ジャミウォン国の女帝トゥバン・ジンは、辺境国の視察で一人の青年を見初めた。狼一族のラン。彼は眉目秀麗で武にも秀でていたが純血ではなく、一族からは疎まれていた。自らの運命に抗うため、ランは故郷を捨て、女帝の導きによって皇宮にやってくる…宮廷を舞台に繰り広げられる女傑と狼の絢爛恋絵巻。