群れがあった。第一位のボス・カミナリを筆頭に四匹のボス猿たちが群れを統括していたが、ある日、テリトリー内に一匹のよそ者が現われる事件が発生。さっそく第二位以下のボス猿が撃退に向かうが、あっけなく敗北し、ついにカミナリとの睨み合いとなる。よそ者は何を思ったか、その場は戦わずに森へと帰っていくが、その後も群れの付近につかず離れずで居座り続け…(第1章)。 -
SEED
今井大輔
近未来――人類存続のため“ある使命”を背負う者たちがいた。彼らの名は“SEED”。遺伝子が紡ぐ、ピュアで切ない青春ラブストーリー。新コミ出身の新鋭・今井大輔の鮮烈デビュー作!!
春。高校に入学したばかりの桜井スナオは、検査により自分が“SEED”であることが判明。“SEED”とは、環境ホルモンの影響で多くの男性が生殖能力を失った“現在”でもなお、生殖能力を有する男性のこと。彼らは人類の存続のために生殖活動に従事しなければならず、スナオはそのことが後ろめたく、彼女のサチに“SEED”であることを打ち明けられずにいたが…(第1話)。全人口の12万分の1に過ぎない、選ばれし生殖能力者“SEED”となった青年・スナオ。初仕事の相手だった“産むプロ”は、同じ高校の先輩・桐島ナツメだった。SEXも妊娠もしているのに他人。微妙な関係のなか、スナオは彼女に惹かれていき…。新コミ大賞入選作家が描く青春ラブストーリー第1集!! -
零落
浅野いにお
浅野いにお、衝撃の新境地へ−−
ある漫画家の、脇目もふらず駆け抜けてきた連載が終わった。
久しぶりに立ち止まった自分に残されていたものは、
残酷なまでの“空虚感”だった。
大切な存在ほど信じ切れず、束の間の繋がりだけに
縋り始める日々―――
漂流する魂が着地した時、男の本当の姿が現れる。
浅野いにお、極限の最新作。 -
忘却のアイズオルガン
宮野美嘉 薫る石
悪魔を喰らう魔術師と哀れな屍人形の旅。
悪魔が人類の隣人として振る舞っていた時代。魔術師のダヤンと屍人形のアリアは、悪魔退治を生業としながら、旅を続けていた。
ダヤンの目的はただ一つ。己が手をかけ、屍人形にしてしまったアリアを生き返らせること。そのために彼は、生と死を支配する悪魔・ガーガヴルドと契約を交わしたのだ。人理を外れた望みを叶えるには、それ相応の代償を払わなければならない。絶対的な契約の元、かつての記憶を失ったアリアに真実を伝えられず、悪魔退治を担わせなければならない日々。ダヤンは本心を隠して、あくまでもアリアを金稼ぎの道具として扱い、露悪的に振る舞い続ける。
旅の中で訪れた新たな街。その街の住人はどことなく生気を失ったような様子で、病院を訪れる患者が後を絶たないらしい。そして、その病院に勤める医師の家で、瀕死の重傷を負った娘が奇跡的に回復し、その代わりに息子が死んでしまったという奇妙な噂が囁かれていた。そこに悪魔の匂いをかぎつけた二人は、さっそく調査を開始するのだが……。
悪魔を喰らう魔術師と哀れな屍人形の旅路。――これなるは忘却の果てに垣間見る、魂と契約の物語。
※「ガ報」付き!
※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
恋はネタ作りの後で
寺岡さこ
コンプレックスを笑いに変えていた芸人に憧れ、女ピン芸人となったかおる。しかし全く売れず。
そんな中、付き合いで参加した合コンで、かおると息の合った掛け合いをしてくれた男・晴巳に運命を感じて――?
外資系エリートリーマンと売れない女芸人による異色の漫才ラブコメ、スタート! -
あかねのハネ
磯谷友紀
田舎のサッカー少女だった深山あかねは、勝つことが大好き。仲間たちとサッカーに打ち込む日々を送っていた。そんなある日、父の仕事の都合で東京に引っ越すことに。
しかし、新天地の高校には女子サッカー部がなかった。部活を迷っている頃、サッカーで鍛えたあかねの足を気に入ったバドミントン部のコーチ・汐里にスカウトされる。
バドミントン部の強豪校で、初心者はあかねただ一人。クラスメイトでオリンピックを目指し、バドミントン一筋という鈴木佐羽子は、そんなあかねを快く受け入れられずにいた。
導かれるように出逢った羽根が、あかねの青春を変えていき……!? -
渚のジェントル
吉田聡
主な登場人物/花咲純(湘南に住む平凡な高校2年生。最近サーフィンを始めた)、我勢俊一(サーフィンの元全日本チャンピオン。15年ぶりに地元・湘南に帰ってきた。良子のことが好き)、神代寺良子(女優業を引退し、地元に帰ってきた。我勢の幼なじみ)
●あらすじ/どこにでもいるようなごく平凡な高校生・花咲純にも、初めて彼女が出来そうな雰囲気。最近ではサーフィンもはじめ、青春真っ盛り前途揚々…のはずなのだが、肝心の彼女・美香にもう5日も連絡が取れず少々落ち込んでいる。そんな折り、何者かが街の交番に車で体当たり! 思わず純も駆けつけるのだが、その途中、美香が見知らぬ男の車に乗っているのを発見。必死であとを追う純が目撃したものは… -
エスパー魔美
藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄の名作が次々とよみがえる、てんとう虫コミックス新装版の好評シリーズ第3弾は、連載開始40周年&アニメ化30周年となる「エスパー魔美」です。
「エスパー魔美」は1977年1月号から『マンガくん』で連載開始。1987年4月から1989年10月までアニメ放送されました。
中学生の超能力少女が人知れず空を飛び、人助けや事件解決に大活躍!さわやかな正義感と思春期のドキドキがいっぱいのSFジュブナイル。
「ドラえもん」や「パーマン」より少し上の世代にファン層を広げた、藤子・F・不二雄の代表的傑作の一つです。
このたび、てんとう虫コミックスのカバーデザインを一新し、全ページ新規製版による新装版として刊行いたします。
(『藤子・F・不二雄大全集』で作成した最新のスキャンデータから製版しています)。 -
一人交換日記
永田カビ
話題作『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』の
永田カビが、過去と未来の永田カビに向けて綴る、
親との確執、初めての一人暮らし、愛のこと、そして
・その後・の生活――。セキララエッセイコミック! -
荷風になりたい〜不良老人指南〜
ケン月影 倉科遼
『女帝』『夜王』の原作者・倉科遼が憧れる人がいる。それは、三島由紀夫が憧れ、谷崎潤一郎が師に仰いだ、明治・大正・昭和を生きた文豪・永井荷風であった――!! 生涯何物にも囚われず自由を享受し、男のわがままを貫き通した荷風のように、男としてありのままに、本能のままに生きてみないか? “夜の帝王”倉科遼が物語り、当代最高の官能絵師・ケン月影が描くセンセーショナル告白漫画。いま“夜の帝王”が、そのすべてを赤裸々に告白する――!
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さよなら ハヰドランジア
加藤望
舞台は昭和初期。大學に通う司葉公太(しばこうた)は楽しいことが大好き。お祭りごとを企画しては先生に怒鳴られている彼は、ただいま商業演劇=「レビュー」に夢中。歌も劇もお笑いも風刺も織り交ぜた庶民のための娯楽、レビューを楽しむ観客の笑顔が、公太の希望。さっそく、大學OBが集まる開校記念式でゲリラショーを開こうと画策中、花形役者として大學首席の美青年、日下真一郎(くさかしんいちろう)に目をつける。公太の誘いは何度も何度も断られるが、公太は全くへこたれず。日下はタイプのちがう公太がなぜからんでくるのか理解できなくて……
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刑事諏訪巧のフィールドワーク〜夜這いの村の殺人〜
金成陽三郎 桜沢鈴
寒村のはずれの祠で起きた、美しい未亡人の変死事件―。民俗学者になりきれずに刑事になってしまった男が、村の奇怪な風習にからんだ事件の真相に挑む!!
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アラン 〜いつか帰る日を夢見て〜
あやせりう
彼の名前はアラン。2011年の震災で、飼い主さんと一緒に住むことが許されず被災犬として受け入れ先を探していた11歳のラブラドールレトリバー。ずっと一緒に暮らしていた飼い主さんの元を離れ、本当に彼は東京暮らしができるのか?先住猫たちと仲良くできるのか?この先、再び飼い主さんのところへ戻れるのか?受け入れ側の不安はいっぱい、そしてアランも不安いっぱい。アランの運命はいかに?
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ふぉーくーるあふたー
水沢夢 bun150
4クールの後から始まる魔法少女の物語。
女子高生・星上陽奈は、別の星からやってきた馬型UMA・ウマちゃんの導きで、星の力をその身に宿した魔法少女――“魔星少女”レイアーソルに変身。地球侵略を目論む宇宙人と一年にわたって戦い、壊滅させた。しかしその後、人知れず繰り広げられたはずの自分の戦いが、ウマちゃんの母星で娯楽番組として放映されていた事実が発覚!
魔星少女の戦いを母星で放映し、その変身アイテムや武器をおもちゃとして作成、販売する――それがウマちゃんのビジネスだったのだ。自分に黙ってそんなことをしていたのかと激怒する陽奈だったが、そんな折り、新たな宇宙人が襲来。再び地球は侵略の危機に晒される。もう見世物にはなりたくないが、地球を守ることができるのは自分だけ……葛藤する陽奈。そこでウマちゃんは最強の戦士である彼女に、新米魔星少女の育成係になることを提案する。果たして陽奈は、後任に世界を託し、無事に引退できるのか!?
一年間の戦いで地球を守り抜いた少女の“4クールアフター”……二年目の任務が、今始まる!!
『俺、ツインテールになります。』の水沢夢が放つ、新たな最強ヒロインの物語、ここに開幕!! イラストを手がけるのは話題の俊英、bun150!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
しまなみ誰そ彼
鎌谷悠希
クラスメイトに「ホモ動画」を観ていることを知られた、たすく。
自分の性指向…ゲイであると皆に知られたのではないかと怯え、
自殺を考えていた彼の前に、「誰かさん」と呼ばれる
謎めいた女性があらわれた。
彼女は、たすくを「談話室」へと誘う。
そこには、レズビアンである大地さんがいて…。
尾道を舞台に描かれる、性と生と青春の物語、第1集。 -
犬と魔法のファンタジー
田中ロミオ えびら
「剣と魔法の大冒険」は遠く昔になりにけり。
かつて、偉大な始祖文明が大地に栄えていた。
だが滅びた。
かつて、剣と冒険と神秘の時代があった。
だが廃れた。
現在、『新大陸』はとても平和である。
未踏の地を夢見て、若者たちが冒険の旅に出たのも、今は昔。冒険なんて、時代遅れもいいところ。今の若者の夢は、無事に就職すること。
主人公・チタンは一生安泰の宮廷務めを目指し就職活動中。しかし、なかなか採用されず苦戦続きでやさぐれていた。
そんなチタンの前に現れ、冒険という悪の道に誘う中年男・ケントマ。しかし、今時、冒険者など流行らない。食べていけない。
冒険者の才能がある、としつこく誘うケントマから逃げ回るチタンだったが……。
さえない大男、あまり美しくないエルフ、そして一匹の白い犬が織りなす「ファンタジー世界」の青春とは?
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
人形遣い
賽目和七 マニャ子
世界はわたしを中心に回っているのです。
わたしの名前は坂上神楽。
凄くかわいくて頭が良く、芸達者で器用で立ち振る舞いも完璧。ダイヤモンドもはだしで逃げ出すとまで謳われる、まぁごく普通の世界的天才美少女である。
わたしのような、存在が主人公級の美少女というのは、やはりトラブルに巻き込まれるのが常なのである。そうした面倒に巻き込まれる自身の体質にだけは少し嘆きたくもなるものだ。
嘆いて、溜息を吐き、それからわたしは顔を上げ、ああ、溜息を吐く仕草すらも可愛らしい。そんなことを思いながら、胸に抱いた兎の人形を抱きなおし、二人の人物に視線を向ける。
壁際に追い詰められた、黒髪の少女と、狼面の男が一人。考えるまでもなく目の前の人狼が少女を襲っている場面なのだろう。
わたしはこのような人ならざる化け物を人知れず退治していく仕事をしている。そう、この『人形』を遣って――。
第7回小学館ライトノベル大賞、ガガガ賞受賞作。
イラストを担当するのは、ライトノベルの挿絵や原画などで活躍中のマニャ子
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
友子の場合
藤野美奈子
●登場人物/田村友子(北大宮高校1年F組)、佐々木孝文(愛称:マモル君/友子のクラスメイト)、中田美貴子(「美貴子の場合」の主人公)、富永明美(「明美の場合」の主人公) ●あらすじ/明日は北大宮高校の入学式。友達が一新するこの機会に、明るくて活発で、かわいらしく、モテモテで、賢くて……ぶわ〜っと目立つ女になってやるっ!! と意気込み自己紹介の予行演習を行なう友子。キョンキョン風、俵万智+ナブラチロワを2で割った女風、吉田戦車風、中崎タツヤ風……いろんな女風を試してみたが、結局モノマネで挑むことを決心する。そして、当日……(「友子の夜明け」)。▼明日は定期テスト。全くテスト勉強に手を付けていなかった友子は、その夜テスト範囲を確認し、その量に愕然とする。しかし、悩んでいても進まない。とにかく勉強を始めようとするが……(「友子の長い夜」)。▼遅刻をしてしまったある日の朝、友子が教室に入るとクラス全員の姿が見えなかった。全校生徒が集まる朝礼の日だったのだ。どうにかして人に気付かれずに朝礼の列に紛れ込めないものか、と知恵を絞るが、どうもいい案が浮かばない。そこで、友子は「まさか朝礼の遅刻をのがれるために、こんなことまでする訳がないだろう」と皆に思わせるくらいの大きなウソを考えてみることにした(「友子の長い朝」)。 ●本巻の特徴/友子が北大宮高校に入学し、クラスメイトのマモルと聖夜をおごそかに(?)迎えるまでの出来事を、途中小6時代の友子の物語をはさみながらオムニバス形式で描いている。巻末には番外編の「美貴子の場合」「明美の場合」が収録されている(「美奈子の場合」は、表紙のみ他と同様に自己紹介風に作られた作者のあと書き)。 ●その他の登場人物/友子の母、かよこ(友子のクラスメイト)、由美(友子のクラスメイト)、関谷(保健体育の先生/「友子の長い朝」「友子の夏場<前・後編>」)、森山(友子のクラス担任/「友子の長い朝」)、花井由香里(「友子の調べ♪」)
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最強ロマン派 毎月父さん
ヒラマツミノル
▼第1話/vs.ぞうさん▼第2話/vs.ピアノ塾講師▼第3話/vs.バザーの値札▼第4話/vs.バカップル▼第5話/vs.昔の男▼第6話/vs.おさるさん▼第7話/vs.カエルの王様
●主な登場人物/鈴木・グレーテスト・総四郎(500余戦無敗の総合格闘家。何事にも“最強”であることにこだわる)、その子(総四郎の奥さん。美人。総四郎に“普通の夫”になってほしいと願っている)、ひろ子(総四郎の長女。かわいい)、かの子(総四郎の次女。かわいい)
●あらすじ/連勝街道をひた走る地上最強の総合格闘家、鈴木・グレーテスト・総四郎。家に帰れば美人の妻と、2人のかわいい娘を持つ父親だが、絵本もまともに読めないとバカにされたことから、自分がいかに「地上最強」かを示すことで父親の威厳を取り戻そうと考え、「地上最大」の動物・象と闘うことを決意。早速翌日、サファリパークで象と対峙するが、闘いを前に妻から「負けたらどうするの?」と賭けを持ちかけられ…(第1話)。
●本巻の特徴/妻との賭けに負け、マイホームパパになることを約束させられた総四郎。だが、男は最強へのこだわりを捨てきれず、立ちはだかる困難と次々闘い続ける…。『アグネス仮面』の作者が描く地上最強コメディー、待望の第1集!! -
世界の終わりと夜明け前
浅野いにお
▼無題▼夜明け前▼アルファルファ▼日曜、午後、六時半。(夏の思い出/ア ガール イン ブリリアント ワールド オブ ア ボーイズ デイドリーム/帰宅)▼超妄想A子の日常と憂鬱▼休日の過ごし方▼17▼素晴らしい世界▼東京▼世界の終わり▼時空大戦スネークマン
●あらすじ/彼女との別れ話でもめていた友人・飯田に仲介役を頼まれた「俺」。だが、待ち合わせ場所に飯田が現れず、「俺」は飯田の彼女と2人でオールナイトのボーリング場に行く。いっそのこと飲みに誘おうかも考えたが、朝イチの会議までに企画書を完成させないといけない「俺」は、ただ無駄な時間をどうでもいい会話で費やしていく…(夜明け前)。
●本巻の特徴/デビュー連作の短編「素晴らしい世界」、構想6年の渾身作「東京」を含む、心ざわめかす単行本未収録作品10編+α。描き下ろし、カラーも多数収録!! -
Sillyなコダマ!!
鈴菌カリオ
▼第1話/愛しちゃったのよ▼第2話/ふたご▼第3話/尻からせまれ▼第4話/ひと▼第5話/お勉キョしましょ▼第6話/愛と友情とソフトボール▼第7話/君とプールで▼第8話/みどりのかげ●主な登場人物/尻井コダマ(元気ハツラツポジティブ女子高生。その正体を知らぬまま、阿童ぐりまに熱烈恋愛中)、阿童ぐりま(コダマと同じ学校に通うクールな男子高校生。その正体は人間の尻子玉を狙う河童)●あらすじ/“カンジ悪い”と評判の転校生・阿童の笑顔が見たい一心で、彼に告白をしたコダマ。しかし他の女子が言い寄ったときと同様に、冷たくあしらわれてしまう。思い込んだら止まらない性格の彼女が、諦めきれずに再び告白すると、わずかに心が動かされた阿童は、突然その姿を変え始めて…?(第1話)●本巻の特徴/イケメンの阿童ぐりまに恋をした、元気な女子高生・コダマ。しかし、ぐりまの正体はなんと河童! それを知らないコダマは、自分も気づかないうちに河童の大好物である尻子玉を光り輝かせて…!? ●その他の登場人物/阿童るりだ(ぐりまの双子の姉。その正体はもちろん河童)、剛力京子(コダマのクラスメイト。ソフトボール部主将の熱血女子)
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バチワレ!いさ
青柳裕介
▼第1話/我、童貞を捨てり▼第2話/我が、母ちゃん▼第3話/最初はゲンコ▼第4話/ケツ割るな▼第5話/ドンピンさん▼第6話/定やん▼第7話/敬礼▼第8話/鍋は舌で洗え▼第9話/居酒屋の味●主な登場人物/勇魚(いさ)(高校を中退し板前を志す。17歳)、ダルマ(料亭・うめだで働く板前の見習い。いさの先輩)、早苗(居酒屋・早苗の女将)、こより(早苗と一緒に住む芸者見習い)●あらすじ/地方の港町に住む17歳の高校生・いさは、今日学校を辞めてきた。机の上の勉強は性に合わない。職人、それも父親と同じ板前になることに決めたのだ。しかし、都会の料亭に就職する前にしなければならないことがある。それは、童貞を捨てること…。そこでいさは、2年前から“最初はこの人”と心に決めていた女性に直接アタックする…(第1話)。▼突然学校を辞め、板前になることを告げられたいさの母親。5年も家に帰らず、その間一銭もお金を家に入れず、あちこちに女も作る父親と同じ道に進むのかと反対する。しかし本当は、たったひとりの息子が家を出てしまうのが寂しいのだ…(第2話)。●本巻の特徴/父親と同じ板前の道に進んだいさが、様々なことに反発しながらも、少しずつ料理人としての自覚を持っていく様が描かれる。●その他の登場人物/いさの母親(第1〜3話)、元板前で現在アル中・定(第5、6話)、料亭・うめだの先輩板前・貫(3、4、7〜9話)
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なぜか笑介(しょうすけ)
聖日出夫
五井物産の新人社員・笑介は、いまだに契約を取れず、同期入社の加藤や吉村たちとの成績差は開く一方だ。そんなある日、午後の会議に遅刻した笑介。会議室に入ってもほとんどの課員が、笑介の存在に気がつかない。その有り様に、係長の高山も「皆に無視されるようになったらおしまい」と苦言を呈する。その会議で、高山たちが進めていた新日本フルーツとの契約が思うように行かず、断念することが決定した。会議が終り、留守番を命じられた笑介のところに、新日本フルーツの重役が契約書を手に訪ねてくる。10億円の契約だが、課長がいないと成立しない。先方は課長が戻るまで待てないという。そこで笑介は…。
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飛んでるH!
大和正樹
宇宙人を助けたことで幽体離脱体質になったイジリくん。誰にも気づかれず、やりたい放題サイコーです!
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おかみさん平成場所
一丸
日本の国技といえば「相撲」。かつては「巨人・大鵬・卵焼き」と子供達の好きなものの代名詞に横綱の名前が入るほどの人気を博していたが、いまや相撲離れは観客数の減少だけでなく、新弟子の志望者数減少にも現れている。子供たちは裸になって廻しを締める姿を嫌い、せっかく入門しても自宅でずっと個室を与えられた一人っ子にとって大部屋での寝食が耐えられずに辞めていくという。そんな今時の「(しきたりが)古風な・(泥まみれになる稽古が)汚い・(稽古が)厳しい」3K業界である角界に、吹き荒れたのが例の「不祥事」。そんな逆風の時代に、不祥事の余波を受けて(たなぼた的に)部屋の親方なってしまった夫のおかげで、まったくの相撲ド素人である主人公・山田若葉が相撲部屋のおかみさんになってしまったのだ。なるべくしてなったわけではない彼女は、問題を起こさないわけがない!今時のゆとり世代のお弟子さんと、今時の素人感覚のおかみさん、そんな相撲部屋はどうなっていくのだろうか!? 乞うご期待!
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チェイサー
コージィ城倉
時は昭和30年代前半。まだ週刊漫画雑誌もなかった時代…既に時代の寵児となっていた”漫画の神様”手塚治虫に人知れず挑み続ける一人の漫画家がいた!!海徳光市。月刊誌に3本の連載を抱える、そこそこの人気漫画家である。海徳は、手塚治虫と同じ歳で、表向きは「手塚って、つまんない漫画いっぱい描くよなあ」と批判しつつも、裏でこっそり手塚漫画をコレクションする。そして、手塚がアレをしていると聞けば、自分も真似をし、コレをやっていると聞けば、それに挑戦してみる。どこまでも手塚治虫を”勝手にライバル視する男”…海徳光市の奮闘記!!
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フラグマン
相場英雄 中山昌亮
情報で満ちあふれている現代社会--正しい情報も誤った情報も淘汰されずにただ、人へ、街へと、垂れ流され続けている。そして人々は、それらの情報から商品や会社、人や社会への”イメージ”を持つ……そんな現代社会に、情報を操り、イメージを創り上げることで世界を舞台に戦う男がいた!!彼の武器は、その頭脳のみ!!
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高橋留美子 人魚シリーズ
高橋留美子
若者であふれる真夏の海辺を、薄汚い格好をした男が地図を手に歩いていく。その男、湧太の目的地は野摺崎。そこは、険しい山と岩壁ばかりの海岸に囲まれた秘境であった。湧太は、500年前に人魚の肉を食べ不老不死になった体を元に戻してもらうため、人魚を探す長い旅を続けていたのだ。湧太が山中に分け入っていくと、そこには人知れず、しかも女だけが隠れ住む村があった。女たちは、なぜか真魚という少女に足かせをはめ、監禁するように育てていた…
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モザイク
山口かつみ
どこにでもいる女子中学生仲良し4人組。だが、それぞれが、教師からの暴行、援助交際、レズ…など迷宮に堕ちていく”現代像”を赤裸々に描く。