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浮浪雲(はぐれぐも) 79巻
- 作者
- 雑誌
- 価格
- 630pt/693円(税込)
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。
▼第1話/風鈴蕎麦▼第2話/残暑の人▼第3話/ふろふき大根▼第4話/隅田川▼第5話/もののけ峠▼第6話/寿限無▼第7話/韋駄天(いだてん)▼第8話/雨女▼第9話/矢切の渡し●主な登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場「夢屋」の頭。飄々とした遊び人)、おカメ(雲の妻。夫や子供たちを大きな愛で包む女性)、新之助(雲の息子。真面目な少年)、お花(雲の娘。お転婆だが、なかなか鋭い)●あらすじ/真っ昼間から湯屋をのぞくひとりのご隠居。「普通の人の生活ぶりというものを知りたい」と言い放つその笑顔は、まさに好奇心の固まりといった感じである。ところてんの屋台、さらには街行く女性のお尻と次々に興味を抱くと、ついには偶然出くわしたおカメまでもお茶に誘う始末。同行する家来・杉作の困り顔も意に介さず、市井見物をまだまだ楽しむご隠居であったが…!?(第1話)▼まだまだ残暑が厳しい中、今日も豆腐を売り歩く老人・与作。おつかいで豆腐を買いに来たお花と世間話をして、ひとときの休息を取っていた。お花の顔を感慨深げに眺める与作には、お花と同い年のおキミという名の孫がいて、おキミの手形を染めた手拭いを御守りにしているのだが…(第2話)。●本巻の特徴/わがままで勝ち気な若い娘の意外な一面を描く「ふろふき大根」、失踪した息子を探し続ける母親を通して、深い母の愛情を描く「隅田川」など、人情にあふれた9編を収録!●その他の登場人物/欲次郎(「夢屋」の番頭。実務に長けたやり手)、渋沢先生(博学多才の隠居老人。新之助らの良き相談相手)、青田先生(新之助の通う寺子屋の先生)