その他 男性 の検索結果 76件
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サバンナ
白土三平
▼第1話/サバンナ(第1部・前編)(第1部・後編)(第2部)(第3部・前編)(第3部・中編)(第3部・後編)▼第2話/naaTa(ナータ)▼第3話/ドラ―ある病め る少女の夢―
●あらすじ/まだ人間が言葉すら持たなかった原始。密林と砂漠のサバンナを、一人の女がさまよっていた。全ての感情を全身で表し、弱肉強食の世界を生きる女は、2体の泥人形を作りあげる。しかし、女は狩人に槍で刺され殺されてしまい、その血を浴びた泥人形は、二人の嬰児に姿を変える…(第1話・第1部・前編)。
●本巻の特徴/太古の昔から果てしなく続く人間の命の営みを、一言のセリフも無しに壮大なスケールで描く表題作「サバンナ」の他、インディオの穀物神話に依拠した「ナータ」、フロイトが1905年に発表した論文『あるヒステリー患者の分析の断片』に想を得た「ドラ」の3編を収録した「神話伝説シリーズ」。その名にふさわしい異色の力作。初出は「サバンナ」1974年12月~1975年7月、「ナータ」1974年10月、「ドラ」1976年7月~8月。
●その他のデータ/巻末に四方田犬彦氏のエッセイ「歴史から神話へ」を収録。 -
白土三平異色作品集 鬼泪
白土三平
▼第1話/蛍の宿▼第2話/原人の墓▼第3話/鬼泪(第1章/今浦島、第2章/迷子、第3章/キリサキ、第4章/赤の家、第5章/石喰い、第6章/女星が消えた)
●主な登場人物/▼蛍の宿:京子(蛍を持って海辺の旅館・磯屋を訪れた謎めいた女性)、明(磯屋旅館の一人息子)▼原人の墓:斉藤(伝承を信じ、山奥まで日本原人を探しに行く青年。天城観光ホテルに勤めている)、天城八重子(天城観光ホテルの経営者・天城重蔵の娘。斉藤と共に原人を探しに山へ向かうが…)▼鬼泪:石神栄次(27歳。東京で職を転々としていたが、5年ぶりに帰郷。故郷で働き口を探す)、磯貝松造(65歳。今も古い木製の船で海へ出る、腕のいい昔気質の漁師)
●あらすじ/上京してはみたものの、都会の空気が肌に合わず、5年ぶりに故郷へ帰ってきた石神栄次。帰郷した栄次は、浜辺で漁師の松造に出会い、その生き方に影響を受ける…。漁師、陶芸家、採石場作業員らの姿を通し、誇りを持って仕事に向かう男たちの姿と、近代化に伴う自然破壊の弊害を描いた力作(第3話)。
●本巻の特徴/表題作の他、海辺の旅館・磯屋の家族と、謎めいた美女・京子をめぐる物語「蛍の宿」、長野の山中へ日本原人を探しに行く二人の男女の顛末を描いた「原人の墓」の全3編を収録した、異色作品集。いずれも初出は81年。
●その他のデータ/巻末に映画評論家・門間貴志氏によるエッセイ「『鬼泪』のキャスティングを考える自分がいる」を収録。 -
白土三平異色作品集 泣き原
白土三平
▼第1話/雨女(あまめ)の島 (神話伝説シリーズ今昔物語より)▼第2話/泣き原(なきがはら) (女星シリーズ)▼第3話/犬狩り (女星シリーズ)
●主な登場人物/▼雨女の島/八州一(やしまはじめ。復員後、山中で倒れていた雨女を助けた事をきっかけに、波瀾に満ちた人生を歩み、後に日本を代表する実業家になる)、鏡雨女(かがみあまめ。山の中に隠れるように建つ名家の美女。自分を救ってくれた一に夢中になる)▼泣き原/磯村香(神奈川県平塚の宿・虫窪で、一人小さな峠の茶屋を営みながら、戦争から戻ってこない夫を待ち続ける)、磯村五郎(春の夫。南方に出兵したまま、20年間行方知れず)▼犬狩り/山田(都心から2時間ほどの地方都市で、市役所の苦情係を担当する平凡な中年公務員)、ゴロ(猟犬の血を引く、山田家の飼い犬。最初はおとなしかったが、後に手がつけられないほど凶暴に)
●あらすじ/磯村春は終戦から20年間毎日、「泣き原」と呼ばれる、海に向かった丘に立って夫・五郎を待っていた。五郎は南方へ出兵したまま、戦争が終わっても復員してこなかったのだ。女手一つで一人娘・道子を育ててきた春は、道子の結婚を機に気持ちの整理をつけるため、夫の戦死地である南方への墓参団に参加。ソロモン諸島のある島で、春は聞き覚えのある懐かしい草笛の音色を聞くが…(第2話)。
●本巻の特徴/戦争のため海の向こうで死んでいった人々の慟哭が聞こえ、残された者の悲しみが痛切に伝わってくる表題作の他、復員兵・八州一、名家の美女・雨女と、裏で糸を引く謎の老人を巡る、戦後の混沌の時代から現代までの物語「雨女の島」、野性を呼び覚まされた動物の恐ろしさと、動物を飼う事に対しての人間の身勝手さを描いた「犬狩り」の全3編を収録した、異色作品集。いずれも初出は81年。
●その他のデータ/巻末に美術館学芸員・美術評論家の正木基氏によるエッセイ「白土三平一一絵が物語ること」を収録。 -
風魔
白土三平
▼第1話/プロローグ▼第2話/第1章・神かくし▼第3話/第2章・亡霊復活▼第4話/第3章・多面武蔵▼第5話/第4章・異変二階堂流▼第6話/第5章・二階堂乱舞▼第7話/第6章・猿風▼第8話/第7章・月影▼第9話/第8章・螢火狂乱▼第10話/第9章・竜煙▼第11話/第10章・飢牙作戦▼第12話/第11章・シジマ無情▼解説/石川弘義 ●登場人物/コッパ(全国の忍びの権利と生活を守る風魔一族の少年忍者。少々そそっかしい性格の持ち主)。スズメ(コッパに思いを寄せる少女)。犬丸半蔵(風魔一族の壊滅を狙う公儀隠密)。五月右近(ひょうひょうと生きる浪人。スズメの父)。宮本武蔵(浪人。二刀流を操る剣の達人)。太郎(風魔一族のナンバー2。コッパの兄貴分)。 ●あらすじ/コッパはある日、剣の達人でありながらひょうひょうと生きる浪人・五月右近とその娘・スズメに出会う。スズメをコッパのもとに残して右近は仕事を探しに出かけるが帰りが遅い……(第1話)。▼真剣勝負をすれば、お互いに無事ではすまないことを悟った右近と武蔵は、剣を引く。右近はスズメのもとヘ急ぐ途中、2人の忍者に襲われ、眠り薬を使われて連れ去られる。右近の帰りを心配するスズメに泣きつかれたコッパは、風魔の一族に助けを求める。話を聞いた風魔の太郎は、近ごろ剣客が相次いで誘拐されていることから、その裏に事件の臭いをかぎつける(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/風魔の小太郎(風魔一族の首領)。二階堂主水(熊本で道場を開く剣術家。実は風魔一族で、「心の一方」の使い手)。シジマ(才蔵の忍犬)。
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真田剣流
白土三平
第一部・桔梗の巻▼第1話/第1章・妖術[プロローグ]▼第2話/怪人暗夜軒▼第3話/妖術(丑三)▼第4話/第2章・謎の群・真田の忍者▼第5話/謎の群▼第6話/真田剣流▼第7話/真田屋敷▼第8話/第3章・死の影・剣光▼第9話/割散▼第10話/猿風▼第11話/死の影▼第12話/第4章・密宗・風魔▼第13話/流光▼第14話/密宗▼第15話/丑の刻▼第16話/風穴▼第17話/茨木。第二部・丑三の巻(一)▼第18話/第1章・小法師▼第19話/第2章・夜鷹▼第20話/第3章・死の商人▼解説/副田義也 ●登場人物/桔梗(大和高原の一角に暮らす少女)。暗夜軒(丑三の術を操る謎の怪人)。油屋の妖蔵(油屋稼業の裏で人身売買や武器の売買も行う商人。丑三の書を狙う)。岩波乱童(桔梗の祖父。岩波流銃術の使い手)。 ●あらすじ/慶長年間、大和高原の一角の大自然の中で祖父の岩波乱童と暮らす娘・桔梗は、暗夜軒の一味に囲まれていた剣士の助けに入るが、逆に危機に陥ってしまったところを祖父に助けられる。暗夜軒は丑三の術で乱童の命を奪うといい残して消えていく。翌日から乱童の身の回りに不気味な人形が現れるようになり、乱童は高熱を発し、桔梗に一本の巻物を託して死んでしまう(第1話)。▼秘密の実験を見てしまった桔梗は、忍者に殺されかける。そこに金色の鳥が現れて桔梗を連れて飛び去っていくが、巻物を落としていってしまう。河原で意識を回復した桔梗は、巻物がないことに気づく……(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/猿飛、霧隠、穴山小助(真田の忍者)。武蔵(剣術の修行のため放浪している。後に二刀流に開眼)。南海坊天海(家康の参謀役の怪僧。暗夜軒を操る)。服部半蔵(公儀隠密団の首領)。太郎(風魔の一族の忍者)。
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忍者旋風
白土三平
戦国忍者の活躍を描く白土三平の幻の名作!
雲の巻▼第1話/神隠し▼第2話/死神の使者▼第3話/風魔砦▼第4話/明智の忍者▼第5話/天紋▼第6話/竜煙の謎。残月の巻(一)▼第7話/伊賀忍者▼第8話/金色の鷹▼第9話/狸とその部下▼第10話/謎?▼第11話/土遁変化▼第12話/誓い▼第13話/亡霊▼第14話/乱心法虫遁変化▼第15話/変わり身▼解説/初見良昭 ●登場人物/小太郎(風魔の忍者。竜煙の書を持って風魔の一族から逃亡する)。宗剣真(医者。22カ国の言葉を操り、この世でただ1人、竜煙の書を読めるという)。風魔十法斎(風魔の主領。天下を手に入れるために竜煙の書を狙う)。佐助(風魔の忍者。小太郎の師)。お春(小太郎の実母。小太郎を捜して放浪している)。 ●あらすじ/戦国の世、農民・お春の子、小太郎は大ワシによって連れ去られたまま行方不明となり、いつしか十数年の歳月が流れた……(第1話)。▼死神小僧という少年が現れた村は、全滅してしまうという噂が広まっていた。そこへ、ある平和な村に死神小僧が出現。彼を50人もの甲賀忍者が取り囲むのだが……(第2話)。▼風魔砦に現れた死神小僧は、風魔の主領に会わせろと主張する。高笑いする仮面の下から現れた顔はなんと主領の息子・小太郎だった。小太郎は父の命により上杉謙信のもとに忍び込み、ある人形を奪ってきたのだった。そして、その人形の中には巻物が隠されていた……(第3話)。 ●その他の登場キャラクター/十官道人(竜煙の谷に住み、竜煙の書の謎を知る老人。十官流忍法道の使い手)、石川五右衛門(伊賀忍者の集団の首領。天下を狙っている)、服部半蔵(家康の隠密団首領。家康の命で竜煙の書を狙う)、美女丸(秀吉配下の忍者)、美香(宗剣真の娘) -
忍法秘話
白土三平
無情の世で、のがれられない宿命に生きる者たちの姿を描いた異色作品集
▼第1話/やませ(一)▼第2話/やませ(二)▼第3話/ガロの復活▼第4話/ギバチ▼第5話/他心通▼第6話/言霊▼第7話/ガロの宿▼第8話/因童▼第9話/遠当▼第10話/妙活▼第11話/陽忍 ●登場人物/ガロまたは枯木兵庫(ひとのこころを読み、陽炎の術を使う無敵の忍者) ●あらすじ/大摩のガロは、不死身の妖忍として恐れられている。攻撃をしかけた伊賀者たちは、ことごとく殺られていた。残された仲間たちは頭領の命により、結界を張りガロの動きをふうじこめようとするが…(第1話)。▼結界の網はひとつづつくずされていたが、やがて枯木兵庫という浪人者がガロとして浮かび上がってきた。孤児の小助と暮らす兵庫のところに、サネという男がいつきはじめる。それは「やませの法」を行う伊賀の忍者だった(第2話)。 ●本巻の特徴/第3話で奇跡的に生き残ってから、ガロは攻撃をうけたときのみ戦うという殺し方にかわり、領民のために知恵を貸し力をつくす。不死身といわれたガロだが、皮肉にも催眠の暗示によって、かわいがっていた子どもたちに全身を刺され、死亡する。ガロを主人公とした一連の作品(第1〜8話)と催眠術や変装にまつわる短編4作を収録。 ●その他の登場キャラクター/四貫目(第1、2、3、7、8話)、小助(第1、2話)、サネまたは天心(第1、2話)、ハンザキ・兄(第4話)、ハンザキ・弟(第4、5話)、水鬼(第5話)、露木道人(第6話)、根来のワラワ(第6、7話)、五十里百方斎(第9話)、加当段蔵(第10話)、妙庵(第11話) ●その他のデータ/登場する忍術〜陽炎の術(第1話)、穏形の法(第1、2話)、やませの法(第1、2話)、ギバチの術(第4話)、他心通の法(第5話)、言霊の術(第6話)、察相の術(第7話)、くぐつの法(第8話)、合気遠当の術(第9話)、桂男の法(第11話) エッセイ〜小松和彦(大阪大学文学部助教授) -
忍者武芸帳(影丸伝)
白土三平
戦乱の世に、運命にあらがい信念に生きる人間像を描く大河歴史コミック
▼第1話/脱獄▼第2話/仇討▼第3話/疾風剣▼第4話/無風道人(1)▼第5話/無風道人(2)▼第6話/無風道人(3)▼第7話/無風道人(4)▼第8話/秘太刀▼第9話/幻の使者▼第10話/通り魔▼第11話/雷雲党▼第12話/忍剣▼第13話/土一揆▼第14話/地摺り残月剣▼第15話/雷雲砦▼第16話/密偵▼第17話/天神戦法●登場人物/結城重太郎(伏影城元城主の一子。父の仇討ちをめざす)。影丸(謎の忍者。雷雲党を説得し城を攻めるよう導く。農民に人望が厚い)。無風道人(謎の僧侶。重太郎に剣の基本、吹毛剣を教える) ●あらすじ/永禄年間のこと。土牢に幽閉されていた子どもが助け出された。それは伏影城元城主、結城隼人光春の一子、重太郎だった。当時の家老坂上主膳の謀反により、城はのっとられ父は非業の死を遂げていた。牢を出た重太郎は、父の仇をうつため単身城に忍び込む。そこに待っていたのは、謎の忍者と主膳の影武者の死体だった(第1、2話)。▼城で会った忍者、影丸に助けられた重太郎は、追手から身を隠しつつ腕と心をみがくために、武者修行の旅に出る。一方主膳は、腕のたつ最上三剣士に重太郎を討つよう申しつける。その頃、重太郎は瀕死の落武者から「陰の流れ疾風の剣」を伝授されていた…(第3話)。▼仇討ちのために、重太郎は無風道人のもとから故郷へ戻っていた。影丸は、闘いで腕をなくし倒れた重太郎を助け、雷雲党の砦にかくまうが…(第15話)。●本巻の特徴/剣法とは精神論でなく、ただひとを殺すための方法だと語る無風道人。ウサギを殺すことなく毛だけを斬る、太刀先の見切りを教える。登場人物の異なる信念がぶつかりあい、重太郎は剣の腕をあげていく。●その他の登場キャラクター/坂上主膳(第2、12、13話)、最上三剣士(第3、5〜7話)、林崎甚助(第3、16話)、上泉秀胤(第3話)、明美(第6、8、9話)、眼づけの熊(第6、7、16話)、雷雲党(第11、15、17話)、螢火(第12、14話)●その他のデータ/登場する忍術・剣術〜陰の流れ疾風の剣(第3話)、金剛縛または合気遠当ての術(第8話)、吹毛剣(第8話)、地摺り斬月剣(第14話)、天神戦法(第17話) 解説〜武光誠(明治学院大学助教授) -
カムイ伝全集 第一部
白土三平
▼「決定版 カムイ伝全集」刊行にあたって▼第1章/誕生(怪声、ダンズリ、犬追物、山狩り、地擦り、緑の目、誕生)▼第2章/カガリ(根ビラキ、カガリ、フッカケ、犬、草場、カムイ)▼第3章/剣(雪割、見分、血、剣、一本杉、流星)▼第4章/マス取り(蔵方役、遊猟、検見、マスどり、刺客)●主な登場人物/カムイ(差別の壁を力で乗り越えようとする夙谷の少年)、正助(才覚あふれる貧しい農民の子)、草加竜之進(次席家老のひとり息子)●あらすじ/幕府による厳しい身分制度がしかれていた江戸時代。その寛永年間(1624~34年)末の日置藩領内。厳しい差別を受けていた人々の集落は、夙谷(しゅくだに)という地域にあった。そこで生まれたカムイは“生きる誇りと自由”を得るためには、強くなる以外に方法はないという信念を持つ。そんなカムイがふとしたことで知り合った少年の正助。貧しい下人(自分の田を持たない小作農民)の子として生まれた彼も、いつかは自分の家や田が持てる立場になりたいと願っていた。ある日、カムイの母親が重い病にかかるが、夙谷の病人ということで町の医者から診察を拒否される。自分の母親が、ろくな手当ても受けずに死んでしまったことで、言いようのない怒りを感じたカムイは、その怒りを森で出会ったイノシシと戦うことで晴らそうとする。しかし、逆にカムイは傷ついて意識を失ってしまう。そこに偶然、あの正助が通りかかる…(第1章)。●その他の登場人物/日置藩主、弥助(カムイの父)、ダンズリ(正助の父)、花巻村の庄屋、草加勘兵衛(日置藩の次席家老)、橘軍太夫(草加勘兵衛に敵意を抱いている日置藩の目付)、橘一馬(軍太夫の息子)、横目(目付けの手先となって働く夙谷の頭)、笹一角(日置藩の剣法指南役)、水無月右近(笹一角を打ち負かした浪人)、笹兵庫(水無月右近に敗れて脱藩した兄の代わりに剣法指南役となる)
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妄想の花園
楳図かずお
▼第1話/DEATH MAKE ▼第2話/プレゼント▼第3話/鎌▼第4話/おふだ▼第5話/くらやみ▼第6話/万華鏡▼第7話/妄想の花園▼第8話/女は待つ▼第9話/歌▼第10話/霧の中へ▼第11話/黒い瞳▼第12話/わたしは誰?▼第13話/背猛霊▼第14話/ 800回目のお彼岸『はじめの妄想』●あらすじ/真夜中の中学校。ビデオ部の部員たちは、ホラー映画の撮影で使うために、腐乱死体風の仮面をこっそりと作っていた。だが、あまりにも不気味なそのマスクは、やがて独りでに動きだし、みんなを襲いはじめる…(『ホラーの妄想』第1話「DEATH MAKE」)。●本巻の特徴/ 『漂流教室』などのホラーから、『まことちゃん』などのギャグまで、数々の傑作を産みだした巨匠・楳図かずお。その全貌を知るためには絶対に見逃せない、単行本未収録作品集が登場! 貸本屋時代から現在に至るまでの膨大な作品の中から、選りすぐりのものを収録!●その他のデータ/巻末には、各作品の背景がよくわかる詳細な解説付き。
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ももんち
冬目景
▼第1話/春と桃▼第2話/夏の家族と新しい友達▼第3話/秋の別れと謎の女子▼第4話/冬のランナー▼第5話/春の別れ
●主な登場人物/岡本桃寧(美術予備校に通う女の子)
●あらすじ/この春高校を卒業して、美術予備校へ通うことになったももね。おっとりマイペースな彼女は、自立するため一人暮らしを始めるも、引っ越して2週間経っても部屋が片づかず、電話でお姉ちゃんに起こしてもらったり、遅刻した授業で居眠りしたりする日々。そんなある日、補助講師としてやってきた芸大生・藤田に、ちょっと心をときめかせて…?(第1話)
●本巻の特徴/美術予備校に通う、ももねのかわいらしい日々。塗り下ろし大増カラーに加えて、描き下ろしおまけページも充実!
●その他の登場人物/岡本太郎(桃寧の兄。公認会計士)、岡本深紅(桃寧の姉。大学生。青山のギャラリーでバイト中) -
サルまん 2.0
相原コージ 竹熊健太郎
バブル景気まっただ中の1989年、雑誌『ビッグコミックスピリッツ』に連載された『サルでも描けるまんが教室(愛称“サルまん”)』は、まんが界のタブーをことごとく打ち破る異色のまんが入門まんがとして日本中の話題をさらった。それから18年後の2007年、続編『サルまん2.0』が雑誌『IKKI』で連載開始。ところが間もなく相原と竹熊は制作方針の違いから激しく対立し、ふたりは8回目で連載打ち切りを宣言した。この歴史的な“サルまん2.0の悲劇”以後、業界では『サルまん2.0』の名は口に出すことさえタブーとされていた。
それから10年後の2017年、水面下での交渉と関係各所への粘り強い働きかけにより、ここに初の単行本化が実現した。
あの時、連載が中断した本当の理由は何だったのか、ふたりの関係はその後どうなったのか。本書に収録した座談会では関係者が10年ぶりに集まってその真相を激白している。
巻末付録:相原・竹熊ふたりの蜜月時代に発表されたグラビア記事『遠くへ脱けたい』(単行本初収録、オールカラー10ページ)、短編『サルまん21』(雑誌掲載時のカラーページを初再現)。その他秘蔵資料満載。 -
まいど!南大阪信用金庫
平井りゅうじ 北見けんいち
「誠心誠意」がモットーの南大阪信用金庫、通称ナンシンの新人渉外マン・中井信吉。雨にも犬にも上司にも負けず、本日も愛車のカブで大阪の町を駆け回ります!!▼第1話/まいど! ナンシンです!▼第2話/現金その場限り▼第3話/一足す一は=?▼第4話/必死の誠意▼第5話/画家志望▼第6話/お母ん!!▼第7話/瓢箪から…!?▼第8話/理事チョー!!▼第9話/河内の首領!!●登場人物/中井信吉(まごころと誠意で奮闘する、ナンシンの駆け出し渉外マン。愛称“ナカやん”)、安藤支店長(ナンシン河内台支店長。一見厳しそうだが、優しく部下を見守る人情派)、大場佳代(ちょっとおっちょこちょいの窓口担当)●あらすじ/毎日毎日、大阪の町をあっちへこっちへの新人渉外マン・中井信吉、愛称“ナカやん”。元気よく「まいどー、ナンシンです!!」と外回りで立ち寄った家で、番犬にズボンをかじられ、お尻がまる見えに。お尻を隠しながら、なんとか会社にたどり着いたものの、ハルさんにズボンのお尻を縫ってもらっているところを、そそっかしい佳代ちゃんに「ふん!! 不潔!!」と誤解されてしまう。さらには安藤支店長に「ズボンをネタに定期預金のひとつも取ってこんかいっ!!」とお叱りを受ける始末。踏んだり蹴ったりのナカやんだが、本日一番のトラブルが目の前に迫ってきていて…(第1話)。●その他の登場人物/ 巽課長(河内台支店営業課長。もの分かりのよい、理想の上司タイプ)、高田次長(「成功は自分の手柄、失敗は部下のせい」という、どこにでもいる嫌な奴)、 ハル子(ナンシン河内台支店勤務。ナカやんや佳代ちゃんの“お母さん”的存在)、中井登紀子(信吉の母親。食堂を経営している)、藤谷理事長(変装して支店を抜き打ち視察するのが趣味!? のナンシン理事長)
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ナインハンドレッド
カサギヒロシ
平凡な高校生・シンジの生活は、スケボーに出会って熱く滑走しはじめた! 目指すは究極のエアー「900 °(ナインハンドレッド=2回転半)」だ!!
▼第1話/究極のトリック▼第2話/MYボード▼第3話/ストリートバトル▼第4話/汚された聖地(スケートパーク)▼第5話/ジュンとの勝負▼第6話/仲間のいる場所●主な登場人物/シンジ(特にやることもない平凡な高校生だったが、スケボーに出会い生活が一変!)、コーちゃん(シンジとは小中高一緒の幼なじみ。ゲームオタクで、オタキング小島という別名を持つ)、デーブ(本名・田丸太。町のスケボーグループのリーダー的存在。見た目は怖いが、中身は優しい。高3で、ラーメン店「田丸屋」の息子)●あらすじ/幼なじみのゲームおたく・コーちゃんに付き合わされて、電車で2時間かかる秋葉原へやってきたシンジ。買い物の途中シンジは、駅前の広場で必死で練習している同世代のスケーターたちの姿を目にした。何の変哲もない自分の高校生活に疑問を持っていたシンジは、スケボーに興味を持ち始める(第1話)。●本巻の特徴/横須賀に近い海辺の町へ戻ったシンジは、そこで“デーブ”と呼ばれるリーダーをはじめとする町のスケボーグループの面々と出会い、仲間に。ゴミ捨て場にあったスケボーを拾って自分の物にしたシンジは、スケーター仲間たちに技を教えてもらい、また自分でも努力を重ね、少しずつ上達していく。そんなある日、シンジたちが日頃練習に使っているスケートパークがメチャクチャに荒らされるという事件が起きた。公園の管理人はカンカンで「今度こういう事があったら、パークは閉鎖する」と言う。シンジとケイタが犯人を捕まえるため張り込みをすると、深夜、バイクに乗った黒いパーカーの軍団が…。●その他の登場人物/テル、マック(スケボーグループの仲間)、ケイタ(中学時代の誤解がきっかけで、シンジと仲違い。だがスケボー勝負を通じてその誤解は溶け、また以前のように親しくなる)、ジュン(別の町に住むモヒカン頭のスケーター。シンジと親しくなるが…?) -
茶箱広重
一ノ関圭
▼第1話/茶箱広重▼第2話/縦走路▼第3話/黒まんとの死▼第4話/俺が愛した女▼第5話/陽炎街▼第6話/ほっぺたの時間▼第7話/水茎
●あらすじ/安政5年、「東海道五十三次」で有名な浮世絵師・一立斎広重(安藤広重)が亡くなった。後を継ぎ、二代目広重となったのは、弟子の重宣(しげのぶ。本名・鎮平)。広重の名を汚さないよう懸命に努力する重宣だが、先代の妻だったお崑、わずか13歳で政略結婚させられたおかや、弟弟子・寅吉らとの間に生じる複雑な人間関係に翻弄される。やがて寅吉は独立し、実際は三代目であるにもかかわらず「二代目広重」を名乗り、生涯それを通した。一方重宣は世人から「茶箱広重」と呼ばれるようになる…(第1話)。
●本巻の特徴/残された資料も極めて少ない、「茶箱広重」と呼ばれた幻の浮世絵師・二代目広重。不遇な晩年を送ったが、西欧の印象派の画家たちにも大きな影響を与えた彼の人生を丹念に描いた表題作の他、遭難死した山岳部員の死因を推理する「縦走路」、炭鉱夫と芸者の賭けと愛を描いた「俺が愛した女」、5歳と2歳の男の子兄弟と母親の母子家庭の物語「ほっぺたの時間」、「南総里美八犬伝」で有名な江戸時代の戯作者・滝沢馬琴と、彼を支えた周囲の人々を描いた「水茎」など、力作7編を収録した、寡作で知られる一ノ関圭の中・短編集。▼初出「茶箱広重」81年/「縦走路」77年/「黒まんとの死」76年/「俺が愛した女」76年/「陽炎街」79年/「ほっぺたの時間」86年/「水茎」82年
●その他のデータ/巻末に浮世絵研究家としても知られる作家・高橋克彦氏によるエッセイ「一読驚嘆」を収録。 -
忍びの国
和田竜 坂ノ睦
▼第1話〜第4話 ●主な登場人物/無門(「その腕、絶人の域」と詠われる伊賀最強の忍び)、下山平兵衛(伊賀地侍・下山家の長男。無門に弟を殺される) ●あらすじ/天正4(1576)年、戦国期。小国ながら大名どころか盟主すらいない伊賀国は、66もの地侍の小競り合いが絶えない。そんな地侍のひとつ・下山家の砦に、あるとき別の地侍・百地家の軍勢が攻め込んできた。そして、しばらく互角の戦が続いていたが、百地家のたった1人の忍びによって城門を破られてしまう。下山家の長男・平兵衛は、無駄な戦で血が流されることに、ずっと心を痛めていたが…(第1話)。 ●本巻の特徴/舞台は乱世の小国・伊賀。銭のために平兵衛の弟を斬殺した無門。実の息子を殺されても何も感じない平兵衛の父。“人の心”が欠けたこの国に絶望した平兵衛は…? 今、最も注目される小説家『のぼうの城』の和田竜原作小説を、気鋭の新人・坂ノ睦が完全漫画化した話題作、待望の第1巻! ●その他の登場人物/百地三太夫(伊賀地侍。伊賀のリーダー的存在で、無門の主)、木猿・文吾(無門と同じく百地家に仕える下人たち)、下山甲斐(伊賀地侍。平兵衛の父親。十二家評定衆のひとり)、北畠[織田]信雄(信長の次男。伊勢を治めていた北畠具教の養子だが、義父を暗殺し伊勢を手中にする)、日置大膳(信雄の家臣。信長にして「強弓を操る天下一の武者」と言わしめる)、長野左京亮(信雄の家臣。大膳の親友であり、大太刀使い)、柘植三郎左衛門(信雄の家臣。伊賀者で棒手裏剣を操る)、お国(安芸の侍大将・杉原将監の娘。類い希なる美女)
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天上の弦
山本おさむ
▼第1話/母▼第2話/思い描く▼第3話/日本語▼第4話/飛行機▼第5話/鉛筆▼第6話/相川先生▼第7話/荒城の月●主な登場人物/陳 昌鉉(後の名バイオリン職人。幼少の頃はひ弱だったが、何でも器用に作り出す少年)、大善(昌鉉の母。息子を何よりも愛する人)●あらすじ/「東洋のストラディヴァリウス」と称されるバイオリンを、たった一人で作り上げた男・陳 昌鉉。1929年、彼は当時日本の支配下にあった朝鮮半島で産声をあげた。母・大善にとっては、十年待ち望んでやっと生まれた子供だったが、母乳が出ないため、昌鉉は栄養失調でやせ細っていった。思い悩んだ母は、山を越えて隣村へ“もらい乳”に行くが…(第1話)。●本巻の特徴/日本統治下の朝鮮半島で、母の愛に守られて伸びやかに育つ昌鉉少年。やがて、人生を左右することになる相川先生との出会いが…。●その他の登場人物/相川先生(昌鉉の家に下宿している日本人教師。昌鉉の担任)、成哲(何かと昌鉉につっかかる近所の悪ガキ)
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だから笑介
聖日出夫
▼第1話/係長誕生▼第2話/部下▼第3話/業務命令▼第4話/婚約指輪▼第5話/取り調べ▼第6話/今日子さん、大好き!▼第7話/一枚の名刺▼第8話/結婚の理由▼第9話/スタイル ●登場人物/大原笑介(五井物産・食品事業部食品3課係長)、高山時也(五井物産・食品事業部次長)、花園(五井物産・食品事業部食品3課課長) ●あらすじ/今日は五井物産の辞令発令の日。あの大原笑介も、本日より係長に昇進である。次長に昇格した高山、課長になった花園女史と、新体制となった食品3課はヤル気ムード満々。だが、その大事な1日目から大遅刻という失態を演じた笑介。元来、頑張り屋ではあるが、係長の内示を受けてからというもの朝から晩まで働き詰めで余裕がなく、過移出先からの連絡も怠りがち。周囲は少々困惑気味だが…(第1話)。▼現課長が6か月の長期出張のため、食品1課に代理の課長がやってくるという。大阪支社では“スゴ腕”と評判だった人物だけに、笑介たちの食品3課でも話題になっていた。この新課長・西野が初出社の日、たまたま、笑介と部下の女子社員の会話を立ち聞きしていまう。「病院へ行ってみたんですけど…やっぱり、できちゃってたみたいなんです」「そりゃヤバイよ」。当然、西野は、社内恋愛のゴタゴタ話と思い…(第2話)。 ●その他の登場人物/西野課長(第2、5、9話)、泉今日子(第1、2、3、4、56、7、8話)
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聖船のラー
繭住翔太
ヘリオポリスの空を聖船が行く…
船の主は、夜死んで日の出と供に生き返る
「太陽神」ラー。
彼とお付きの神官たちと、
その他の神々が織りなす
肥沃なるエジプトギャグ!! -
奇械仕掛けのブラッドハウンド
ついへいじりう マルイノ
――その《指》は願望を具現化する。
猟奇殺人が起こる街。思い出に溺れて人は死ぬ。
」そして数奇なる運命の車輪は回り始めた……。
平和な街を突如襲った連続猟奇殺人/潰殺事件。
都市という、寂れた箱庭の片隅で探偵稼業を営む芥宗佑(あくた・そうすけ)は、潰殺事件によって家族を殺された高校の後輩・栂貴織(つが・きおり)の訪問を受ける。警察には頼れないと言い張る彼女を、情に流され保護した宗佑は、人捜しの依頼を受けることとなった。そして、貴織の依頼を進めるなか、宗佑は蠢く《指》の因縁に絡め取られていく。
息の合わない相棒・神楽ヰ音耶(かぐらい・ねや)とともに、宗佑は惨劇の舞台裏と黒幕の存在に到達するが……。
ふたりの「探偵」を待ち受けるのは、――悲劇か喜劇か。
かくして、銀の鉄槌は下り、紅き執行者は断罪の撃鉄を上げる。
繰り広げられるは《指》に魅入られた愚者達の輪舞曲――。
新房昭之監督がゲスト審査員として参加し「映像として見せたい」と絶賛した、第8回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞作!!
イラストレーターは『魔法少女育成計画』『拷問塔は眠らない』その他多方面で活躍中のマルイノ!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
D−ASH
北沢未也 秋重学
▼第1話/司、11歳▼第2話/ま!そんなもんだろ▼第3話/え!なんでそーなる!?▼第4話/あ!こんなもんかも▼第5話/18歳の誕生日▼第6話/好きだから▼第7話/早く大人になってね▼第8話/夏休みの幸先▼第9話/紗英ちゃんに会いたい▼第10話/reーhabilitate ●主な登場人物/飯島司(小学生の頃からの俊足が認められ、陸南大学付属の高校に推薦入学したが、ただいま伸び悩み中)、前田紗英(小学生の時に大阪に転校してしまった司の初恋の少女)、坂上凛(司が中2の頃からお世話になっている美容師)、沢井淳子(司の小学生の頃の同級生。司の幼なじみである「かっちゃん」と付き合っていたが…)、マービン教授(司をスカウトし、陸南大学付属高校に推薦入学させた陸上部顧問) ●あらすじ/小学5年生の司は性に目覚めたばかり。仲間のかっちゃんやタジやんと変態少年隊まで結成する始末。そんな彼には気になっている女の子がいる。同じクラスの前田紗英。彼女は昨年、交通事故に遭ってしまいい、母親を失い、自らも足に障害を負ってしまった(第1話)。▼中学3年の司は、かっちゃんから公園に呼び出される。どうやら沢井のことらしい。自分が身を引くから、沢井と付き合ってくれというのだ。勢いで沢井とヤッてしまったとはいえ、紗英のことが忘れられない司は、なんとか断ろうとする(第4話)。▼高校3年になった司はインターハイの出場メンバーに入れなかった。短距離走者の道よりも女の方を選んだ司は、凛さんの家にいりびたりになる(第5話)。 ●その他の登場キャラクター/かっちゃん(第1、2、4、8、9話)、タジやん(第1、2、4、9話)
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バロンドリロンド
北沢未也 梶川卓郎
▼第1話/シンデレラガールと白い馬▼第2話/史上最凶の逃げ馬▼第3話/美浦という名の戦場▼第4話/トレセンの女▼第5話/天狗山にて向かい風▼第6話/昼下がりの美談▼第7話/女神の本性▼第8話/出発
●おもな登場人物/佐倉真子(3年目のJRA騎手。最近、騎乗機会自体が減少し崖っぷち。亡き父ゆかりの馬・バロンドリロンドに乗って、状況を打ち破ろうとしている)、バロンドリロンド(競走馬。三冠馬・オスカーラモーンと四冠馬・ナンシーサンダースとの間に生まれた“七冠ベイビー”。人語を解する?)
●あらすじ/カリスマ馬主だった父をもち、デビュー当時は注目されていた女性騎手・佐倉真子。だが、三年経った現在では、レースに出場する回数も激減。周囲からは“親の七光り”と陰口を叩かれ、電気代も滞納するほどの困窮ぶり。崖っぷち逆転を誓い、亡き父ゆかりの良血馬・バロンドリロンドに騎乗すべく走り出したが…(第1話)。
●本巻の特徴/女帝・ナンシーサンダースの仔に乗って、女性初GIジョッキーになると目指したのも今は昔。現在、崖っぷち状態の真子は、ナンシーの血を継ぐバロンドリロンドの騎乗を目指すが、この馬は人間を乗せることを嫌っているようで…? 快走競馬コミック、新登場!!
●その他の登場人物/沖田(美浦トレセン所属の調教師。女性への偏見からか、真子を快く思っていない)、桜井(真子と同期の騎手。真子とはライバル関係)、山口礼子(競馬誌『さらぶれっず』記者。最近までファッション誌の編集者で、競馬は素人同然。真子に興味を持つ) -
友子の場合
藤野美奈子
●登場人物/田村友子(北大宮高校1年F組)、佐々木孝文(愛称:マモル君/友子のクラスメイト)、中田美貴子(「美貴子の場合」の主人公)、富永明美(「明美の場合」の主人公) ●あらすじ/明日は北大宮高校の入学式。友達が一新するこの機会に、明るくて活発で、かわいらしく、モテモテで、賢くて……ぶわ〜っと目立つ女になってやるっ!! と意気込み自己紹介の予行演習を行なう友子。キョンキョン風、俵万智+ナブラチロワを2で割った女風、吉田戦車風、中崎タツヤ風……いろんな女風を試してみたが、結局モノマネで挑むことを決心する。そして、当日……(「友子の夜明け」)。▼明日は定期テスト。全くテスト勉強に手を付けていなかった友子は、その夜テスト範囲を確認し、その量に愕然とする。しかし、悩んでいても進まない。とにかく勉強を始めようとするが……(「友子の長い夜」)。▼遅刻をしてしまったある日の朝、友子が教室に入るとクラス全員の姿が見えなかった。全校生徒が集まる朝礼の日だったのだ。どうにかして人に気付かれずに朝礼の列に紛れ込めないものか、と知恵を絞るが、どうもいい案が浮かばない。そこで、友子は「まさか朝礼の遅刻をのがれるために、こんなことまでする訳がないだろう」と皆に思わせるくらいの大きなウソを考えてみることにした(「友子の長い朝」)。 ●本巻の特徴/友子が北大宮高校に入学し、クラスメイトのマモルと聖夜をおごそかに(?)迎えるまでの出来事を、途中小6時代の友子の物語をはさみながらオムニバス形式で描いている。巻末には番外編の「美貴子の場合」「明美の場合」が収録されている(「美奈子の場合」は、表紙のみ他と同様に自己紹介風に作られた作者のあと書き)。 ●その他の登場人物/友子の母、かよこ(友子のクラスメイト)、由美(友子のクラスメイト)、関谷(保健体育の先生/「友子の長い朝」「友子の夏場<前・後編>」)、森山(友子のクラス担任/「友子の長い朝」)、花井由香里(「友子の調べ♪」)
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百年川柳
業田良家
▼第1章/置くだけで自転車カゴはゴミ集め▼第2章/牛乳は人のスキ見てふきこぼれ▼第3章/防犯のカメラの前でいい子ぶり▼第4章/いつの間に受話器コードは身をよじる▼第5章/証拠なし娘の頃はもてたのよ▼第6章/遊園地長蛇の列は折りたたみ▼第7章/形状を記憶喪失した女房▼第8章/賞味期限切れても食べるいい加減▼第9章/金がないモデルハウスで思い出し▼第10章/自殺者で株を上げるは景勝地▼特別番外編/赤瀬川タミ子の章 [ゴーダ式百年川柳実戦講座]▼その1/川柳作家はガリレオだ▼その2/発見と拡大鏡▼その3/百年川柳、最低のルール ●登場人物/ゴーダさん(作者の分身)、赤瀬川タミ子(主婦。いつも後ろ姿しか見せない天才的川柳家)、品川勇一郎(ひねった川柳で両親の離婚を止めた驚くべき4歳児)、みち子(いつもダイエットに挫折する女性)、木島均(同級生との恋の悩みを川柳に託して語る男子学生) 他 ●本巻の特徴/たとえば、現在の日本ではなかなか感じることができない「かいがいしさ」について……。ある日、ガソリンスタンド(G・S)で働く若い女性に接した男(おそらく平均的なサラリーマン)は、今や日本では“絶滅”したと思われた「かいがいしさ」を体験する。そこで、一句。『G・Sで「かいがいしさ」を思い出し』。そして、男は帰宅してから自分の妻にボソっとつぶやく。「おまえ ガソリンスタンドで働いてみる気 ないかい」………倦怠期にある夫婦の寂しくも哀しい生活を川柳で切り取ってみせたこの作品以外にも、“人生の悲哀と喜び(?)”を「川柳+コミック」で表現した作品を満載!! ●その他のデータ/赤瀬川タミ子独占インタビュー、川柳索引
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歩武(あゆむ)の駒
村川和宏
▼第1話/約束▼第2話/コレクター▼第3話/創造力▼第4話/必至▼第5話/真剣師▼第6話/因縁▼第7話/逆転▼第8話/桂子の憂うつ
●登場人物/雪村歩武(ゆきむらあゆむ。創造力に富んだ将棋を指す高校生。桂子とは幼なじみ)、北山桂子(プロ棋士を目指す女の子)
●あらすじ/北山桂子は女性プロ棋士を目指す女子高生。その守りはすでにプロ並と評判で「守りの北山」と呼ばれるほどだった。そんな彼女には、幼いころ、遠くに引っ越していった幼なじみの少年と交わした約束があった。それは、別れるとき、決着のつかなかった将棋の続きをいつか必ずやろうというものだった。その約束から何年もの時が過ぎても、この約束を果たすこともできず、諦めかけていた桂子だったが、ある日クラスにやってきた転校生の顔を見て驚く。その転校生こそ、約束の相手、雪村歩武(あゆむ)だったのだ!! 驚きと喜びを抱え、桂子は約束通り勝負を挑むのだが、歩武からは冷たい反応が。「俺…将棋…やめたんだ…」(第1話)。
●その他の登場キャラクター/ 尾花沢 孝(桂子の師匠であるプロ棋士)、最上聡士(“黒き龍”と呼ばれるプロ棋士) -
田宮が来る!
テリー山本
▼第1話/田宮FAす▼第2話/田宮登板す▼第3話/田宮深慮す▼第4話/田宮挑発す▼第5話/田宮困惑す▼第6話/田宮脱帽す▼第7話/田宮激振す▼第8話/田宮懐柔す<sub> </sub>
●登場人物/田宮豊(リーグを代表するベテランリリーフエース。突然のFA宣言により、弱小球団のセネタースに移籍)、高橋猛(セネタースの二軍捕手。キャッチングに光るものがあるが、リードはいま一つ)、清家弘(セネタースの正捕手。四番を打つチームリーダー)<sub> </sub>
●あらすじ/球界ナンバーワンの抑え投手、田宮豊が突然のFA宣言。その裏には、球団が監督に対して行った不義理な仕打ちへの反発があった。彼が選んだ移籍先は、ダントツの弱小球団・川崎セネタース。新天地での活路を見出すべく、早速、新たな女房役を探す田宮だが!?(第1話)▼この巻の特徴/田宮は新たな女房役として、二軍捕手の高橋を大抜擢する。この高橋、キャッチングは一流だがリードその他はいまひとつ。高橋を一軍に呼び寄せ、リードの大特訓を始める田宮だが!?<sub> </sub>
●その他の登場人物/古旗(フライヤーズの正捕手。かつて田宮とバッテリーを組んでいた。冷静な性格)、慶喜(ギガンテスのスーパールーキー。リトル時代の高橋の後輩)、村野(フライヤーズ時代の田宮の恩師。フライヤーズを退団後、シーガルズの監督として球界に復帰) -
超番ワニオ
樫本学ヴ
●あらすじ/父の仕事の都合で、県立我武里高校に転校してきた鈴木トモヤ。前の学校ではいじめられていたので、今度は心機一転、新しい学校でがんばるぞと思っている。ところが転校初日、トモヤが目にしたクラスメイトは、見るからにガラの悪そうな連中ばかり。“いじめられる前にいじめられる”という悲しい処世術が身についてしまっているトモヤは、早速服を脱ぎ、裸踊りを初めてしまった。するとそこに「男ならもっと自分に自信を持ったらどーなんだ!」と、トモヤを叱咤する力強い声が。その声の主こそ、我武里高校を仕切る番長・ワニオだった!!(第1話)▼第1話/番長だワニぃ…!?▼第2話/ワニオのヒミツ▼第3話/ワニオ家の人々▼第4話/合コンの彼方に▼第5話/進退かけた身体検査▼第6話/もてもてトモリン?▼第7話/もう一人の番長▼第8話/ワニオの弱点…▼第9話/目には目をワニはパオ??▼第10話/周回遅れのツーリング?▼第11話/恐怖(?)の裁判長▼第12話/山羊と羊がやってきた!?▼第13話/宝!だから…!?▼第14話/チョコっとラブ●主な登場人物/ワニオ(本名・木村ワニオ。県立我武里<がぶり>高校の番長。人間の言葉を喋るが、正体はほとんどワニ。海水にふれると怪獣化してしまう)、鈴木トモヤ(通称トモリン。我武里高校に転校してきて、ワニオと親しくなる。ちょっといじめられやすいタイプ)、コアラ番長(我武里高校、最強にして最悪と言われる、伝説の裏番長。だが、実態は小さくてかわいいコアラ。本名・佐藤ユカリ)●本巻の特徴/我武里高校の番長・ワニオが、学園せましと大活躍。宿敵・コアラ番長や、聖 亜仁丸(セント アニマル)学園のアニマル番長連合からやってきた恐るべき刺客たち、猫の暴走族・ワイルドキャッツ、そして謎の美少女・八木田メエらと笑える死闘を繰り広げる。ダジャレ満載のギャグコミック、第1集。●その他の登場人物/木村奈々美(ワニオの妹。とってもかわいい女の子で、トモヤは夢中になる。でもやっぱりワニの尻尾が生えている)、ゾウ番長・サイ番長・ヤギ番長(アニマル番長連合の恐るべき刺客)、八木田メエ(我武里高校に転校してきた謎の美少女)、セバスチャン(八木田メエの執事)●その他のデータ/巻末に「らくがき おまけ漫画 あとがき」を収録。
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無限海漂流記
松本零士
●登場人物/ラダー(宇宙のとある惑星で殺戮を続ける男)、裸田(ラダーの先祖)。 ▼第1話/赤血光道編▼第2話/暗黒光道編▼第3話/無体漂流者編▼第4話/ワイナピチュの黒い影▼第5話/ガンフロンティア ●あらすじ/広大な宇宙の中にある惑星で無差別殺戮を続ける男・ラダー。彼が何故人を殺していくのか、ラダー自身も、その他の誰も知らない。ある時、出会った敵を追ったラダーは、一艘の漂着した宇宙船までやってくる(第1話)。▼地球に深い霧が漂っている。その霧が晴れた時、闇が訪れた。3ヶ月後、闇夜に宇宙船が現われ、裸田をはじめとする人々は、支持に従い宇宙船に乗り込む。地球を飛び立ったその時、地球は黒い星と衝突、消滅する(第2話)。 ●本巻の特徴/暴騰で語られるラダーの殺戮行為の理由が、第5話で明らかに。 登場する惑星/ラダーのいた惑星(名前なし)(第1話)、地球(第2、3話)、大気の希薄な惑星(名前なし)(第4話)、ガンフロンティア(第5話)
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愛犬しつけ教室 プラスわんっ!
菊田洋之
▼第1話/泉名結子と申します▼第2話/しつけの本質▼第3話/リーダーシップ▼第4話/犬の相性▼第5話/夜鳴き癖▼第6話/お散歩ルート▼第7話/親子の関係(前編)▼第8話/親子の関係(後編)●主な登場人物/泉名結子(愛犬教室「プラスわん」で住み込みで働き始めた新米ドックトレーナー)●あらすじ/愛犬しつけ教室「プラスわん」。犬の訓練士の資格を持つ泉名結子19歳は、住み込みでの求人募集を見てやってきたが、家出してきたことを見破られてしまい、門前払いされてしまう。他に行くところがない結子は、ダメもとで説得すべく、門の前でねばるが…?(第1話)●本巻の特徴/ペットにまつわる様々なトラブルと、その家族である人間がかかえる問題を、新米訓練士・泉名結子がずばっと解決しちゃいます! 「ビッグコミックオリジナル」増刊号で連載中の話題作、待望の第1集登場!!●その他の登場人物/守田靖代(プラスわんの経営者夫婦。しつけ担当で、面倒見のいいお母さん)、守田達彦(プラスわんの経営者夫婦。獣医師でもあり、結子のよき理解者)、瀬古さん(プラスわんの先輩訓練士。セコくて、こずるい性格の持ち主)
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ポルタス
阿部潤
▼第1話/踊るナイフ▼第2話/そこに希望なんてない▼第3話/ばたふらい▼第4話/隠し面▼第5話/爪を噛む▼第6話/子消し▼第7話/石つぶて▼第8話/憎悪▼第9話/呪念▼第10話/青い空▼最終話/愛するということ●主な登場人物/川上あさみ(高校2年。17歳。同じ美術部に所属する友人・千春の死の真相を追う)、沢ケイゴ(美術教師で、あさみの所属する美術部の顧問。あさみとともに千春の死の真相を探る)●あらすじ/川上あさみは、昔流行したTVゲーム[ポルタス]に関する噂話を聞く。それは[ポルタス]のあるステージにひとりの男の子が現れ、彼の問いかけに「はい」と答えると、その人は必ず死んでしまうというものだった。そんな折り、最近学校を休みがちだった美術部員・千春が、部活動にやってきた。あさみが千春に休んでいた理由を聞くと、彼女は[ポルタス]にハマッていたと答えて…(第1話)。●本巻の特徴/謎の自殺を遂げた千春。彼女の自室でTVゲームの[ポルタス]を発見したあさみは、彼女の死にそのゲームが関与しているのではないかと疑いを持つ。しかし、その死の真相を探るうち、自らも[ポルタス]に囚われていき…!? 底なしの大絶望ホラーコミック、ついに単行本化!!●その他の登場人物/千春(あさみの友人で、同じ美術部所属。TVゲーム[ポルタス]にハマッた後、謎の自殺を遂げる)、山下真由美(あさみの通う高校の国語教師。過去に彼氏のトオルを千春と同じような原因で亡くしている)、菅野サトシ・サトル(謎の死を呼ぶTVゲーム[ポルタス]の開発者)