●主な登場人物／高槻涼（極小の金属生命体ARMS「ジャバウォック」を埋め込まれた高校生）、新宮隼人（血の気が多くケンカっ早い高校生。ARMS「ナイト」を埋め込まれている）、巴武士（ARMS「ホワイトラビット」を埋め込まれた高校生）、久留間恵（ARMS「クイーン・オブ・ハート」が埋め込まれた女の子）
●あらすじ／「ブルーメン」の李により、アジトである屋敷にかくまってもらうことになった涼と恵。李は涼たちの捕虜となっているティリングハースト博士から「エグリゴリ」の数々の謎を聞こうとする。博士は情報と引き換えに、植物状態の武士の体を実験材料として使うことを要求する。武士を救うためには博士に調べてもらうしかないと考えた涼は、その条件をのんだ。そして博士はエグリゴリの暗部といわれる「アサイラム」のことをはじめ、様々な秘密を明かしはじめる。その頃、涼たちのもとを離れた隼人は、殺し屋・グリージョ兄弟の襲撃を受けていた（第1話）
●本巻の特徴／予想通りアジトを襲撃にきたエグリゴリの3人と涼たちの死闘が始まる。あまりに強力な敵の前に大苦戦する涼と恵。そこへグリージョ兄弟を倒した隼人が駆けつけ、コウ・カルナギと対峙する。この勝負の行方は…!?
●その他の登場人物／サミュエル・ティリングハースト（エグリゴリの誇る世界的物理学者。ARMS計画の中心的人物）、ユーゴー・ギルバート（元はエグリゴリ側だったが、現在は涼たちと行動を共にするテレパシスト）、コウ・カルナギ（エグリゴリ特殊実験体収容施設“アサイラム”の囚人。生身の人間だが、ARMSに匹敵する力を持つ）、ラヴィニア・ウェイトリー（夢魔＜ナイトメア＞と呼ばれる、エグリゴリのテレパシスト）、ジェームズ・ホワン（エグリゴリの参謀的人物。遠隔透視力＜リモート・ビューイング＞を持つ）、グリーン（エグリゴリを支配する4人のキースシリーズのひとり。ARMSは「チェシャキャット」）